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いつまで続くの!?抜歯後の口臭に有効な5つの対策方法。

2016年01月15日 13時57分
抜歯後の口臭、気になりますよね。いつまで続くのか、そもそも原因は何?抜歯後の口臭を抑えるのに有効な5つの対策法について詳しく解説いたします!

いつまで続くの!?抜歯後の口臭に有効な5つの対策方法。

そもそも抜歯後に口臭がするのは何故?原因は??

抜歯後の口臭は、抜歯してから傷が治るまでのプロセスと関係があります。歯を抜くと出血しますが、抜けた後の穴に溜まった血が固まって、赤黒いゼリー状の血餅と呼ばれるものに変わります。血餅はかさぶたのような役割を果たします。少しずつ表面の組織ができていき、一カ月後には抜けた後の穴が歯ぐきに覆われてふさがります。その下の骨の穴がふさがるまでには2~3カ月かかります。

<細菌がガスを発生させている>

口臭というのは、口の中の細菌が栄養分を得て増殖し、臭いにおいのするガスを出すために発生するものです。そのため、抜歯直後口の中が血のにおいで臭くなるというだけでなく、栄養豊富な血液の成分が抜歯後ある程度の期間にわたって常に口の中に存在することで、口臭を出す細菌に絶えずエサを与えていることになってしまうのです。

<食べかすが腐敗している>

また、抜歯した後の傷口には食べ物もたまります。食べ物がたまると、食べ物自体の腐敗したにおいがまず口臭の原因となります。さらに、その食べ物が口臭を出す細菌のエサになってしまうため、ますます口臭がきつくなってしまいます。

<ばい菌によって化膿している>

もうひとつの可能性は、抜歯後の傷口の治りがあまりよくない場合、ばい菌が入って化膿してしまうことがあります。黄色い膿はそれ自体強いにおいを発しており、これも口臭の原因となります。

抜歯後の口臭の対策方法を教えて!

1、傷を早く治す

一番の基本は、できるだけ早く抜歯後の穴がふさがるようにすることです。穴がふさがれば口臭もなくなるからです。そのために、傷の治りを遅くする喫煙や飲酒は控えましょう。また、硬い食べ物や刺激の強い食べ物を食べないように注意しましょう。栄養や睡眠を十分に取り、回復力を高めるよう心がけることも大切です。

口臭が気になるからといって、歯ブラシやつまようじ、指や舌などで抜歯後の傷をいじるのは禁物です。傷の治りが遅れるだけでなく、かさぶたの役割を果たす血餅が取れてしまい、ドライソケットという激痛を伴う状態になるおそれがあります。同じ理由で、過度のうがいも控えましょう。気になるところですが、傷口を早く治すためだと割り切って、しばらく我慢するしかありません。

2、できる範囲で清潔を保つ

抜歯と関係のないところの歯は、小さめの歯ブラシやワンタフトブラシを使ってきれいに磨くようにしましょう。殺菌作用のあるうがい薬で軽くうがいするのもよいでしょう。また、時々歯科医院で傷口の洗浄をしてもらうこともできます。先の細長い専用の水鉄砲のようなものに生理食塩水を入れて洗浄するのですが、腐敗した食べカスなどが取れてスッキリします。

3、唾液の力を利用する

口臭を軽減する重要な要素のひとつは、唾液です。唾液は天然の抗菌洗浄液です。唾液をたくさん分泌できれば、細菌を減らしたりその活動を抑制したりすることができます。上述のように、口臭の主な原因のひとつは細菌が出す臭いガスですから、これが口臭を軽減することにつながります。唾液をたくさん出すには、十分に水分補給をすること、よく噛んで食べることが助けになります。また、舌やあごをよく動かすことやすっぱいものを想像することも唾液を増やす効果があります。

4、においをカバーする

ガムを噛んだり、ミントのタブレットをなめたりすることで、においを一時的にカバーします。根本的な解決にはなりませんが、抜歯後の穴がふさがるまでの期間を乗り切る方法です。また、ガムの場合は特に、噛むことによって唾液の分泌も増やすことができ、上述のように口臭軽減につながります。とはいえ、抜歯したところで噛んでしまうと、血餅が取れてしまう危険もあるため、抜歯した歯と反対の側で噛むよう気を付けてください。

5、マスクをする

これも抜歯後の穴がふさがるまでの期間を乗り切るための方法です。口臭が人に届くのをかなり防ぐことができますし、歯を抜いたから腫れ隠しを兼ねてマスクをするというのも自然な理由で良いでしょう。

抜歯後の口臭はいつごろまで続く?

たいてい抜歯後腫れや痛みがなくなる5日目くらいから気になりだす人が多いようです。

1週間から2週間ほどが口臭のピークで、そのあと1カ月から2カ月ほど口臭が続きます。

抜いた歯の大きさや抜歯の難しさ、傷の治りの良さにも個人差がありますが、抜歯後の穴がふさがれば口臭も治まります。もし2~3カ月たっても口臭が治まらないようであれば、化膿や炎症など何か問題があるという意味ですので、そのような場合は一度歯科医師に相談するほうがよいでしょう。

まとめ 抜歯後の口臭で気をつけるべきこと!

抜歯後の穴から悪臭のする汁が出てくることがあります。人によって表現は違いますが、「歯槽膿漏のニオイ」「歯垢のニオイ」「ドブのニオイ」「オッサンのニオイ」などと表現され、臭さと苦さが混じったような汁です。この場合二つの可能性が考えられます。

  1. 抜歯後の穴に詰まった食べ物が腐った液
  2. 化膿しており膿が出ている

1つ目の場合は心配ありませんが、2つ目の場合は早急に受診が必要です。腫れや痛みがある、ティッシュを噛むと黄色いものがつく、といった場合は2つ目の可能性が高いため、歯科医師に相談してください。

最後に、抜歯後の口臭について重要な点をおさらいしておきましょう。

  • 傷を早く治す
  • できる範囲で生活を保つ
  • 唾液の力を利用する
  • においをカバーする
  • マスクをする

 

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