親知らずの抜糸について
親知らず抜歯を終えたみなさん、本当にお疲れ様でした。残すところは抜糸だけですね。今回はそんな抜糸までに気をつけるべきことや、トラブルへの対処法をご説明いたします。
親知らずの抜糸までに気をつけるべきこと
1.親知らずを抜いた当日はうがいをしない
親知らずを抜いた後、抜いた部分に血が溜まってそれが徐々に歯茎へと置き換わっていきます。出血が気になったり、食べ物が穴の中に入るのが気になったりしてうがいをしてしまうと、せっかく溜まった血の塊が流れてしまい、骨が露出して強い痛みを出すことがあります。(ドライソケット)
2.血が止まるまでしっかりとガーゼを噛んで止血する
歯科から出されたガーゼをしっかり噛んでおけば(ないときは家庭にあるガーゼやティッシュなどでも可)、ほとんどの場合出血はいずれ止まります。
3.抜いた当日・翌日は血の流れが良くなることを避ける
抜歯した当日・翌日は激しい運動や入浴(シャワーは可)など血液の流れを良くすることを控えましょう。出血が止まりにくくなります。
4.穴に物が詰まっても無理に取ろうとしない
抜いた穴に食べ物が詰まると気になって取りたくなりますが、無理に取ろうとすると血の塊まではがしてしまうことがあります。
5.食べるときは反対側で
食事をするときは、抜いた部分を傷つけないよう、反対側の方で食べるようにしましょう。
6.糸を引っ張ったり、舌で触らない
糸をいじるとほどけて、傷口が開いてしまいます。
7.抜歯をした部分の歯磨きはそっと行う
抜歯をした部分の糸に歯ブラシが引っかかって糸をほどいてしまわないように注意しましょう。
8.タバコを吸わない
タバコは傷の治りを悪くします。抜糸を行うまでの一週間はタバコを控えましょう。
9.投薬された薬を指示通りに飲む
親知らずを抜いた後は痛み止めの他に抗生剤が出されます。抗生剤はきちんと決められた通りに飲まないと効果が出にくくなります。
抜糸の前に考えられるトラブル
糸が取れてしまった
糸が取れてしまうことは珍しくありませんが、数日後であれば特に問題ありません。すぐに取れてしまった場合には歯科医院に連絡をしましょう。
抜いた穴に物が溜まる
抜いた穴には物が溜まるのは仕方がありません。血が止まっていれば軽くうがいをして取れる分だけ取りましょう。物が入っていてもきちんと治ります。爪楊枝などで取ろうとしたりなど、深追いは止めましょう。
抜いた穴の所から変な臭い、味がする
抜いた穴から血の匂いや味がしたり、食べカスの腐敗臭がすることがあります。
抜糸の方法、痛みの有無について
抜糸の方法は、抜歯をしてから約一週間後に糸をハサミで切って取り除くだけです。痛みはほとんど感じませんので麻酔も必要ありません。そして抜いた傷口を消毒し、食べカスなどがたまっている場合には良く洗い流して取り除きます。
親知らず抜糸について まとめ
親知らずの抜糸までに気をつけるべきこと
- 親知らずを抜いた当日はうがいをしない
- 血が止まるまでしっかりとガーゼを噛んで止血する
- 抜いた当日・翌日は血の流れが良くなることを避ける
- 穴に物が詰まっても無理に取ろうとしない
- 食べるときは反対側で
- 糸を引っ張ったり、舌で触らない
- 抜歯をした部分の歯磨きはそっと行う
- タバコを吸わない
- 投薬された薬を指示通りに飲む
抜糸の前に考えられるトラブル
- 糸が取れてしまった→すぐに取れてしまった場合には歯科医院へ
- 抜いた穴に物が溜まる→軽くうがいをする程度に抑え、深追いは禁物
- 抜いた穴の所から変な臭い、味がする→血や、食べかすの腐敗臭が原因
抜糸の方法、痛みの有無
- 抜歯から約一週間後に糸をハサミで切って取るだけ
- 痛みはない
- 消毒し、食べカスなどが詰まっている場合は洗浄
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