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知っているようで知らない虫歯菌の全て。感染方法から虫歯予防まで完全網羅!

2015年10月23日 13時30分
虫歯菌(ミュータンスレンサ菌)についてきちんとご存知でしょうか?虫歯の元になる菌を知ることで、虫歯予防を極めましょう。今回は知っているようで知らない虫歯菌について、その感染方法や経路、虫歯予防について詳しく解説いたします!

虫歯菌について

虫歯菌についてきちんと知っている人は案外少ないのではないでしょうか。なんとなく、虫歯と関係あるんだろうな・・・。くらいのアナタにこれから詳しく解説いたします!

虫歯は虫歯菌が作っている?そもそも虫歯と虫歯菌の関係は?

虫歯は感染症かつ多因子性疾患です。また、基本的には子供の病気とされています。成人となり菌が十分成熟すると、青年期までの慢性虫歯が進行することはあっても、口腔内清掃が不良な場合を除き新生虫歯にはかかりにくくなります。主な虫歯の病原菌であるミュータンスレンサ球菌(虫歯菌)が歯にデンタルプラークを形成し、ミュータンスレンサ球菌以外の歯に付着能の低い多くの口腔内細菌もコロニーを形成していきます。これらの細菌が糖質を基質として酸を産生して歯を脱灰(歯の表面、エナメル質を溶かしていくこと)し、さらには溶解させていく現象のことを虫歯と一般にいわれます。よって、虫歯はバイオフィルム感染症ともいわれています。

どうやって虫歯菌に感染してしまうの?

虫歯菌は唾液によって感染していきます。

直接キスをしてなくても、小さいときに両親の使ったスプーンやお箸等唾液のついたものを介して食事をしていた場合、大人の口にした飲み物を飲んでいたり、お口の中で一度咀嚼したものを子供に与えていた場合、虫歯菌に感染してしまいます。感染し定着する一番の時期は、主に「乳歯の萌出期」にあるといわれています。糖質を摂取する機会が増えたことと、他の菌がまだお口の中に多く存在しないこと、虫歯菌が定着する「歯」が萌出してくるためであると考えられます。

親子間やキスで虫歯菌が感染する?赤ちゃんには虫歯菌がいない?!

生まれたばかりの赤ちゃんのお口に虫歯菌は存在しません。虫歯菌が子供のお口の中に感染し定着するのは主に乳歯の萌出期であり、特に乳臼歯の萌出時期にあたる生後19〜31ヶ月は「感染の窓」とも呼ばれています。ミュータンスレンサ球菌は、母子間でその菌型が一致することが最も多く、母親の唾液にミュータンスレンサ球菌量が多いと子供の感染率が高くなること等から、子供のミュータンスレンサ球菌は大半は母親から感染すると考えられます。
しかし、スキンシップの多い家庭であれば父親や祖父母からの感染も十分にあり得ます。将来カリエスフリーにするためにも、

赤ちゃんに虫歯菌を感染させないように気をつけましょう。

その他虫歯菌の感染経路は?

主な感染経路は乳幼児期のときに関わりの深い両親や祖父母、兄弟になります。その後、大人になってからは友人やパートナーから同じように唾液を介して虫歯菌が感染することになりますが、歯は萌出後成熟していくことから、乳幼児期(19〜31ヶ月)に比べてその虫歯菌で虫歯に成るリスクが上がることはありません。

虫歯菌を除菌、死滅させる方法は?

お口の中には300〜400種類の菌が存在します。よく歯磨きする人でも1000〜2000億個もの細菌がいると言われています。これらの菌がバランスをとりながらお口の中に生存しているため、虫歯菌を完全に除菌、死滅させることは不可能です。
その代わり、虫歯菌を増やさない、減らす努力をすると口腔内細菌叢のリスクを減らすことができます。

自宅でできること

<歯磨き>

「フッ化第一スズ」が含まれたフッ素ジェルを使用することで、主な虫歯病原菌であるミュータンスレンサ球菌を減少させてくれます。

<キシリトール配合のガムを摂る>

キシリトールが50%以上含まれるガムやタブレットを摂るとミュータンスレンサ球菌の働きを弱めてくれます。含有量が多いガムやタブレットは市販では手に入りずらいので、歯科で販売しているものを購入するとキシリトールの含有量の多いものが手に入ります。

歯科医院でできること

<プロフェッショナルケアを受ける>

細菌のコロニーであるデンタルプラークを取り除くため、定期的にプロフェッショナルケア受けることで、ミュータンスレンサ球菌の数を減少させることができます。

虫歯菌からカラダを守るには、どんな方法がある?

虫歯菌は今ではお口の中だけでなく、全身疾患にも関わりがあることがわかってきています。この虫歯菌から全身に感染を引き起こさないためにはまず「早期発見・治療」を心掛けることが重要です。そのためにも普段からセルフケアをきちんと行い、定期的に歯科検診を受けることが虫歯菌の感染予防につながります。

歯科検診は年に2~3回受けるべし!

「自分で気づけるから検診を受けなくても大丈夫」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、歯周病や根尖病巣(歯根の先端に膿がたまる病気)は自覚症状が出る頃には手遅れの状態になっている方が大半です。早い段階で気づくことができれば、その症状を治すための治療手段も選択の幅が広がります。また、長期間歯周病原菌や虫歯菌が血液を介して全身に広がることを防ぐこともできますので、「早期発見・治療」のためにも歯科検診を年に2〜3回受ける事をお勧めします。

虫歯菌が脳に行くと死ぬという話を聞いたことがあるのですが、本当??

はじめのころは痛みがある虫歯でもある程度放っておくと歯の神経が完全にしんでしまい、痛みがなくなります。痛みがなくなったからと虫歯を放置していると、歯根の先端に膿が溜まっていきます。やがては、歯を支えている顎の骨まで到達し骨髄炎を起こすことがあります。このころになると、血液を介して虫歯菌が全身に回っていきます。
健康な人であれば、多少虫歯菌が全身をめぐっても身体の防御反応で重症化することはありませんが、糖尿病の方や免疫機能の低下している方、疲れや体調不良のある方は細菌感染に勝てず、感染性心内膜炎や脳腫瘍等のケースになることがあります。

虫歯菌が多い人、少ない人がいる?

口腔内細菌叢

早い段階で虫歯菌に感染してしまうとそれだけ虫歯のリスクも増加します。
どれだけ乳幼児期に虫歯菌に感染しないかで虫歯が多いか少ないかに関わってきます。
虫歯菌の多いか少ないかは遺伝ではなく、どれだけ両親から虫歯菌を感染させられたかによります。よって、赤ちゃんができたら両親やご家族は感染させないためにも虫歯の検診と治療を早い段階で受けることが、ゆくゆくその赤ちゃんの虫歯菌の数に関わってきます。

食餌基質

虫歯菌が多い人は、虫歯菌が育ちやすいお口の中の環境にあります。
虫歯菌は糖質(特に二糖類のスクロース)をエサにしています。このスクロース含有食品の取り方(食事時か間食時か)、量により虫歯のなりやすさ、虫歯菌の量が変わっていきます。
砂糖摂取量が多く、紙面に停滞しやすい性状ほど虫歯が増加します。

宿主と歯

歯が萌出した後は、唾液中のカルシウムイオンとリン酸イオン等を取り込み石灰化し、だんだん歯質の結晶性が向上していきます。この現象を萌出後成熟と言います。成熟した歯は、萌出したての歯に比べ強いため大人になって虫歯菌に感染されてもカリエスリスクは低くなります。
虫歯菌が多いか少ないかは感染の対象である「歯」の強さで、虫歯菌が増殖しやすいかどうかが変化していきます。萌出後成熟が行われる萌出後2、3年は特に重点的管理が必要となってきます。

虫歯菌について まとめ

最後に虫歯菌について重要な点をおさらいしておきましょう。

  • もともと赤ちゃんの口内に虫歯菌はいない
  • 唾液によって感染する
  • 完全に除去することはできないが、歯磨きや歯科医院で健診を受けることでリスクを減らせる

いかがでしたか。我々が運営しております”どくらぼ”には、他にも皆様の大切な歯に関する情報が盛りだくさんです!是非他の記事にも目を通していただき、正しい知識を身に付けてくだされば幸いです。今後とも”どくらぼ”を宜しくお願い申し上げます。最後までご覧頂きましてありがとうございました。

 

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