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親知らずを入院して抜歯する際の注意点や流れ、総まとめ。

2015年10月12日 10時45分
親知らずの抜歯は痛みや腫れなど不安が多いですよね。しかも上下左右4本の親知らずを抜歯しないとならない場合は大変です。でも最近は親知らずを入院して抜歯できるのです!今回は親知らずの入院に関して解り易くご説明いたします。

親知らずを入院して抜歯する場合の注意点など

親知らずの抜歯に恐怖心を抱いている人も多いことでしょう。痛いって聞くし、術後にすごく腫れた人を見たことがあるし・・・。しかし安心してください。親知らずの抜歯と一口に言っても様々です。今回は親知らずの抜歯に恐怖心を抱えている人の強い見方「入院による親知らずの抜歯」について細かくご説明いたします。

どのような親知らずの場合入院して抜いたほうがいいと言える

下顎の埋伏歯で深くに埋まっている場合

親知らずの抜歯は全て入院して抜く必要があるわけではありません。入院して親知らずを抜歯する場合は通常の抜歯よりも非常に困難な抜歯の場合です。特に下顎の親知らずで骨の深くに埋まっている親知らずは神経との位置関係などから全身麻酔で抜歯をする場合もあります。

全身疾患などが原因で止血が困難な場合

心臓や脳血管などの病気でワーファリンなどの血が止まりにくくなるお薬を飲んでいる患者さんの場合に入院下で抜歯を行う事があります。これは抜歯後の血が止まりにくいため、再出血の可能性が高く止血材などを用いながら止血をする必要があるからです。通常は一泊二日の入院でよいのですが、止血が困難で出血が続く場合は数日間の入院を必要とすることもあります。

歯科恐怖症の場合

親知らずの抜歯では歯ぐきに切開を加えたり、骨を削ったりと、患者さんの不快な処置が多くあります。その為、歯科治療に極端に恐怖心を感じる人の場合には入院して抜歯をすることがあります。通常に抜歯を行うと過呼吸などを引き起こす場合や貧血を起こしてしまう患者さんの場合は、静脈内鎮静法や全身麻酔を用いて抜歯を行います。通常は一泊二日の入院で抜歯を行います。

上下左右4本の親知らずを同時に抜く場合

患者さんにとっては1本の親知らずを抜く場合でも大変な治療ですが、同時に4本の親知らずを抜く場合は入院下で静脈内鎮静法や全身麻酔を用いて抜歯することがあります。

親知らずの感染が強い患者さんの場合

親知らずが腫れたり、痛みが出ているのを痛み止めて我慢していたりすると、親知らず周囲の感染が強くなり頬部膿瘍や顎下部膿瘍(顎や頬に膿が溜ってしまう状態)と呼ばれる状態になってしまう事があります。さらにひどい場合は縦隔炎など胸の方まで感染や炎症が広がって命の危険にさらされることもあります。このような感染症状が強い場合は入院下で親知らずの抜歯が必要になります。

入院して4本同時抜歯することもできる?どんな手術になる?

先述のように、入院下で4本の親知らずを同時に抜歯することも可能です。手術の術式は1本の親知らずを抜く場合と変わりはありません。親知らずが骨の中に埋伏している場合は歯茎に切開を加えて、ドリルで骨を削り歯を抜きます。親知らずが横に向いている場合は歯を半分に分割して抜歯を進めていきます。歯を抜いた後は縫合をします。この手術を4回行います

麻酔は全身麻酔?静脈鎮静法?

入院下で親知らずを4本抜歯する場合の麻酔法は

  • 通常の局所麻酔だけで4本の親知らずを抜歯する場合
  • 静脈内鎮静法で抜歯をする場合
  • 全身麻酔で抜歯をする場合

の3つに分れます。

通常の局所麻酔だけで4本の親知らずを抜歯する場合

入院したからといって必ずしも全身麻酔をかけるわけではありません。4本の親知らずを局所麻酔で抜く場合もあります。この場合は抜いた後の術後出血や術後の合併症の対策として入院することが多いと思われます。

静脈内鎮静法で抜歯をする場合

静脈内鎮静法とは点滴から眠くなるお薬を入れて、患者さんにリラックスした状態で手術を受けてもらう方法です。歯科治療に対して極端に恐怖心の強い方などには非常に有効な方法です。全身麻酔との違いは自分で呼吸をしている状態ですので人工呼吸器を付ける必要性がなく、酸素吸入だけで手術が可能です。

全身麻酔で抜歯をする場合

手術時間が長時間になることが予想される場合や静脈内鎮静法と局所麻酔だけでは術中の痛みをコントロールできない事が予想される場合は全身麻酔下で4本の抜歯を行っていきます。手術中は全く意識がなく痛みを感じる心配はありませんが、覚醒後に人工呼吸器による喉の痛みや、全身麻酔薬による不快症状が出る場合があります。

初診~退院~治療完了までの具体的な流れを詳細に教えてください!

それでは実際に親知らずを入院下で抜歯する場合はどのような流れで行うのでしょうか。受診から入院、退院までのの流れを説明していきます。

1、入院施設のある歯科医院や口腔外科のある総合病院などを受診する。

まずは初診で問診を行い、レントゲンや検査をしてもらいます。どこの医院を受診して良いか解らない場合には近くの歯科医院で相談をするのが良いでしょう。大学病院や総合病院を受診する場合には紹介状を書いてもらうと、スムーズに話が進みます。ただし希望をすれば誰でも入院して抜歯が出来るわけではありません。自費診療であれば希望して入院下で抜歯をすることはできますが、多くの金額がかかってしまいます。保険治療で入院下で抜歯を行う場合は歯科医師がその必要性があると判断した場合のみです。前述した通り親知らずが顎の骨の中深くに埋伏しており神経に近接しているため局所麻酔だけでは抜歯が困難な場合や極度の歯科恐怖症のために抜歯が困難と判断された場合などが対称になります。また同時に数本の歯や親知らずを抜歯する必要性がある場合にも適応となります。

2、検査結果の説明を聞く。

初診時の検査によって治療方法や入院下での抜歯の必要性などについて説明がありますので良く聞きましょう。医院の説明や治療方法に納得が出来ない場合や不安が残る場合はセカンドオピニオンを求めても良いでしょう。この段階で必ず入院が必要なのか、入院しないで抜歯をする方法はないのか、全身麻酔で行うのか、静脈内鎮静法で行うのか、入院日数は何日間になるのか、などしっかりと担当の先生と話し合うことが重要です。

3、入院時手術時検査を行う。

治療方法や入院下での抜歯の必要性に同意した場合には、入院時や手術時に必要な検査を行います。尿検査や血液検査、胸部レントゲン検査など入院時検査は病院によっても内容が異なる場合があります。

4、入院

入院時検査後、入院となります。パジャマやタオル、歯ブラシなどの日常品の用意が必要になります。パジャマはモニターなどを付ける場合がありますので前開きのものが良いでしょう。入院前に必要なものの説明がありますので確認しておきましょう。入院後は看護師から病室の案内や病院での注意事項の説明、検温などがあります。全身麻酔を行う場合や静脈内鎮静法を麻酔科の先生が行う場合には入院後麻酔科の先生の問診があります。問診時に全身麻酔や静脈内鎮静法を行う場合には、注意事項の説明や麻酔のかけ方、危険性や麻酔による不快事項の説明などがあります。そして最も重要なのは同意書のサインが必要となります。皆さんは全身麻酔は痛みも感じることもなく、寝ているだけなのでとても楽なイメージがあるかもしれませんが、実際は自分で呼吸が出来ない状態になる為、かなりの危険性があります。簡単な手術でも全身麻酔の事故で亡くなってしまう患者さんもいます。麻酔科の先生の話を十分に聞いて不安なことや心配なことは確認しておきましょう。

5、手術

病院によっても違いがありますが入院当日に手術を行います。手術室で手術を行う場合にはストレッチャーに乗って手術室へ移動し、全身麻酔や静脈内鎮静法を行います。全身麻酔の場合は手術室に入ると手や足から点滴をします。通常はこの点滴から眠くなる薬が入りその後の記憶はありません。薬が入った後は気道確保のために鼻からチューブを入れます。このチューブに人工呼吸器を接続することで自分で呼吸が出来ない状態でも呼吸管理が出来るようになります。その後、顔や口の中の消毒を行い手術用のドレープをかけて手術を開始します。全身麻酔をかけていても局所麻酔を行います。全身麻酔中でも人は痛みを感じますので血圧の上昇や心拍数の増加などに反映されます。その為局所麻酔を行い抜歯をしていきます。抜歯の方法は4本同時抜歯の項目に記載した通りです。手術の後、覚醒し自分で呼吸が出来るようになったことを確認して病室のベッドへ戻ります。外来で手術を行う場合には歩いて外来へ行き、手術を行い歩いてベッドへ戻ってきます。

6、診察

手術翌日、入院患者専用の処置室がある病院では処置室で診察を行います。処置室が無い病院では外来で診察を行います。抜歯した部位の止血状態や傷の治癒状態などを確認して、消毒を行います。大学病院などで抜歯をするとテレビなどでよく見る教授回診などもある場合があります。若手の医師が入院患者さんの状態を一人一人教授に説明をしていきます。
翌日は麻酔科の先生の診察も行われます。特に全身麻酔を行った患者さんは麻酔後の喉の痛みの状態や点滴をした部位の状態、首や腰などに麻酔前と変わったところは無いかなど、確認を行います。

7、退院

術後の経過がよければ退院となります。通常は1泊の入院で退院となります。また静脈内鎮静法を利用する場合などは日帰りの場合もあります。費用は通常は退院時に支払うことになります。病院によって現金のみしか支払いを行っていないところや銀行振り込みやカードで支払いができる病院もありますので事前に確認しておくことが良いでしょう。

8、退院後

退院後は外来での経過観察を行います。通常一週間前後で縫った糸を取ります。その後は抜歯した部位の治癒状態によって通院終了となりますが、長くても抜歯後1カ月ぐらいの経過観察で終了となります。

入院して親知らずを抜歯した場合、腫れる?痛みは?

腫れに関して

全身麻酔で抜歯をしても静脈内鎮静法で抜歯をしても、抜歯後は必ず腫れや痛みがあります。入院下で抜歯を行う場合にはステロイドなどの腫れを抑える効果のある薬を点滴することもありますが、完全に腫れを抑えることはできません。特に上下左右の4本の親知らずを同時に抜歯した場合は左右の頬が腫れますので退院した後も腫れが続きます。基本的に腫れは48時間ぐらいをピークに徐々に落ち着いてきます。1週間ぐらいでほとんどの腫れはなくなります。また腫れの影響で物が飲み込み難い場合や飲みこむと痛みがある場合があります。これも腫れの減少とともに落ち着いてきます。腫れを極力抑える為には、軽く冷やすことが効果的です。冷やし過ぎると抜歯窩の治癒が悪くなってしまいますので、氷や冷却材などをタオルに包んで軽く当てるようにしましょう。入院時は看護師さんや先生にお願いすると適切な処置をしてもらえますので話してみましょう。

痛みに関して

痛みは痛み止めの薬を飲むことでコントロールは可能です。万が一痛みが強い場合は入院下であれば座薬や点滴から痛み止めの注射をしてもらうことも可能です。特に座薬は強い鎮痛効果がありますので効果的です。痛みのピークは術後24時間ぐらいと言われています。そこから徐々に痛みが落ち着いて2,3日後にはそんなに痛みはありません。術後2,3日を過ぎても強い痛みがある場合にはドライソケットの可能性も考えられます。ドライソケットは抜歯部を覆っている血餅がはがれて骨が露出してしまった場合に起こる痛みです。その場合は抜歯窩に痛みを抑える薬を入れ、定期的洗浄と薬を入れる処置を繰り返します。その他、抜歯後に痛みが残る原因としては抜歯後感染や骨髄炎などが疑われます。親知らずの抜歯では腫れが強く出ることは多いですが、我慢できない程の痛みが出ることはあまりありません。

費用はいくらかかる?保険は適応?

親知らずの抜歯を入院下で行う場合の金額は病院や処置内容によっても多少異なります。これは病院で行っている検査の内容や抜歯の本数などにも影響されますので、大体の金額で考えていてください。

手術料金

まず親知らずを抜く金額は難易度によっても違います。歯が真っ直ぐ萌出していて簡単な抜歯の場合は大体1,000円ぐらいの費用です。歯が斜めに萌出していて比較的抜歯が困難な場合は1,500円程度かかります。親知らずが完全に骨の中に埋まっているような難しいケースは3,500円ぐらいの金額がかかります。これらは全て健康保険を使った場合の3割負担の金額です。

入院費用

入院費用は一泊で20,000円ぐらいです。目安として1日10,000円だと考えてください。1泊2日の入院であれば入院日数は二日間になりますので20,000円となります。

麻酔料金

麻酔料は全身麻酔で行う場合には30,000円程度です。静脈内鎮静法は約3,500円ぐらいです。局所麻酔の金額は抜歯術の金額に含まれていますのでかかりません。全身麻酔料も静脈内鎮静法も使用する薬剤や使用量によって金額が変わってきますので事前に担当医と相談しましょう。

トータル料金

よって埋伏している親知らずを4本一泊二日の入院で全身麻酔下で抜いた場合の金額は3,500×4+20,000+30,000=64,000円ぐらいで、その他の処置料や検査料が加わります。トータルでは70,000~100,000円ぐらいになります。

保険適応されるか?

この金額は保険適応での金額になりますが、全ての患者さんが入院し全身麻酔下で抜歯を出来るわけではありません。例えば矯正治療のために親知らずを4本抜かなければいけない場合などは保険適応にはなりません。また全身麻酔を患者さんが望んでも歯科医師がその必要性が無いと判断した場合には全身麻酔の適応にはなりません。もしどうしても全身麻酔で受ける場合には自費診療になり、高額な治療費がかかります。

入院して親知らずを抜く時の病院の選び方のポイントは??

それでは次に入院して親知らずを抜く際の病院選びのポイントを説明します。まず第一に入院が必要となりますので入院施設のある病院を選ばなければいけません。

入院施設のある病院として、

  1. 入院施設のある開業歯科医院
  2. 入院施設のある開業医院
  3. 大きな総合病院の口腔外科
  4. 大学病院の口腔外科

の4つが考えられます。静脈内鎮静法などで抜歯をする場合は①を全身麻酔下で抜歯をする場合には③、④をお勧めします。

1、入院施設のある開業歯科医院

元々大学病院などの口腔外科の先生が開業した場合が多く抜歯の技術は信頼がおけますが、全身麻酔の経験はそんなに多くは無いと考えられます。またこのような歯科医院自体が少なく探すのが非常に困難です。

2、入院施設のある開業医院

個人の開業医の中で歯科がある場合ですが、口腔外科の技術があるかどうかは不明なため抜歯の技術に疑問が残ります。全身麻酔のケースは他の診療科でのケースもありますので比較的安心して麻酔を受けられると考えられます。

3&4、大きな総合病院の口腔外科、大学病院の口腔外科

技術的な問題や全身麻酔の問題点も少なく最も推奨される病院だと考えられます。しかしこれらの病院は非常に混んでいるため入院がいつになるか解らなかったり、重症患者さんなどがいると延期になったりすることがあります。

親知らずを入院して抜歯する場合 まとめ

基本的に親知らずは入院しなくても抜歯が可能です。ほとんどの患者さんは口腔外科のできる歯科医院か大学病院などの外来で抜歯をしています。入院下で抜歯をする場合は歯科恐怖症などの診断がついた場合や非常に抜歯が困難な場合などの特殊な場合が多いです。さらに親知らずを入院して抜く場合は普通の歯科医院で抜歯をする場合より金額的に高額になってしまいます。また全身麻酔で抜歯をする場合には大きなリスクもありますので安易に考えない方が良いでしょう。入院下で抜歯が必要か否かは歯科医師の診断が必要になります。自分が入院の必要性があるかどうか心配な方は、

一度お近くの歯科医院にて相談してみる

ことをお勧めいたします。金額的にも治療のリスク的にも入院下で抜歯が必要な場合は通常よりも大変な場合が多いことを理解しておきましょう。

いかがでしたか。我々が運営しております”どくらぼ”には、他にも皆様の大切な歯に関する情報が盛りだくさんです!是非他の記事にも目を通していただき、正しい知識を身に付けてくだされば幸いです。今後とも”どくらぼ”を宜しくお願い申し上げます。最後までご覧頂きましてありがとうございました。

 

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