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歯が抜けた時の対処法と、絶対にしてはいけない5つのこと。

2015年09月04日 11時15分
歯が抜けてしまいました!今すぐに行うべき応急処置と、絶対にやってはいけないこと、そもそもどうして抜けてしまったのか。主に天然歯と差し歯の二種類に分けて、詳しく解説いたします!

歯が抜けた時の対処法と、絶対にしてはいけない5つのこと。

歯が抜けた時の対処法

歯が抜けてしまったとき、突然のことで驚かれてしまうと思います。しかし、焦るあまり間違った対処をしてしまうと、取り返しのつかないことになってしまうかも!?今回は歯が抜けてしまったときの正しい対応について、詳しく解説していきます。

そもそも抜けた歯は戻るのか

歯をぶつけた衝撃で歯が抜けてしまった場合(脱臼)、早い段階であれば歯を元の位置に戻せる可能性が高いです。早ければ早いほどよいです。30分以内くらいであれば90%と成功率がかなり高くなります。2時間以上たつと成功率は5%ほどにもなると言われています。

対応は早ければ早いほど良い!

外傷で歯が抜けた場合の対処法

歯を強くぶつけて抜けてしまった場合の対処法は次の通りです。

1.天然の永久歯の場合

抜けた歯を乾燥から防ぐために牛乳(なければ水)に浸し、一刻も早く歯科医院に連絡しましょう。その際、外傷で抜けたことを伝えておきましょう。もしも夜間や休日の場合は救急センターに電話をすれば、当番医の情報などの対処法を教えてくれます。

2.差し歯の場合

差し歯の場合も歯根からまるごと全部抜けている場合には天然歯と同じ対処法をとりましょう。
差し歯の場合は歯が抜けたと思っても実は差し歯の土台から取れている場合も多いです。その際は歯が丸ごと抜けた場合ほどの緊急性はありませんが、あまり日数が経ってしまうと歯茎が盛り上がってきて付け直ししにくくなることがありますので、なるべく早めに歯科医院で付け直しをしてもらいましょう。ただし、歯根が割れていたりする場合には作り直しや抜歯をしなければならない場合もあります。

外傷がないのに歯が抜けた場合の原因と対処法 

外傷ではないのに歯が抜けてしまった場合の原因と対処法を挙げます。

1.天然の永久歯の場合

原因としては歯周病で歯を支えている骨がなくなってしまったことが考えられます。
対処法としては、歯を支えている骨がなければもう元に戻すことはできませんので、歯茎の治りを待って歯を補う治療法をいずれ行うことになります(ブリッジ、入れ歯、インプラント)。その間は見た目が気に成る部分であれば仮歯を作ってもらうと良いでしょう。

2.差し歯の場合

歯が丸ごと抜けてしまった場合、これも歯周病からのものと考えてよいでしょう。
土台から抜けている場合、取れてしまった原因としては次のようなことが考えられます。

  • 噛み合わせの力が強くかかっていた
  • 歯根が割れた
  • 接着剤が劣化した

いずれにしても、原因は自分ではわかりませんし、取れた原因によって対処法も変わりますので、早めに取れた歯を持って歯科を受診しましょう。

歯が抜けた時にやってはいけないこと

1.天然の永久歯の場合

歯根の部分を触らないこと!

外傷でぶつけて抜けてしまった場合、汚れがついてるからといって歯根の部分をゴシゴシ洗ったりするのはやめましょう。歯根の表面についている歯根膜が傷んでうまく戻せなくなる場合があります。歯根は触らないようにしましょう。

 

乾燥させないこと!

ティッシュなどに包んで持っていくことはやめましょう。歯を元に戻すためには歯根膜を乾燥させないことが非常に重要です。

2.差し歯の場合

勝手に捨てないこと!

差し歯の土台から取れてしまった場合、自己判断で捨てないようにしましょう。古くてたとえ作り直す場合でも、取れた差し歯からいろいろな重要な情報が読み取れ、新しく作成する場合の参考となることがあります。

 

ティッシュなどに包んでおかないこと

ティッシュに包んでおくと、後で忘れてゴミと思って捨ててしまうことがよくあります。中身の見えるタッパーなどに入れて歯科医院に持っていきましょう。

 

勝手に接着剤でつけないこと!

見た目が気になるからと接着剤でつけてしまうと、汚れを閉じ込めたままくっつけることになったり、ずれてしまうことがよくあります。また、歯科医院でも削らなければ外せなくなります。せっかくつけ直せる状態であったとしてもダメになってしまいますのでこれは絶対にやめましょう。

歯が抜けた場合、歯医者で行う応急処置はどんなもの??

1.天然の永久歯が抜けた場合

  • 外傷で抜けた場合

持参した歯をよく洗浄してから元の位置に戻し、両隣の歯と接着剤で固定します。補強するために針金を一緒に使う場合もあります。一般的には1ヶ月前後固定して経過を見ます。その後固定を外し、死んでしまった神経を取る処置を行います。

 

  • 歯周病で抜けた場合

見た目の問題を解決するために、抜けた歯の歯根部分をカットしたものやプラスチックの仮歯を両隣の歯と透明な接着剤でくっつけます。この状態で抜けたところの穴が治るまで待ちます(約1ヶ月)。入れ歯をすでに使用している場合は、入れ歯の歯を足すこともあります。

2.差し歯が抜けた場合

  • 歯全体が外傷で抜けた場合

天然の歯が抜けた場合と同じ対処をします。

 

  • 差し歯が土台から取れた場合

問題なく使えるようであれば、必要に応じて噛み合わせ調整などをして付け直しします。もし歯根が割れているなどの理由で付け直しができない場合でも、見た目が悪くならないように仮歯をつけてもらうことができます。

歯医者では歯が抜けた場合、どんな治療法がある??

1.ブリッジ

抜けた歯の隣の歯がしっかり残っている場合で、ぐらつきがない場合は、両隣の歯を削ってブリッジにすることができます。

2.入れ歯

隣の歯を削りたくない、インプラントの外科処置にも抵抗がある、という人には簡単に入れられる入れ歯がおすすめです。保険治療の場合は抜けた歯の隣の歯に金具をかけるタイプの入れ歯で、場所によっては目立ってしまったり、違和感や噛み心地に関しても他の治療法に劣りますが、他の歯を削らず、外して洗えるのが魅力です。

3.インプラント

骨がしっかり残っていて全身状態にも問題がなければ、人工歯根を骨の中に埋めて歯をかぶせるインプラントを選択することができます。見た目も自然で噛み心地もいいですが、自費治療で高額なのと外科処置が必要というデメリットがあります。

歯が抜けたまま放置するとどうなってしまう?

歯が抜けたまま放置しておくと次のようなことが起こります。

1.周囲の歯が倒れたり動いてくる

歯がなくなった部分の両隣や向かいの歯が隙間の部分に倒れこんだり動いてきます。長い間放置するほど状態が悪くなり、いざ歯を入れようとなった時に十分な隙間がなくなってしまったりします。

2.噛み合わせが崩れてくる

1の理由で歯が動いてくるため噛み合わせが崩れてきます。下あごの位置もずれてくるために顎関節症や顔が変形してしまうこともあります。

3.歯と歯の間の隙間が広がって虫歯や歯周病になりやすくなる

抜けた歯の隣の歯が倒れてくることで、歯と歯の間に隙間ができて虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

4.抜けた部分の骨が痩せてしまう

骨は刺激がないとだんだん痩せてきます。インプラントをする場合に不利になる場合があります。

歯が抜けたときの対処法 まとめ

最後に、歯が抜けたときの対処法についておさらいしておきましょう。

抜けた歯は戻るのか?

早い段階であれば歯を元の位置に戻せる可能性が高い。できれば30分以内が望ましい。

外傷で歯が抜けた場合の対処法

1.天然の永久歯の場合

抜けた歯を牛乳か水に浸し、一刻も早く歯科医院へ。夜間休日は救急センターへ連絡

2.差し歯の場合

歯根から抜けている場合は天然歯と同様。
差し歯が取れた場合、歯茎が上がってくる前になるべく早めに歯科医院へ持っていく

外傷がないのに歯が抜けた場合の原因と対処法 

1.天然の永久歯の場合

  • 原因;歯周病
  • 対処法;元に戻せないので、仮歯を入れてもらい、歯茎が落ち着いたら歯を補う処置

2.差し歯の場合

  • 原因;土台から取れた(かみあわせの過剰負担、歯根が割れた、接着剤の問題)
  • 対処法;取れた原因に応じた対処法

歯が抜けた時にやってはいけないこと

1.天然の永久歯の場合

  • 歯根の部分を触らない
  • 乾燥させない

2.差し歯の場合

  • 勝手に捨てない
  • ティッシュなどに包んでおかない
  • 勝手に接着剤でつけない

歯医者で行う歯が抜けた場合の応急処置

1.天然の永久歯が抜けた場合

<外傷で抜けた場合>

歯を元に戻し両隣の歯と接着剤で固定し安静にする

<歯周病で抜けた場合>

見た目の問題を解決するために抜いた歯を加工したもの、または仮歯を透明な接着剤
で隣の歯と固定。入れ歯が入っている場合は入れ歯に歯を足すことも

2.差し歯が抜けた場合

<歯全体が外傷で抜けた場合>

天然の歯が抜けた場合と同じ対処

<差し歯が土台から取れた場合>

付け直しをするか、それが無理な場合は仮歯をつける。

歯が抜けた場合の歯科医院での治療法

  • ブリッジ
  • 入れ歯
  • インプラント

歯が抜けたまま放置するとどうなるか

  • 周囲の歯が倒れたり動いてくる
  • 噛み合わせが崩れてくる
  • 歯と歯の間の隙間が広がって虫歯や歯周病になりやすくなる
  • 抜けた部分の骨が痩せてしまう

いかがでしたでしょうか。我々が運営しております”どくらぼ”には、他にも皆様の大切な歯に関する情報が盛りだくさんです!是非他の記事にも目を通していただき、正しい知識を身に付けてくだされば幸いです。今後とも”どくらぼ”を宜しくお願い申し上げます。最後までご覧頂きましてありがとうございました。

 

関連リンク:

緊急!歯科専門サイトが教える、歯が抜けた時の対象法!

インプラントが抜けた人の大半は再利用!?正しい脱落時の対象法

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