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痛いと諦めないで!横向きに生えた親知らずについて徹底解説します。

2015年07月29日 11時45分
親知らずが痛いと思って歯科医院に行き、レントゲン写真を撮った結果、横向きに生えていることが分かりました。今回は、親知らずが横向きだと、どんな不都合があるか、抜歯の方法や費用、後遺症について説明していきます。

親知らずが横向きってどういうこと?

一般的に親知らずは、全ての歯が生え揃った最後に、最も後方に生えてきます。そのため親知らずが生えるスペースがなく、下あごに対して水平に生えてしまうことがあります。そのような親知らずを水平埋伏智歯と言います。

埋伏歯には完全埋伏歯と半埋伏歯(不完全埋伏歯)があります。

  • 完全埋伏歯・・・歯が骨の中にすべて埋まっている状態。
  • 半埋伏歯・・・歯の一部が出ているけれど、完全に生えてくることはできない常態。

どんな不具合がある? 

智歯周囲炎

親知らずがまっすぐ生えていないとき、親知らずと第二大臼歯(親知らずの前の歯)は歯磨きがしにくい構造になっています。そのため、プラーク(歯垢)が溜まってしまい、歯肉に炎症がおき、歯肉が腫れたり痛くなったりしまいます。

むし歯

親知らずは一番後ろに生えており、歯の咬合面(噛む面)や前の歯との間のプラークコントロールが難しいです。そのため、砂糖を餌にして、虫歯の原因菌が繁殖してしまいやすく、むし歯ができやすくなってしまいます。むし歯ができてしまうと、治療を行うことが難しく、治療を行っても再度むし歯になりやすいです。

歯並びへの影響

親知らずは少ないスペースに生えてきます。そのため、歯を前方に押す力がかかってしまい、歯並びが悪くなってしまったり、せっかく行った矯正治療が後戻りしてしまったりすることもあります。

顎関節症

親知らずが真っ直ぐ生えていないことによって、顎の動きを妨げることがあります。それにより、顎に負担がかかり、痛みが出たり顎が動きにくくなったりすることがあります。

口内炎

親知らずが上下噛み合っていないことにより、噛んだとき頬や歯肉を噛み口内炎ができてしまいます。

第二大臼歯の歯根吸収

親知らずが生えてくるときに、親知らずが一本前の歯(第二大臼歯)の歯根を溶かして、短くしてしまうことがあります。

のう胞

完全埋伏歯(骨の中に全て埋まっている歯)の場合は痛みがでないことがほとんどです。でも、レントゲン写真を撮ってみたら、骨の中に埋まっている親知らず袋状の病変ができていることがあります。

 

歯並びにも悪影響する

親知らずが生えてくる際、一本前の歯(第二大臼歯)だけではなく、歯全体に前方への力がかかってしまいます。そのため、せっかく行った矯正治療が後戻りしたり、前歯が出てしまったりすることがあります。

ひどいときには開咬(前歯が噛み合っていない状態)になるという報告もあります。

 

放置しては絶対にダメ!

智歯周囲炎は重度になると顔がはれたり、口が開きにくくなったり、さらには全身状態にも影響が出てしまいます。また、むし歯が大きくなって、痛みが強く出てしまうことが考えられます。

歯周病やむし歯が悪化する前に、痛みが出ているとき、腫れているときはなるべく早く歯科医院で相談してください。

横向きの親知らずでも抜かないのはどういった場合??

以下の場合は、たとえ横向きの親知らず(水平埋伏智歯)でも抜歯しません。

完全埋伏歯で、のう胞などの病変がない

横向きに親知らずが生えていても、完全に骨の中に親知らずが埋まっており、のう胞(袋状の病変)がない場合、親知らずがあっても抜歯しない場合があります。

口腔清掃状態が良い

親知らずは一番後方にあり、歯磨きがきちんと行えており、親知らずにプラーク(歯垢)が付着していない場合、親知らずがむし歯や歯周病になる可能性が低いので抜歯を行わないことがあります。

むし歯や智歯周囲炎になっていない

親知らず、第二大臼歯両方が、むし歯や智歯周囲炎になっておらず、きちんと歯磨きができているとき、親知ら ずを抜歯しないことがあります。

歯並びへの影響がない

親知らずとその前の歯に距離があり、歯を前方へ押す力が少ないと考えられる場合、抜歯をしなくてもよいことがあります。

矯正治療に利用するとき

第二大臼歯(親知らずの前の歯)やその他の歯を抜歯して、親知らずが生えるスペースを作り、埋伏していた親知らずを完全に生えさせることがあります。そのような際、親知らずの抜歯は行いません。第二大臼歯が歯根吸収している場合や大きなむし歯がある場合に行われることが多いです。

横向きの親知らず抜歯は痛い?腫れる?

痛みについて

横向きの親知らずを抜歯した後、強い痛みは3日ほど続きます

その後、2、3週間程度は親知らずを抜いた場所や周りの歯に違和感があります。食べ物を噛んだときに周りの歯が痛くなることも多々見られます。

 

抜歯後2、3日たってから痛みが徐々に強くなってくると要注意!
ドライソケットの可能性があります!

ドライソケットとは、親知らずの抜歯窩(抜いたところにできた穴)に形成られたかさぶたがはがれてしまい、骨が露出した状態をいいます。

ドライソケットの場合は、

  • 2、3日後から痛みが強くなる
  • 痛みが約10日以上続く
  • 食べ物がしみて痛い

といった痛みが出ます。
このような症状がある場合は、すぐに歯科医院に行きましょう。

顔の腫れについて

顔の腫れは一般的に2~7日ほど続きます
親知らずを抜いた後の腫れは個人差が大きく、全く腫れないこともあれば、2週間ほど続くこともあります。

親知らずを抜いたときに顔が腫れる原因は内出血です。そのため、骨をたくさん削って親知らずの抜歯を行った場合や、抜歯後に縫合(切った歯肉を縫うこと)する箇所が多い場合は内出血が多くなり、腫れもひどくなってしまいます。

横向きの親知らずを抜歯する時の手順を教えて

さて、具体的に横向きの親知らずを抜歯するとして、どんな手術内容なのでしょうか。その手順をご説明いたしいます。

初回来院時

問診、口腔内診査、レントゲン写真撮影を行います。
歯がどのくらい萌出しているかや、神経や血管との距離、歯根の形を見た後、抜歯の予約をとります。
薬を飲んでいる場合は、お薬手帳など薬の名前がわかるものを持っていきましょう。
場合によっては、当日抜歯ができることもあります。

抜歯当日

当日の体調について話をした後、問題がなければ抜歯を行っていきます。

1.表面麻酔

表面がしびれる薬を塗って、麻酔を打つときの針が痛くないようにします。
表面麻酔薬には、キシロカインゼリーやジンジカインゲル20%、ビーゾカイン、ネオザロカインパスタを使います。

2.浸潤麻酔

表面麻酔を行ってから、5分程経って浸潤麻酔をおこなっていきます。浸潤麻酔とは、口腔内の粘膜や歯肉に針を刺し、麻酔の液を注入していきます。浸潤麻酔を行っているときには、歯茎にチクッとした痛みがあり、歯が押される感じがします。

水平埋伏智歯の抜歯時には浸潤麻酔として8万分の1エピネフリン含有2%キシロカインを使用することがほとんどです。ただし、高血圧症や脳血管障害などの既往がある人には16万分の1エピネフリン含有2%キシロカインやシタネストを使用することがあります。

3.切開

メスで第二大臼歯の遠心面(歯の後ろ側の面)の中央から下顎枝外斜線(下顎の骨にある線状の隆起)に沿って後方に切開を行い、第二大臼歯頬側面近心3分の1(親知らずの一本前の歯の頬側の面、前側3分の1の位置)から縦に切開を行います。

4.粘膜骨膜弁の剥離・翻転

メスで切開を行った場所から、粘膜剥離子や骨膜剥離子を使用して、親知らずやその上を覆っている骨を露出させるために、歯肉をはがしていきます。舌側には舌神経が走行しているため、頬側に粘膜は開いていきます。

5.骨削除

ストレートエンジンや、5倍速エンジンにラウンドバーやカーバイドバーを装着して、親知らずを覆っている歯を削っていきます。このときには、ウィーンと高い音がするエアタービンは用いません。

6.歯冠分割

歯を歯冠(通常歯肉の外に出ている部分)と歯根(歯の土台、根っこ)をストレートエンジンや5倍速エンジンを用いて分割していきます。歯冠と歯根を分割するとき、最後の一層は削らず、ヘーベルなどで割るため、パキッという音がします。引っかかっているところがなければ、抜歯カン子(歯を挟んで抜歯する器具)で歯冠を取り出します。引っかかっているところがあれば、再度エンジンなどで歯冠を削ってから抜歯カンシで歯冠を取り出します。

7.抜歯

ヘーベル(梃子の原理を利用して歯を抜く道具)を使用して歯根を脱臼させ、抜歯カンシで抜歯します。近心根と遠心根が平行でない場合や歯根が彎曲している場合は近心根と遠心根をエンジンで分割してヘーベルにて脱臼し、抜歯カンシで抜歯を行います。

8.搔爬(そうは)

鋭匙(小さなスプーンがついている器具)にて肉芽組織などを除去します。肉芽組織とは、細菌に感染している組織のことを言います。きちんと除去されていないと、痛みや、血が止まらない原因になります。

9.縫合

歯肉を針と糸で縫います。切開を行った範囲にもよりますが、通常1~3か所縫合します。

10.止血

ガーゼを噛んで圧迫止血を行います。

11.止血確認

30分ほどガーゼを噛んで、血が止まったら終了です。

 

約一週間後
抜糸と消毒を行います。5分程度で終わります。

横向きの親知らずを抜歯するのにかかる時間と費用は?

抜歯の手順や内容が分かったところで、次に費用と時間についてご説明いたします。

横向きの親知らず抜歯にかかる時間

抜歯の時間は約2時間!

表面麻酔を行なってから、約5分後に浸潤麻酔を行ないます。その後、30分~1時間かけて抜歯を行い、15分程度止血を行います。そのため、抜歯は約2時間を予定しておきましょう。

麻酔は抜歯後、約2時間!

麻酔は抜歯を行った後、2時間程度効いていて唇や舌がしびれています。麻酔が効いている間は、熱いものが熱いとわからずやけどをしたり、誤って舌や頬を噛んでしまったりする恐れがあります。食事は控えるようにしましょう。

抜糸は5分

約1週間後に抜糸を行うときにかかる時間は約5分です。

横向きの親知らず抜歯にかかる費用

初診時の費用

初回来院時には、口の中の検査やレントゲン撮影を行います。費用は1,500~3,000円かかります。

抜歯の費用

局所麻酔で横向きの親知らずを抜歯した場合、抜歯は3,000~4,000円。再診療や薬代などを含むと6,000~8,000円かかります。
横向きの親知らずの抜歯は静脈内鎮静法や吸入麻酔(笑気)、全身麻酔で抜歯した場合は金額が加算されます。

抜糸の費用

抜糸時は再診料と抜糸で300~1,000円です。

ただし、料金は保険診療で3割負担の方の目安です。料金が変わることがあります。

 

横向きの親知らずを抜く時のリスクは?後遺症があるって本当??

横向きに生えた親知らずの抜歯は難易度の高い手術になりますから、それ相応のリスクが付きまとうことも覚えておかなくてはなりません。

下顎水平埋伏智歯(下あごの横向き親知らず)の場合

ドライソケット

親知らずを抜歯した穴にできた血の塊で覆われず、骨が剥き出しになっている状態のことです。食べ物がしみたり、何もしなくても痛かったりします。ドライソケットは最もたくさん起こる後遺症で、2~4%の確率で起こると言われています。

第二大臼歯(7番)破折

親知らずを抜歯した力によって、親知らずの一本前の歯が割れ、痛くなってしまうことがあります。

舌神経麻痺

親知らずを抜歯するときに舌神経を傷つけることが稀にあります。舌の半分がマヒして、味がわかりにくくなる状態です。

下歯槽神経の知覚麻痺

下歯槽神経は下顎の前方の知覚を支配している神経です。この神経が抜歯時に傷つくと、下顎の前方や下唇の感覚がマヒして、しびれている感じがします。下顎管(下顎を支配させる神経と血管が入っている管)と親知らずがレントゲン写真で重なっている場合でも数%しか、神経を傷つけることはありません。

骨髄炎

ドライソケットになって露出した骨から、細菌感染がおき、骨髄炎になってしまうことが非常に稀にあります。

下顎骨骨折

抜歯を行ったときに、下顎に力がかかり骨折することが非常に稀にあります。

上顎水平埋伏智歯(上あごの横向き親知らず)の場合

上顎洞炎(畜膿)

上顎洞は頬骨の奥、鼻の横、目の下辺りに広がる空洞です。その空洞に炎症が起きることがあります。

上顎洞への歯根の埋入

上顎洞へ歯根が折れて、入ってしまうことがあります。これが上顎洞炎を引き起こすことがあります。

横向きの親知らずの抜歯を少しでも痛みなく行う方法は?

親知らず 横向き

抜歯前、自分でできる痛みを少なくする方法

腫れていない状態にしてから抜歯しよう!

親知らずの周りの歯茎が腫れているときに抜歯を行うと、麻酔が効きにくかったり、腫れがひどくなったりと痛みを増発することがよくみられます。親知らずが腫れているときは、抗生物質や抗菌作用のある洗口液でうがいを行い、腫れていない状態にしてから抜歯を行いましょう。

洗口液はコンクールF(ウェルテック)などクロルヘキシジンが配合されており、アルコールが入っていないものが低刺激で細菌の量を減らすことができるためお勧めです。

清潔な口の中をキープしよう!

口の中には細菌がたくさんいます。細菌がたくさんいると、親知らずを抜歯した穴や傷口から細菌が入ってしまい、腫れて痛くなってしまいます。
歯磨きを丁寧に行って、口の中の細菌の量を減らしてから、抜歯を行うようにしましょう。

良い歯科医院を選ぼう!

一概にどこが良いとは言えませんが、口腔外科にいた歯科医がいるところや大学の口腔外科で抜歯をすることがお勧めです。

疲れやストレスがないときに抜歯しよう!

疲れやストレスがあるときは自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位に立つことにより、痛みを感じやすいと言われています。仕事や勉強が忙しいときは避けて、抜歯を行うようにしましょう。

歯が大きくなる前に抜歯しよう!

親知らずを抜いた後の腫れや痛みは、抜歯時の歯肉を切るを行う範囲や骨を削合する量と関連があります。

親知らずは20歳ころより生えてきて、どんどん大きくなっていくため、切開や歯が大きくなると、抜歯をするときに切開を行う範囲や骨を削合する量が多くなってしまい、腫れや痛みが強くなってしまいます。

また親知らずの歯根(歯の根っこ)が成長すると、神経や血管と親知らずの距離が短くなり、神経が麻痺するリスクが高くなります。

親知らずにトラブルがある場合は、早めに診察を受けて抜歯の相談をしましょう。

若い間に抜歯しよう!

若い間に抜歯をすることがお勧めされるのは、歯が小さいということだけではありません。

若い間は骨が柔らかくたわみやすいですが、年齢とともに骨が硬くもろくなっていき、骨と歯が強く接着していきます。そのため、親知らずを抜くときに侵襲が大きくなっていき、回復が遅く、痛みを強く感じるようになります。

また、年齢を重ねるにつれ、、高血圧や糖尿病などの生活習慣病になる割合が増えていきます。高血圧の場合、局所麻酔薬に制限ができてしまい効きにくくなってしまうことがあります。また、糖尿病の患者では、抜歯後に傷口の治癒が遅くなってしまいます。

歯だけでなく骨や全身状態からも、若い間に抜歯することがお勧めされます。

抜歯後の痛みを極力少なくする方法

痛み止めを飲む!

抜歯をした後は、麻酔が効いている間に痛み止めを服用しましょう。
翌日以降は痛みがあるときのみ、痛み止めを服用すると良いでしょう。

痛み止めを飲むときは、胃潰瘍の原因になってしまうので空腹時は避けてください。 麻酔が効いている間は、熱いものを熱いとわからず飲んでしまい、火傷をしてしまうことがあります。薬を飲むときは、飲物の温度を確認してください。

麻酔が効いているうちに痛み止めを服用することで、間を作らず、痛みのピークを乗り切ることができます!

うがいをしない

うがいをたくさん行ってしまうと、親知らずを抜いた穴にできた血の塊がはがれてしまいドライソケットになってしまいます。
うがいをしすぎないようにして、ドライソケットを予防しましょう。

下顎の親知らずが左右とも横向きです。全身麻酔がいいって本当??

全身麻酔で親知らずを抜歯すると苦痛が少ないと最近良く耳にすることが増えました。横向きに生えている親知らずは、特に難易度の高い抜歯手術になってしまうことも多いといいます。全身麻酔で抜歯したほうが無難なのでしょうか?

そもそも、抜歯するときの麻酔の種類はどんなものがあるのでしょう。抜歯を行うときの麻酔は大きく分けて4種類あります。

親知らず抜歯の際の麻酔にはどんなものがある?

局所麻酔

局所麻酔は親知らずの周りをしびれさせて、痛みを感じないようにするものです。この方法では、8万分の1エピネフリン含有キシロカインを使用することが多いです。

笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法、全身麻酔でも局所麻酔が併用されます。

笑気吸入鎮静法(笑気麻酔、吸入麻酔)

笑気吸入鎮静法では、笑気(N2O)というガスを鼻から吸って、治療への恐怖心を取り除き、体や心をリラックスしている状態にするものです。呼吸や心臓や内臓の動き、反射は抑制されず、にこやかで楽しい、ほろ酔いしているような気分で治療が行われます。

笑気吸入鎮静法は以下のような人によく使用されます。

  1. 歯の治療に不安感、恐怖心、不快感を持っている人
  2. 心疾患、高血圧など既往があり、歯科治療のストレスを軽くする必要がある人
  3. 高齢者
  4. 軽度の自閉症
  5. 嘔吐反射(口の奥のほうに歯ブラシなどが入るとオエッとしてしまう反射)の強い人

但し、妊娠中、鼻閉、中耳炎などの人は使用ができません。

静脈内鎮静法

点滴で鎮静効果がある薬(プロポフォールやミダゾラムなど)を静脈の中に入れてリラックスさせる方法です。笑気より高い鎮静効果(恐怖心を取り除いてリラックスさせる効果)がありますが、その一方で、安全に行うためには全身麻酔に準じた設備が必要になります。

静脈内鎮静法は以下のような人に用いられます。

  1. 笑気では効果が得られなかった人
  2. 歯科治療への不安感、恐怖心、不快感が強い人
  3. 親知らずの抜歯やインプラント手術など侵襲の大きい外科的措置
  4. 自閉症など障害がある人
  5. 歯科治療中にパニック障害や迷走神経反射をおこしやすい人
  6. 心疾患、高血圧など既往があり、歯科治療のストレスを軽くする必要がある人

但し、妊娠初期、静脈内鎮静法で使用される薬剤にアレルギーがある人は行うことができません。

全身麻酔法

全身麻酔では、完全に患者さんの意識を失わせ、呼吸や有害な反射を抑制して手術を行います。全身麻酔中、痛みを全く感じず、体は動きません。全身麻酔では、セボフルランやイソフルランといった揮発性麻酔薬やプロポフォールやレミフェンタニルなどの静脈麻酔薬が使用されます。

全身麻酔法は以下のような人に用いられます。

  1. 親知らずの抜歯やインプラント手術など侵襲の大きい外科的措置
  2. 多数歯の一括治療
  3. 自閉症や脳性麻痺などの障害がある人
  4. 歯科治療中にパニック障害や迷走神経反射をおこしやすい人
  5. 重度の嘔吐反射がある人
  6. 局所麻酔薬にアレルギーがある人
  7. 歯科治療への不安感、恐怖心、不快感がとても強い人

このように、抜歯を行う際の麻酔の方法は4つあります。

全身麻酔で抜歯?普通の歯科医院で抜歯?どっちがいいの?

全身麻酔で抜歯がよいか、普通の歯科医院で抜歯を行うのがよいか、明確には答えられません。ここでは、上記の麻酔の利点と欠点を挙げたいと思います。

親知らず 横向き

上記のように、全身麻酔、静脈内鎮静法、笑気吸入鎮静法、局所麻酔にはそれぞれ特徴があります。この特徴を踏まえて、歯科医院でどのくらい抜歯に対して不安感を抱いているか、抜歯にどのくらいの時間がかかるかなどを相談し、麻酔法を決めましょう。

 

左右同時に抜歯する?それとも片側ずつ?

左右同時に抜歯を行うか、片側ずつ抜歯を行うかは歯科医師によって考え方が違います。

左右同時に抜歯を行うと、抜歯は一度ですみますが、抜歯の時間が長くなり、しばらく食べ物を食べたり、話したりすることが不自由になることが多いです。
一方、片側ずつ抜歯を行うと、抜歯は二回しなければいけませんが、抜歯した反対側で食べ物を噛むことができるなど抜歯後の負担が少なくてすみます。

担当する歯科医師とよく相談して決めてください!

下の親知らずは上の親知らずよりも、腫れや痛みが違うって本当!?

どんなとき抜歯が難しくて、腫れるの?今回は、親知らずの抜歯の難易度について、生え方や神経との距離、歯の形などから説明してきます。

上の親知らずと下の親知らずは難易度が違う理由

一般的に上の親知らずよりも、下の親知らずのほうが抜歯は難しいと言われています。それはなぜでしょうか?

上顎と下顎の骨の違い

上顎は頭蓋骨全体で噛む力を負担するのに対して、下顎は下顎骨だけで噛む力を負担しなければいけません。その力に耐えるため、下顎の骨は太い骨梁(骨の内部の構造)と厚い皮質骨(骨の表面の構造)でできおり、たわみにくく、骨密度が高くなっています。

そのため、

  • 骨を削りにくい
  • 麻酔が効きにくい(追加の麻酔が必要になることがある)
  • 骨がたわまず、歯がひっかかる

といった理由から、抜歯は上顎に比べ難しくなります。

また、骨密度が高いことは下顎の親知らずを抜いた後ドライソケットになり易くなる原因の一つです。

横向きに生えてくる頻度

下顎の親知らずは生えるスペースがなく横向きに生えてくる頻度が、上顎に比べ高いです。そのため、歯肉を切開し、骨を削って抜歯しなければいけなくなり難易度が高くなります。

歯の形態

上顎の智歯は歯根が1つのことが多く、歯根が骨にひっかかって抜けないことが少ないです。

下顎智歯の歯根は、近心根(歯の前側の歯根)と遠心根(歯の後ろ側の歯根)2つのことが多いです。2つの歯根は、平行ではなかったり、彎曲していたりして、骨にひっかかり、近心根と遠心根を分割して抜歯しなければいけないことがよくあります。

神経や血管との距離

下顎の親知らずを抜歯するためには、頬神経、舌神経、下歯槽神経、下歯槽動脈といった神経や大きな血管が近くに通る部位を術野としなければいけません。そのため、神経を麻痺させたり、血管を損傷させたりしないように慎重に抜歯を進めていかなければいけん。

特に神経や血管との距離が狭い場合は、へーベルなどの抜歯を行う器具の向きに細心の注意が必要です。

一方、上顎の智歯の周りには大きな血管や神経は走行していないので、比較的難易度が下がります。

上の親知らずと下の親知らずでは、下の方が痛い?腫れる?

下の親知らずを抜いて、とても痛かった、腫れてしまったと思う人が多いと思います。上の親知らずでも、同じように腫れるなら抜きたくないと思いますよね。でも、上の親知らずは一般的に腫れにくいといわれています。その理由を説明していきます。

親知らず抜歯後の腫れ

親知らずを抜歯した後の腫れは、内出血と関係があります。

骨に歯冠が埋まっている親知らずを抜くとき、歯肉を切開して、親知らずの上を覆っている骨を削っていきます。このような骨を削る行為と内出血は関係があるんです。

上の親知らずに比べて、下の親知らずは

  • 真っ直ぐ生えていない
  • 骨が固い
  • 骨を削る量が多い

という理由から、骨を削るのに時間がかかり、内出血が増えてしまいます。

もちろん、上の親知らずでも、骨の中に親知らずが埋まっている場合、腫れることがあります。しかし、上顎の骨は比較的柔らかく、切削に時間がかからないため、一般的には腫れが少ないといわれています。

親知らず抜歯後の痛み

親知らず抜歯後の痛みは、歯肉の切開した範囲、骨を削った部位と関係があります。

下の親知らずは横向きに生えていることが多いです。
そのため、歯肉を切開しなければいけず、その切り口が痛みます。
また、骨を削る部位が広く、削ったこところが痛みでてしまいます。

下の親知らずを抜歯した際は、2~3日自発痛(何もしないでも痛い)があり、その後、徐々に痛みが引いていきます。約1週間~10日で痛みは消失します。

約10日以上痛みがある、徐々に痛みが増しているといった症状がある場合は、要注意!
ドライソケットの可能性があります。

ドライソケットのリスク

下顎の骨は、噛む力をこの骨だけで受けなければいけないので、骨密度が高くなっています。
そのため、歯を抜いた後の穴にできた血の塊(かさぶたのようなもの)が定着しにくく、ドライソケットになってしまうリスクが上の親知らずを抜いたときよりも高くなってしまいます。

また、下の親知らずを抜いた後にできた穴(抜歯窩)はうがいや飲み物を飲んだ時に洗い流されてしまいやすく、これもドライソケットのリスクを高めます。

ドライソケットは、親知らず抜歯後の後遺症として最もよくみられるもので、約10日以上ズキズキとした痛みがあったり、食べ物がしみて痛かったりと、抜歯後の痛みを長引かせる要因です。

このように、下の親知らずを抜く際には、歯肉を切開することや、骨をたくさん削ることから、上の親知らずを抜いた後よりも痛みや腫れがひどいことがわかっています。
下の親知らずを抜いた後に、上の親知らずを抜く場合は、下のときよりも痛みや腫れが少ないことが多いですよ。ご安心ください。

下の親知らずには、どんな生え方の種類がある?それぞれの難易度は?

親知らずを抜歯するとき、自分の歯がどのくらい抜くのが難しいかって気になりますよね。親知らずを抜歯する難易度を決める要素は、主に3点、どのような向きで生えているか、どのくらい親知らずが骨に埋まっているか、どのくらい深く骨に埋まっているかです。

ここでは、親知らずを抜く際の難易度の分類

・生え方の分類

・歯の軸の角度による分類

・Position 分類

・その他の理由

を紹介していきます!

生え方の分類

親知らずを抜歯するときの難易度は、親知らずがどのような向きで生えているか、どのくらい親知らずが骨に埋まっているかによって分けることができます。

難易度D

親知らずの歯の軸は正常で、歯冠(通常、歯茎の外に出ている部分)が歯肉の下にある、もしくは、歯冠の一部に歯肉が重なっている状態を難易度Dとします。

抜歯の手順

  1. 表面麻酔
  2. 局所麻酔(8万分の1エピネフリン含有キシロカインなど)
  3. 第2大臼歯と重なっている部分、歯冠(歯の噛むところ)を覆っている骨を削除
  4. へーベルにて脱臼
  5. 抜歯鉗子にて抜歯

所要時間(麻酔などにかかる時間は含まない)

約15分

難易度C

親知らずの歯の軸が第二大臼歯の方に倒れており、歯冠の一部が骨に覆われているものを難易度Cとします。

抜歯の手順

  1. 表面麻酔
  2. 局所麻酔
  3. 歯肉を切開
  4. 親知らずの歯冠(通常、歯の歯茎の外にある部分)を覆っている骨を削除
  5. 歯冠と歯根を分割
  6. 歯冠を取り出す
  7. 歯根をヘーベルにて脱臼
  8. 抜歯鉗子にて抜歯
  9. 縫合

所要時間

約20分

難易度B

親知らずの歯の軸が第二大臼歯の方に倒れているか、下顎に対して水平で、ほとんど骨に覆われているものをいいます。

抜歯の手順

  1. 表面麻酔
  2. 局所麻酔
  3. 歯肉を切開
  4. 親知らずの歯冠(通常、歯の歯茎の外にある部分)を覆っている骨を削除
  5. 歯冠と歯根を分割
  6. 歯冠を取り出す
  7. 歯根をヘーベルにて脱臼
  8. 抜歯鉗子にて抜歯
  9. 縫合

所要時間

約20分

難易度A

完全に骨の中に親知らずがある場合を難易度Aとします。
下顎に対して横向きに生えているケースがほとんどです。

抜歯の手順

  1. 麻酔
  2. 歯肉を切開
  3. 親知らずの歯冠(通常、歯の歯茎の外にある部分)を覆っている骨を削除
  4. 歯冠と歯根を分割
  5. 歯冠を取り出す
  6. 歯根をヘーベルにて脱臼
  7. 抜歯鉗子にて抜歯
  8. 縫合

所要時間

約30分以上

親知らずの生えている角度

親知らずの歯の軸が、下顎に対してどのような向きで生えているかによって難易度が違います。

垂直位

下顎に対して垂直、真っ直ぐ生えているものを垂直位といいます。
真っ直ぐ生えていても、一本前の歯が邪魔をして、完全に生えることができない場合も認められます。このような場合は一本前の歯の歯根を侵食していないか注意する必要があります。

抜歯の手順

  1. 麻酔
  2. 第2大臼歯と重なっている部分、歯冠(歯の噛むところ)を覆っている骨を削除。
  3. へーベルにて脱臼
  4. 抜歯鉗子にて抜歯

所要時間(麻酔などにかかる時間は含まない)

約15分

水平位

下顎に対して横向きに生えている親知らずのことです。生えるスペースが無く、完全に歯茎の中にある場合や親知らずの一部が歯茎の外に出ている場合があります。

抜歯の手順

  1. 麻酔
  2. 歯肉を切開
  3. 親知らずの歯冠(通常、歯の歯茎の外にある部分)を覆っている骨を削除
  4. 歯冠と歯根を分割
  5. 歯冠を取り出す
  6. 歯根をヘーベルにて脱臼
  7. 抜歯鉗子にて抜歯
  8. 縫合

所要時間

約30~60分

逆位

歯冠が下、歯根が上に向いている状態を言います。下顎枝(下顎の骨の後方、顎関節の下方)に見られることが多く、のう胞がない場合は抜歯をしないことがほとんどです。

抜歯の手順

  1. 麻酔
  2. 歯肉を切開
  3. 親知らずを覆っている骨を削除
  4. 引っかかりをなくした状態で抜歯
  5. 縫合

近心傾斜

親知らずの歯の軸が、前方に向かって傾斜している状態です。一般に、水平位の親知らずよりも抜歯が容易だといわれています。

抜歯の手順

  1. 麻酔
  2. 歯肉を切開
  3. 親知らずの歯冠(通常、歯の歯茎の外にある部分)を覆っている骨を削除
  4. 歯冠と歯根を分割
  5. 歯冠を取り出す
  6. 歯根をヘーベルにて脱臼
  7. 抜歯鉗子にて抜歯
  8. 縫合

所要時間

約20分

遠心傾斜

親知らずの歯の軸が後方に向かって傾斜している状態を言います。あまりないケースですが、普通の抜歯方法に準じて抜歯が行えることが多いです。

抜歯の手順

  1. 麻酔
  2. 引っかかっている骨があれば削除。
  3. へーベルにて脱臼
  4. 抜歯鉗子にて抜歯

所要時間

約5分

頬側傾斜

親知らずの歯の軸が、頬側に傾斜している状態を言います。珍しいケースですが、普通の抜歯方法に準じて抜歯が行えることが多いです。

抜歯の手順

  1. 麻酔
  2. 引っかかっている骨があれば削除。
  3. へーベルにて脱臼
  4. 抜歯鉗子にて抜歯

所要時間

約10分

舌側傾斜

親知らずの歯の軸が、舌側に傾斜している状態を言います。親知らずの舌側には舌神経が走行しており、麻痺をするリスクがあるため、抜歯には細心の注意が必要です。

ただし、舌側に傾斜している親知らずは清掃状態を良く保つことができるためむし歯や歯周病にならず、抜歯を行わないことがあります。

抜歯の手順

  1. 麻酔
  2. へーベルにて脱臼
  3. 抜歯鉗子にて抜歯

所要時間

約80分

親知らずの深さ(Position分類)

親知らずが第二大臼歯(親知らずの一本前の歯)に対して、どのくらい深くにあるかによる分類です。抜歯手順は、歯の軸の向きで決められます。

Position A

親知らずの最も上の点が、第二大臼歯の咬合面(食べ物を噛む面)よりも上にある。

所要時間

約20分

Position B

親知らずの最も上の点が第二大臼歯の咬合面より下、歯頚部(歯冠と歯根の境)よりも上にある場合を言います。

所要時間

 約30分

Position C

親知らずの最も上の点が第二大臼歯の咬合面より下で、歯頚部(歯冠と歯根の境)よりも下にある場合を言います。

所要時間

 約30分

所要時間は口腔外科医が親知らずを抜歯をしたときのものです。あくまで目安なので、こちらに記載した時間よりもかかることがあります。

生え方以外の下の親知らずの難度を高める要素

歯の生え方以外にも、親知らずの抜歯の難易度を決める要素がいくつかあります。

親知らずと下顎管の距離

下顎管とは、下歯槽神経、下歯槽動脈、下歯槽静脈が中を通っている骨の中の管のことです。下顎管と親知らずの距離によって、親知らずの抜歯の難易度、神経が麻痺するリスクが異なります。下顎管と親知らずの距離は6つに分類されます。

下顎管と親知らずの距離の分類

Ⅰ. 下顎管の下方の壁を越えて交差
Ⅱa.根尖(歯根の先端)が下顎管の1/2以上重なっている
Ⅱb.根尖と下顎管が重なっている部分が1/2以下
Ⅲ. 根尖が下顎管の上方の壁と接している
Ⅳ. 根尖と下顎管の距離が2mm未満
Ⅴ. 根尖と下顎管の距離が2mm以上

下歯槽神経が麻痺してしまう確率は、
Ⅰ.15%、Ⅱ.3.5% Ⅲ.3.1% Ⅳ.1.5% Ⅴ.0%という報告があります。

下顎管と親知らずの距離が近いと、歯科用のCTで下顎管と親知らずの距離を精査し、必要があれば全身麻酔や静脈内鎮静法で抜歯をすることがあります。
当然、抜歯を行うときにより一層注意しなければいけず、難易度も上がります。

歯根の形

下の親知らずの歯根(歯の根っこ)は通常2個、近心根(歯の前側の)と遠心根があります。
近心根と遠心根が平行だと引っかかることなく抜歯ができますが、

  • 平行でない
  • 彎曲している
  • 歯根の先が膨らんでいる

などの原因にによって抜歯が難しくなります。

こういった場合は、歯の近心根と遠心根を削って分割しなければいけません。そのため、なかなか抜けず時間がかかってしまいます。

加齢

親知らずは20歳ころより生えてきて、どんどん歯根が長く成長していきます。歯根が長くなると、下顎管と親知らずの距離が近くなってしまい、抜歯の難易度が上がり、同時に、神経を麻痺させてしまうリスクも上がってしまいます。

また、若い間は骨が柔らかくたわみやすいですが、年齢とともに骨が硬くもろくなっていき、さらには、骨と歯が強くくっついてしまいます。そのため、親知らずを抜く際、骨を削るのに時間がかかったり、歯と骨の接着がなかなか引き離せなかったりして難易度が上がります。

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