最近、口の中をよく噛んでしまうようになった・・・。もしかしたら老化が原因かもしれませんよ!
本日は、そんな“口の中を噛む原因や対処法”についてお伝えいたします。
口の中を噛んでしまう原因
1.加齢とともにたるんできた
加齢とともに頬も張りがなくなり、たるんでくるために噛みやすくなります。
2.噛み合わせが低くなってきた
歯はだんだんとすり減って、全体的に噛み合わせが低くなってきます。そうすると頬のたるみが出てくるため、噛みやすくなります。
3.かぶせ物の形態
歯科医院で、新しいかぶせ物に替えたり、新しい入れ歯を入れると頬や舌を噛みやすくなることがあります。
4.歯並びが悪い
歯並びが悪いと頬や舌、唇が巻き込まれやすい部分が出てくるため、その部分を噛みやすくなります。
5.顎関節症
顎の関節のズレや噛む筋肉のアンバランスにより、口の中を噛みやすくなることがあります。
6.体調が悪い
体調が悪かったり、疲れが溜まっていると、普段スムーズに行われているあごの運動がうまくいかなくなることがあります。普段は頬や舌を噛まないような動きを脳が記憶して無意識に行われている運動が、疲れなどによりうまく働かなくなるためと考えられます。
7.太った
太ることにより頬が内側にも張り出してきますので頬の内側を噛みやすくなります。
口の中を噛む場合の対処法・予防法
かぶせ物や入れ歯を新しくした際に頬や舌を噛みやすくなった場合
慣れてくると脳が噛まなくなるような動きを覚えて噛まなくなることもありますが、上下の歯の覆い具合の位置関係で頬や舌が巻き込まれやすくなっているケースもあります。その場合は歯の形を修正するとよくなることが多いです。
噛み合わせが低くなってきた場合
歯ぎしりなどを行っている人はとくに歯のすり減り方が速く、噛み合わせが低くなりやすくなります。それ以上のすり減りを予防するために就寝時にマウスピースをつけて歯を保護しましょう。
歯並びが原因の場合
歯列矯正を行うことで根本的に解決します。
顎関節が原因の場合
顎関節症の治療を行います。
体調不良の場合
休息を十分に取りましょう。日頃のストレスなどもカラダを蝕む原因になります。
太った、またはたるみが原因の場合
痩せる、または表情筋を鍛えるエクササイズなども効果的です。加齢によるたるみも表情を豊かにしたり、表情筋エクササイズをすることで改善が望める可能性があります。
口を噛んで傷つけた時の治療法・応急処置法
少し噛んだ程度であれば、様子を見ればすぐに治るでしょう。もし傷が深そうであれば、早めに歯科で診てもらい消毒をした方がよいですが、それまではなるべく傷口から感染が起こらないように、口の中を清潔に保ち、うがいをよくするようにしましょう(イソジンなどがあればなお良いでしょう)。
歯科医院では消毒をし、感染などの疑いがあれば抗生剤やうがい薬の投与、必要に応じて痛み止めの投与を行います。
口を噛んでしまった時の対処法 総まとめ
口の中を噛む原因と対処法
1.加齢によるたるみ
・表情を豊かにする、表情筋エクササイズ
2.噛み合わせが低くなってきた
・マウスピースなどにより歯ぎしりから歯を守る
3.かぶせ物の形態
・経過観察
・歯の形の修正
4.歯並び
・歯科矯正
5.顎関節症
・顎関節の治療
6.体調不良
・十分な休息
7.太った
・痩せる、表情筋エクササイズ
噛んで傷つけた場合の治療法・応急処置法
・歯磨き、うがいで口の中を清潔に保つ
・傷が深そうなら歯科を受診
→抗生剤、うがい薬、痛み止めなどの投与。消毒。
口の中を噛んでしまった時は、そこまで心配しなくても良いですが、傷口が深い場合は化膿の原因になりますので、ご心配な際は歯科医院を受診してくださいね!