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歯茎の再生は可能!しかし、再生に頼るよりも先に、やらねばならないことがある!

2015年05月20日 12時00分
歯茎が下がる主な原因は歯周病です。そうして歯茎が下がり続けるといずれ歯を失うことに繋がります。そこで、今回は歯茎の下る原因や、下がって場合の対処方法、そして下がった歯茎を再生させる方法をご紹介します。

歯茎の再生は可能!しかし、再生に頼るよりも先に、やらねばならないことがある!

何だかこのところ、歯茎が下がってきた気がする・・・。
歯が伸びてきた気が・・・。

実は「歯茎が下がってきた」「歯が伸びた」というのの原因は歯周病や加齢などが原因!そこで今回は歯茎が下がる原因や対処法・下がった歯茎を再生させる方法をご紹介致します。

 

歯茎が下がる原因

 

歯茎が下がる原因には次のようなものがあります。

1.歯周病

歯周病が進行し、骨が溶けてくると歯茎も下がってきます。

 

2.乱暴な歯磨き

歯磨きを一生懸命する方によく見られます。力が入りすぎて歯茎を傷めてしまうために歯茎が下がってしまいます。また、間違った電動歯ブラシの使い方でもよく起こります。

 

3.加齢

残念ながら年齢とともに歯茎は下がってしまいます。

 

4.歯並び

歯並びがデコボコになっていると、歯の並びから外れた歯の歯茎は表面に骨の薄い部分があるため、下がりやすいです。

 

5.噛み合わせの過剰負担

歯並びなどの原因で、どこか一部の歯に集中して噛み合わせの力がかかると、その歯を支えている骨が溶けてしまうことで歯茎も下がります。歯ぎしりや食いしばりがある場合は複数の歯に起こります。

 

6.歯茎の治療後

歯周病の治療で歯石をとったり、外科手術を行った場合、歯茎が引き締まって結果的に歯茎が下がってしまいます。

 

7.悪習癖

舌で歯を強く押す癖や、爪を噛むような悪い癖は歯に異常な力を加えることで、支える骨が下がってしまいます。

 

関連リンク:歯茎が下がる前に絶対に知っておきたい7つの原因

 

歯茎が下がらない予防やケア

歯茎が下がらないようにするために、以下のことに気をつけましょう。

 

1.正しいブラッシング方法を身につける

ぜひ一度、歯科医院で正しいブラッシンングについて指導を受けましょう。電動歯ブラシもパワーが強すぎると歯茎を傷めます。歯科医院でオススメの電動歯ブラシを聞いてみるのもいいでしょう。

関連リンク:知って得する正しい歯磨きの方法

 

2.歯周病が進行しないように定期的にメインテナンスを受ける

歯周病は進行性の病気です。定期的に治療を受けることで進行を止めることができます。

関連リンク:歯周病がアナタの歯茎を下げる

 

3.歯ぎしり、食いしばりをしない。就寝時にはマウスピースを

日中に歯を食いしばったりする癖のある人はすぐにやめましょう。歯は食事以外の時はなるべく合わさないのがベストです。夜間にはコントロールができませんので、歯を守るマウスピースを歯科医院で作ってもらいましょう。

関連リンク:デスクワーク女子に多い、偏頭痛・肩こりの原因は「食いしばり」にあり!

 

4.歯列矯正をする

歯並びが悪い場合は歯列矯正をすることで解決できます。

 

5.悪習癖を止める

悪習癖はすぐにやめましょう。

 

6.禁煙する

喫煙は歯周病を悪化させます。

 

7.糖尿病にならないように気をつける

糖尿病と歯周病には密接な関係があり、お互いに影響し合っています。糖尿病にかかると歯周病は急速に進行します。食生活、生活習慣を見直して改善しましょう。また、すでに糖尿病の方は、しっかりと治療をしてコントロールすることで歯周病も落ち着きを見せることがわかっています。

 

歯茎を再生させる4つの方法

 

下がった歯茎を再生させる方法

一部の歯茎が下がってしまって見た目が気になったり、しみたりなどする場合には、歯茎を移植をするという方法があります。歯茎を他の部分から切り取って歯茎の下がった部分に移植します。ただし、全体的に歯茎が大きく下がってしまっているケースにおいてはできません。

 

下がった骨を再生させる方法

下がった骨を再生させる方法としてはGTR法があります。
GTR法はGTR膜と呼ばれる膜を使って骨ができるのを誘導するという方法です。下がった歯茎の下にこの膜を埋め込んで歯ぐきを縫って閉じ、骨ができるのを待ちます。

 

骨や歯茎の再生を早める方法

歯周病でなくなった骨や歯茎の再生を早める方法としてはエムドゲイン法があります。
エムドゲインは豚の歯の芽から抽出したタンパク質であり、骨がなくなった部分に歯が生える時と同じ環境を作り出すことにより、骨や歯茎などの組織の再生がより早く行われるという方法です。

骨の吸収が歯の周囲の一部分で起こっているケースにおいて有効です。豚の歯の芽、と言っても安全性も高く現在のところ副作用は報告されていません。

エムドゲインは自費診療のみとなっており、5万〜15万円前後です。

 

人工骨や自分の骨で下がった骨を再生させる方法

歯周病で失われた骨の部分に、骨を移植する方法もあります。次のような方法があります。

1.自家骨移植

自分のあごの骨などから骨を取って、移植します。自分の骨であるため安全性が高く、骨もできやすいですが、大量の骨が必要な場合には確保が難しいこともあります。

2.人工骨移植

人工的に合成された材料を移植し、骨を作る方法です。自家骨移植のように他の部位を傷つけることもなく、また大量に骨が必要な場合でも対応が可能ですが、骨のできやすさに関しては他の方法にくらべ多少落ちると言われています。

3.他家骨移植

人の死体から採取した骨や牛の骨由来の材料を使う方法です。こちらも他の部位を傷つけることなく移植ができることと、大量に必要な場合でも問題なく確保できます。安全性も高く、骨移植の際、最も使われています。

 

歯茎の再生や移植手術を行なっている医院を選ぶ注意点

歯科医院はたくさんありますが、矯正や口腔外科の特別なものを除いては、どこの歯医者もオールマイティーにほとんど全ての分野に対する治療を行っています。歯茎の再生や移植手術は歯周外科とよばれる分野で、高度な専門的な技術を必要とします。一般歯科の歯科医師でも行なっている場合がありますが、高度な歯周病治療である歯周外科は歯周病治療の専門家、日本歯周病学会専門医のいる歯科医院がより安心でしょう。

 

歯茎の再生と、原因 治療方法まとめ

 

下がった歯茎を再生させる方法

歯茎の移植

下がった骨を再生させる方法

GTR法

骨や歯茎の再生を早める方法

エムドゲイン法(自費治療で5万〜15万円)

人工骨や自分の骨で下がった骨を再生させる方法

1.自家骨移植
2.人工骨移植
3.他家骨移植

歯茎が下がる原因

1.歯周病
2.乱暴な歯磨き
3.加齢
4.歯並び
5.噛み合わせの過剰負担
6.歯茎の治療後
7.悪習癖

歯茎が下がらない予防やケア

1.正しいブラッシング方法を身につける。
2.歯周病が進行しないように定期的にメインテナンスを受ける。
3.歯ぎしり、食いしばりをしない。就寝時にはマウスピースを。
4.歯列矯正をする
5.悪習癖を止める
6.禁煙する
7.糖尿病にならないように気をつける

歯茎の再生や移植手術を行なっている医院を選ぶ注意点

歯周病治療の専門家、日本歯周病学会認定医のいる歯科医院が安心。

 

歯茎が下がって来たと感じたらまずは歯科医院での受診が大切です。放っておくとそのまま歯を失いかねないです。歯茎が伸びてきたな、下がってきたなという時は気をつけてくださいね。

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