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歯医者だけが知っている!親知らずの抜歯のリスクを徹底解説

2013年11月11日 07時38分
親知らずを痛くなく行うには、親知らず抜歯時のリスクを知っておかねばなりません。ここでは親知らず抜歯時のリスクを歯医者さんが解説します

こんにちは。歯科医師の高木です。歯医者で親知らずを抜いたほうがいいと、いわれたことがある方は少なくないと思います。いざ親知らずを抜くとなると、大変そうで怖い・・色々と心配しますよね。今回は親知らずの抜歯する際のリスクをご説明します。

親知らずを抜歯する際のリスク

いざ親知らずを抜歯すると決まっても、外科手術になりますからいくつかリスクがあります。後でこんなはずじゃなかったとならないために、前もってしっかり知っておきましょう。

1)抜歯後に腫れる可能性

親知らずを抜いた後、よくあるのが抜歯後の腫れです。特に、下の親知らずに多く、斜めに生えているなどして歯ぐきを切開し、骨を削る処置をした場合に多く発生します。まっすぐ生えていてすぐ抜けた場合や、上の親知らずでは腫れが少ないですし、全く腫れないケースもあります。腫れの程度は、治まるまで2日〜2週間程度と個人差があります。

2)時間がかかる可能性

下の親知らずに多くなりますが、親知らずが骨の中に埋まっていたり、根っこが曲がっていたりする場合、とても抜きづらくなるため時間がかかったり、一回では抜けない場合があります。

3)上顎洞の感染のリスク

上の親知らずの場合、歯の根が、副鼻腔である上顎洞と呼ばれる空間ととても近くなっているケースがまれにあります。この場合、上の親知らずを抜いた後、上顎洞とつながってしまい、口の中の細菌が上顎洞へと感染する場合があります。

4)下歯槽神経麻痺が起こるリスク

下の親知らずが骨の中に埋まり込んでいる場合、下あごを走る下歯槽神経ととても近くなっているケースがあります。この場合、下の親知らずを抜く際に下歯槽神経にやむを得ず触れ、抜歯後に神経麻痺が起こることがあります。

下歯槽神経麻痺の症状は、抜歯した側の唇にしびれた感じがある程度で、顔の動きがおかしくなるなど顔面麻痺の症状は起こりません。短期間で治る場合もあれば、長期間経過観察が必要になることもあります。

5)ドライソケット

抜歯後は、抜歯した部分に血餅とよばれるかさぶたができて、傷が治っていきます。しかし、飲酒をしたり、歯ブラシでつつくなどして何らかの原因で血餅がとれると、傷口の骨がむき出しになった状態が起こるケースがあります。これをドライソケットと呼び、本来歯ぐきで被われていくはずの穴が塞がらないため、非常に強い痛みが長引いてしまいます。激しい運動・飲酒・長湯など血行が良くなることはドライソケットになりやすくなるので、極力控えるようにしてください。

いかがでしたか?親知らずの抜歯は、通常の抜歯よりも難しい場合が多いため、抜歯のリスクが高くなります。しかし、リスクがあるからといって、抜歯すべき親知らずを放置していると、さらなるリスクを呼び込み悪影響を及ぼしかねません。

親知らずの抜歯は、これらのリスクを踏まえた上で、口腔外科が得意な熟練した歯科医師に抜歯してもらうことをお勧めします。

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