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“歯茎が黒い”は病気のシグナル？歯茎を黒くする4つの原因と対処法

2015年04月21日 10時45分

歯茎が黒いと一人で悩んでいませんか？一般的に歯茎の黒ずみはタバコが原因だと言われることが多いですが、実は大きく分けて４つの原因があります。ここでは、それぞれの原因と治療法をご紹介致します。

歯茎が黒いのはコレが原因かも！？

歯茎が黒くなる原因として考えられるものは次の通りです。

1.喫煙

喫煙することでビタミンCが破壊されることにより、メラニン色素の生成を抑制する働きが落ちてしまい、メラニン色素が沈着してしまいます。また、タバコから放出される一酸化炭素によって組織に酸素が行き渡らなくなり、またさらにニコチンによる血管収縮作用によって血行不良により歯茎が黒ずんできます。

また、自分がタバコを吸わなくても、例えば親がタバコを吸っている場合、子供の歯茎の色が黒ずんでくる可能性が非常に高くなると言われています。

2.生まれつきメラニン色素が多い

肌の色が人それぞれですが、歯茎の色も個人個人で違います。メラニン色素を多く持つ人は歯茎の色も暗めの色になる傾向があります。

3.歯周病

歯周病によって、歯茎の内部にうっ血がおこると赤紫色っぽい歯茎の色になります。進行していればいるほど歯茎の色は暗めになります。

4.差し歯の金属

差し歯（土台の入ったかぶせ物）が入っている場合、土台に使われる金属がイオンとなって溶け出し、歯ぐきに黒く色素沈着を起こすことがあります。メタルタトゥーとも呼ばれます。土台に使われる金属は保険治療の場合主に銀を多く含む材料となっており、そこから溶け出す銀イオンが歯ぐきを黒くします。対してかぶせ物に使われる金属は主に歯茎に着色をおこしにくい材質となっています。

歯茎が黒いのにはこんな治療法が存在します！

1.喫煙で黒くなっている場合には

まずは、タバコを控えめにすることをお勧めします。健康のためにもできれば禁煙しましょう。

2.メラニン色素の沈着の場合には

メラニン色素によるものの場合は（喫煙でメラニン沈着した場合も含む）、フェノールアルコール法という薬剤を使用した歯茎のピーリングや、レーザーでメラニン色素を除去する方法があります。

3.歯周病の場合には

歯茎の血行不良でより歯茎は黒っぽくなりますので、血行を促すためにも、ブラッシングによる歯茎のマッサージ、また、歯科医院での継続的な治療が必要となります。なるべく進行を抑えるために、歯周ポケットが深い場合には外科手術を行って、汚染された歯茎を取り除いた方が良い場合があります。

4.差し歯の金属による場合には

色素沈着のもとになっている金属を取り除き、色素沈着を起こさないタイプのものに取り替えます。また、すでに着色してしまっているところに関しては電気メスなどで歯茎ごと着色部分を除去するか、レーザーで着色を取る方法があります。しかしレーザーは金属を含む部分には危険を伴うことがありますので慎重に行う必要があります。