昔はよく「あそこ歯医者さんは怖い」というようなことを耳にすることがありましたが、近年は歯医者の数も増え、医療もサービス業化してきている傾向があり、そのようなことを聞くことは少なくなりました。ですが、今でも時々歯医者さんに怒られてしまうことがあるようです。
歯医者さんに怒られる!歯医者さんは、どんな時に怒るのでしょうか??
さて、歯医者さんに怒られた時の理由としてよく聞くものを挙げてみます。
- 予約の時間に遅刻したので怒られた
- 虫歯をひどくなるまでほっといた為に怒られた
- 口をちゃんと開けていないため怒られた
- 治療中に痛いと言ったら怒られた
- 出された薬をちゃんと飲まなかったため怒られた
- 治療方針に難色を示したら怒られた
- 治療に対する説明を求めたら怒られた
こうして上げてみると理不尽な先生も中にはいますね。しかし、中には 熱心さゆえに怒っている場合も。
治療に真剣であるがゆえに怒ってしまう先生も
例えば、「虫歯をひどくなるまで放っておいた」「出された薬をきちんと飲まなかった」を理由に怒られた場合などは、治療に真剣であり、また患者さんのことを真剣に心配して「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ・・・」という気持ちからついつい色々説教したくなってしまった非常に熱心な歯医者さんとも考えられます。患者さんのことを「どうでもいい」と思っているならきっと何も言わないことでしょう。
ただ単純にイライラしていて怒ってしまう歯医者さんも中にはいます・・・。
熱心な先生がいる一方で、「予約に遅刻した」「口をちゃんと開けていなかった」「治療中に痛いと言った」「治療の説明を求めた」ために怒られた、という場合、患者さんの事情も聞かずに一方的に怒っているのであれば、もしかして予約がたくさん入っていて忙しすぎてイライラしていたのかもしれません。「忙しい」の「忙」は「心を亡くす」と書きます。普段は穏やかな歯医者さんでも、あまりの忙しさによるストレスで、もしかしたらイライラしてしまっていたのかもしれません。
歯医者さんが忙しい理由は保険制度の問題点もある。
現在の保険診療ではとにかく患者さんの数を診なければ採算がとれないと言われています。そのため、無理のある予約をとっている歯科医院が多くあるのも事実です。もし、そういうわけでもないのに怒られた場合、「単に気の短い歯医者」だったのでしょう。いつでもしょっちゅう怒っている歯医者ならその可能性があります。
中には傲慢な歯医者も・・
また、中には本当に上から目線というか傲慢な歯医者もいます。歯医者は新人のころから「先生」と呼ばれるため、「自分が偉い」と勘違いしている人も中にはいます。治療の説明を求めて怒られた場合や難色を示して怒られた場合などは「自分の思い通りにならない患者」という理由が大きいと思われます。
昔は「お医者様」などと言われていたように、そういう医者、歯医者が多くいたのも事実ですが、現在は医師や歯科医師と患者さんは対等であるべき、という考え方が当たり前になっており、インフォームドコンセント(説明と同意)をしっかり行って治療に当たるべきなのです。
ですので、もしもそのような態度をとる歯医者がいたら、納得のいく治療は受けられず、ずっともやもやしたまま通うことになるでしょう。すっぱり他の歯科医院に変えることをおすすめします。
相性の合う歯医者を見つけましょう
歯科治療を行う上で信頼関係は非常に大事です。また、歯科医師も患者さんも共に人間なのですから相性の合う、合わないは存在します。嫌な気分で治療を続けるのはストレスですね。ぜひ、末長く自分の歯を任せられるような信頼できる歯医者さんを見つけましょう。
歯医者さんに怒られる まとめ
Q.怒る歯医者でも我慢すべきか?
A.まず「怒っている理由は何か?」を見極めましょう。
- 歯を心配する故か?
- 歯科医師が忙しくイライラしているだけか?
- 単に傲慢な歯科医師なのか?
Q.怒っている理由が「歯のことを真剣に考えてくれている」など納得いく理由
A.信頼して任せられる歯医者さんである可能性も高いでしょう。
Q.怒っている理由が歯医者の個人的な理由であったり、嫌な気分にさせられる
A.ためらわず歯医者を変えましょう。
大切なことはあなたに合う歯医者さんと出会うことです。無理に合わない歯医者さんに通うのではなく、通いやすいかかりつけ医を探すことが大切です。