歯医者に定期的に通っている人ならともかく、久しぶりに歯医者に行こうという方、緊張や不安でなかなか腰が重いことかと思います。治療自体もちろん緊張しますが、最近の歯医者はほぼ全て予約制となっていて、まずは予約の電話をかけなければなりません。これもなかなかドキドキするものです。今回はこの、予約を取るときのコツについてお話ししてきます。
歯医者さんの多くが初診は予約制をとっています
「思い立ったが吉日」とばかりに意を決したら一刻も早く歯医者に行きたくなる人もいるかもしれません。ですが、ほとんどの歯科医院が予約制を採用していますので、いきなり歯科医院に行ってしまうのはお勧めできません。運よく空きがあればすぐに診てもらえる可能性もなくはないですが、ほとんどの場合、ものすごく待つことになったり出直さなければならなくなるでしょう。歯科医院にとっても予約の時点である程度の情報を教えてもらったほうが、患者さんにとっても待ち時間が少なくスムーズに進められるように調整できるのです。
予約の時に伝えること
■初診で予約を取りたい旨を伝える
初診であるか再診であるかというのは歯科医院側にとって重要な情報です。まずは初めてであることを伝えましょう。
■主訴は何か
これに関しては通常は受付より「どうなさいましたか?」という形で聞かれるでしょう。そこで予約を取りたい理由について伝えるのですが、緊急性があるかどうか、また強い痛みがあるかどうか、などによって予約の日にちや時間などが変わってきます。混んでいる歯科医院だとなおさらです。普通だと1週間後くらいでしか予約が取れないケースでも、緊急性の高い場合は急患という形で即日などなるべく早めに診てもらえることが多いです。
<非常に緊急性の高いケース>
- 外傷(歯をぶつけて折れた、脱臼した、粘膜が切れて出血しているなど)
- 強い痛みがある
- 顔が大きく腫れている
など
<比較的緊急性の高いケース>
- 詰め物やかぶせ物、差し歯が取れた
- 総入れ歯など大きな入れ歯が割れて食べられない
など
主訴(一番気になっているところ)の内容によって予約の日取り、時間も変わってくることが多いです。ですので、上に挙げたようなケースの場合はとくに、その旨を説明し、早く診てもらいたいことを伝えましょう。時々、予約がいっぱいであるのにもかかわらず、「歯石をすぐにとってもらいたいからどんなに待ってもいいから今日診てもらいたい」とか、「親知らずを絶対今日抜いてほしい」などと特に緊急性がないのに自分の都合だけを主張する人もいますが、それはやめましょう。
■希望の日程、時間を伝える
希望する日や時間があればその旨を伝えます。通常初診の場合は来院してから診療までに問診票記入やカルテ作りなどの時間が必要となりますので、予約時間よりも早めに来るように言われることが多いです。
しかし、歯科の特徴として、急患が時々入ったり、診療が長引いたりなどの理由で予約の時間通りに診療が始まらないことも少なくありません。また、自分の治療も想定以外のことが起こったりなどで長引いてしまうこともあります。ですので歯科の予約を入れる時は余裕を持って、その後に用事を入れておかないことをお勧めします。
■もし予約の日に行けなくなってしまったら
この場合、キャンセルの電話はできるだけ早めにしておきましょう。そうすることでまた次の予約も早めに取ることができます。時々何の連絡もなくキャンセルをして何事もなかったかのように予約を取る人がいますが、これはマナー違反です。このようなことのないようにしましょう。
歯医者さんを初診予約する際のまとめ
歯医者で初診の予約を取る時に伝えること
- 初診である旨
- 主訴(歯医者に行きたい理由)
→緊急性がある場合はそれを伝える(痛い、腫れた、詰め物が取れた、など) - 希望の日程、時間
→なるべく時間の余裕を持って、後には何も予定を入れないほうがよい - 予約の日に行けなくなったら早めに連絡をする
になります。まずは電話をしてみてご自身の症状をつたえてみてくださいね!