歯医者さんに行ってすぐに診療室に入れる場合と長時間待たされて診療室に入る場合とを経験した方も多いと思います。自分より後に診察に来た人なのにどうして早く診療室に入っていくのでしょうか?歯医者さんの診療の順番について疑問を感じている人も多いともいますのでご説明していきます。
待たされる歯医者さん、待たされない歯医者さんの理由
予約順
多くの歯科医院は予約制になっているところが多いと考えられます。その為、時間より少し早く来ても時間にならないと入れない場合が多いです。例えば自分が5時30分の予約で5時10分に来たとしても、5時15分の予約の患者さんが次に来ると後から来た患者さんが先に診察室に入ることになります。
診療内容によっての違い
その日の診療の内容によって診療室に早く入る患者さんがいます。例えば歯を抜いた後の血が止まらなかったり、歯をぶつけて歯が抜けてしまったりした患者さんは極力急ぎの処置を必要とします。その他その日の処置がほんの数分で終わると予想される患者さんの場合は早く診療室に入ることがあります。
患者さんの人数の違い
混んでいる歯科医院と空いている歯科医院では待たされる時間に違いが出てきます。たとえ予約を取っていたとしても、突然の急患や予想外のトラブルで患者さんの予約時間までに他の患者さんの治療が終わらない事があります。治療が終わらないまま患者さんを帰すことは出来ませんので、混んでいる歯科医院では少しずつ予約時間がずれこんでしまいます。
ユニット(診療台)の数の違い
歯科医院によっては多くの患者さんを診察出来るように5台以上の多くのユニットを置いているところもあります。多くのユニットがあると診療室に案内される時間も短くて済むことがあります。しかし今度は診療台の上で待っている時間が長くなる場合もあります。
先生の人数の違い
一つの診療所に一人の先生がいると決まっている訳ではありません。大きな歯科医院は5,6名の歯科医師が勤務している病院もあります。当然ながら先生が多いと診療室に入るまでの時間が早くなります。しかし多くの先生がいても担当医制で診察している場合は、手の空いた先生が他の患者さんを見ることはありませんので待ち時間が多くなるところもあります。
最後に
どの歯科医院も患者さんにお待ちいただく時間は少なくするように努めています。しかし必ず時間通りに診療が進む訳ではありません。お待ちいただく場合は歯科医院側もなるべく声をかけるように努力をしていますので、時間の都合などある場合はあらかじめ受付にご相談しておくことをお勧めします。
「歯科」という特殊な医療は簡単に扱われがちです。しかし、歯医者さん達は1日に何度も外科的な手術を行なっているワケです。そうした中で最善を尽くし患者さんを待たせないように様々な工夫を行なっていることを是非知って頂きたいです。
以上になります。本日は最後まで読んでいただきありがとうございました。どくらぼは「歯」にまつわるコンテンツを毎日5本目標で配信しています。編集長の内田と歯科ライターさんでリサーチを行い皆さんにお役に立つコンテンツをこれからも配信し続けます。本日はありがとうございました。また、ぜひお越しください!