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歯茎が痛い理由は8つだけ!今、痛みを止める応急処置と治療法、全まとめ。

2015年03月06日 14時45分
アナタの歯茎が痛む理由がこれを読めば分かります。歯茎の痛みの原因は大きく分けて8つしかありません。それぞれの治療方法や、今すぐ痛みをどうにかする応急処置を全てまとめました。

歯茎が痛くて仕方ないあなたに、歯茎の痛みを抑える方法を全部網羅致しました。

歯茎が痛い時の処置方法全手法まとめ

市販の痛み止めを飲む

歯茎が痛い時の応急処置は、市販の痛み止めを飲むのが一番の早道です。最近は病院で処方される痛み止めに近いものが薬局やドラッグストアでも販売されていて、効果も高いようです。ただし痛み止めは胃に負担が大きいことも少なくありませんので、服用の際には軽く食べた後やお水を多めに飲むようにしましょう。服用の一回目は説明書きにある最少量にしておき、それでも痛みが治まらなければ追加して飲むようにするのがオススメです。

痛み止めを飲む以外の歯茎の痛みに関する応急処置。

痛み止めを飲む以外の歯茎の痛みに対する応急処置は、痛みの原因にもよります。とりあえず家庭でできる処置として効果が期待できるものをピックアップしてみます。

歯茎の傷による痛み

  • 傷や火傷は落ち着くまで触らないようにする
  • 歯ブラシを柔らかいものに替える
  • 消毒効果や消炎効果のあるうがい薬でうがいをする

歯茎に腫れや炎症がある場合

  • 軽く外から冷やす
  • 消毒効果や消炎効果のあるうがい薬でうがいをする
  • アルコールや長風呂、刺激物など血行がよくなるようなことは控える

噛むと痛い場合

  • 極力上と下の歯が噛みあわないようにしておく

痛み全般に効果的なこと

  • できるだけ休養と栄養をとって体の抵抗力を回復する

 

歯茎が痛い時に考えられる原因と治療方法

歯茎の痛みの原因①歯周病

そもそも歯周病とは

歯周病は歯茎の細菌感染症です。口の中にいる細菌の中が歯茎の隙間に入り込んでその下にある顎の骨を溶かしてしまうのが歯周病です。歯周病になると、歯周ポケットと呼ばれる隙間で細菌がどんどん繁殖し歯茎の腫れや出血などの炎症が起こります。痛みもなく進行するのが歯周病の特徴ですが、進行すると炎症に伴う痛みが起こります。

歯周病が原因で歯茎が痛む時、どのようなことが起こっているのか

歯周病は痛みがなく進行する病気で、歯周ポケットという歯と歯茎の隙間に細菌が入り込み奥へ奥へと侵入していきます。ポケットの一番深い部分では、最も毒性の強い細菌が繁殖してその下にある顎の骨を溶かしながらさらに奥へと進行していきます。こうして徐々に歯周ポケットは深くなり歯茎は細菌の毒素によって真っ赤に腫れ膿が貯まってきます。ただし、歯周病による腫れの痛みはそれほど強くありません、むしろ支えを失ってぐらぐらになった歯に力がかかることでその周りの腫れた歯茎を刺激して痛みを感じることが多いようです。

歯周病の治療方法

歯周病の治療法としては、軽いうちは歯石を取ったり適切な歯磨きでかなり改善しますが、基本的には麻酔をして歯周ポケットの奥まで入り込んでいる汚れや細菌、炎症が起こっている粘膜を取り除いてきれいにすることが必要です。また、腫れや痛みなどの強い炎症がある場合には、化膿止めなどの薬を飲む必要もあるでしょう。いずれにしても、一時的な治療では効果は望めず適切な治療を受け、根気よく正しい管理を続けることが大切です。
 

歯茎の痛みの原因②根尖病巣

そもそも根尖病巣とは

根尖病巣とは、歯の根の先にできた炎症をいいます。レントゲン写真で見ると、根の先に黒い影が写ることで確認できます。これは虫歯などで神経が死んでしまったり、以前神経を取る処置をしたにもかかわらず何らかの原因で根の中に細菌が入り込み化膿したためです。根尖病巣があると初めは噛んだ時に痛む程度ですが、進行すると出口がないまま膿が溜まり歯茎にずきずきとした痛みや腫れが起こります。
 

根尖病巣が原因で歯茎が痛む時、どのようなことが起こっているのか

根尖病巣は、歯の根に細菌が入り込み根の先が化膿してできます。歯の根には神経と血管が通っている管があり、虫歯などが原因で細菌が入り込むと管の中を侵しながらやがて根の先(根尖)に到達します。そこは硬い顎の骨の中なのでじわじわと勢力を拡大し住みか(病巣)を広げていきます。ここでは体が細菌と常に闘っていて、戦いに敗れた細菌の死骸が膿となって溜まっていきます。炎症が軽いうちは噛んだ時の刺激で根尖に近い歯茎に痛みを感じる程度ですが、徐々に痛みは強くなります。酷くなると根尖に膿がどんどん溜まり、歯茎に膿の出口ができる場合もあります。出口ができなければ溜まり続ける膿によって中はぱんぱんになりずきずきとした痛みが出てきます。

根尖病巣の治療方法

治療法は、根の中を消毒する根管治療が必要です。とても地道な治療で回数もかかります。また、炎症や痛みが強い場合は化膿止めなどの薬を飲む必要があります。既に膿がかなり溜まってしまっている場合は、切開して膿を出すこともあります。最終的には根の中をしっかり封鎖して被せ物をしますが、抜歯になる場合もあります。
 

歯茎の痛みの原因③食片圧入

そもそも食片圧入とは

食片とは食べ物のことをいい、歯と歯の間や歯と歯茎の間に食べ物が詰まり歯茎が痛くなることがあります。食事をするたびに同じ部分に食べ物が上からどんどん詰まっていき次々に歯茎の中に押し込まれると、歯茎に傷がつくだけでなく細菌の格好の餌となり炎症が起こります。これは、虫歯や歯並び、合っていない詰め物や被せ物が原因で歯と歯の間に不必要な隙間がある場合などに見られます。
 

食片圧入が原因で歯茎が痛む時、どのようなことが起こっているのか

歯と歯の間には、コンタクトと呼ばれる接触部分があります。このコンタクトは、デンタルフロスが何とか通るくらいのくっつき具合が理想とされ、歯科医院で銀歯などの被せ物を入れる際にはややきつめになるよう調整します。食片圧入は、主にコンタクトが緩いことが原因です。食事のたびに詰まりこんで歯茎の中にぎゅーぎゅー押し込まれたり、爪楊枝で取ろうとして逆に押し込んでしまうこともあります。歯周病で深くなった歯周ポケットに入り込んでしまうこともあるようです。いったん食片が押し込まれるとそこに傷がつき、さらに食片を餌として細菌が活発に活動を始めるために歯茎が炎症を起こし痛みが出ます。

食片圧入の治療方法

治療法は、詰まった食片を取り除くことです。たいていはフロスや歯間ブラシなどで取り除けますが、取れにくい場合は専用の細い器具などを使って取り除きます。その後は消毒やうがいをするなどして経過を見ます。ただコンタクトが緩いことが原因であれば、治療によってその正常なコンタクトを回復させてあげなければ根本的な治療にはなりませんので、虫歯の治療や銀歯の作り直しが必要です。
 

歯茎の痛みの原因④口内炎

そもそも口内炎とは

口内炎は口の中にできる潰瘍です。原因としては、疲れや体調不良からくる抵抗力の低下や細菌・ウイルスなどの感染、傷や刺激などによるものがよく知られています。多くは真ん中が白くただれた丸い潰瘍ができ、触ったり香辛料などの刺激によって強い痛みを感じます。通常10日~2週間程度で治りますが、中には一度にたくさんできるケースや水泡を伴うもの、ただれるものなどさまざまなタイプがあります。

口内炎が原因で歯茎が痛む時、どのようなことが起こっているのか

口内炎には、さまざまなタイプがあります。アフタ性口内炎は、疲れや体調不良などで体の抵抗力が落ち口の中の常在菌が活発化して粘膜が炎症を起こすためにできる口内炎で、くっきりとした丸くて白い潰瘍ができます。ウイルス性口内炎ではヘルペスが有名です。抵抗力が落ちている時にできやすく、口の中や周りに水疱ができ破れてただれたり熱が出ることもあります。カタル性口内炎は入れ歯や歯の先端による傷や火傷などで細菌が繁殖するために起こる炎症で、もやもやとした形の潰瘍になります。アレルギー性口内炎は、アレルギー反応で口の中がただれてできます。ニコチン性口内炎はタバコの熱刺激で白い斑点のようなものができ癌になることもありますが、比較的頻度の少ないタイプです。

口内炎の治療方法

治療法には、口内炎用の薬を使うのが一般的です。また即効性のあるレーザー治療を行う歯科医院もあります。日常生活では、ビタミンB2やビタミンB6、ビタミンCを積極的に摂りバランスの良い栄養と休養で抵抗力をつけるのが効果的です。稀に他の病気が原因であることもありますので、たくさんできたり治らない時は内科などを受診しましょう。
 

歯茎の痛みの原因⑤親知らず

そもそも親知らずとは

親知らずは人の顎が小さくなるにつれてスペースが足りないことも多く、完全に出てこれないケースが少なくありません。そのため汚れが溜まりやすく周囲の歯茎が炎症を起こすこともしばしばです。酷い場合は頬や顎が腫れる、口が開かなくなる、顎の下のリンパ腺まで痛むといった症状が起こることがあります。また上の親知らずが伸びすぎて下の歯茎に食い込んで痛むこともあります。

親知らずが原因で歯茎が痛む時、どのようなことが起こっているのか

親知らずが生えてくると、歯茎が被っていたり横を向いていることがあります。歯並びの一番奥にあるため歯ブラシも届きにくく不潔になりがちで、歯の一部が歯茎に埋もれていると、その隙間に汚れがたまり細菌が繁殖して虫歯や炎症が起こり痛みが出ます。酷い人は、頬や顎まで腫れたり、口が開きにくくなる、顎の下にあるリンパ節が痛む、物を飲み込みづらくなるといった症状も起こります。特に下の親知らずが痛みが出やすい傾向にあり、上の親知らずは比較的軽い人が多いようです。ただし、上の親知らずは下に噛み合う歯がない場合歯茎に食い込み痛むことがあります。

親知らずの治療方法

治療法は、化膿止めなどの投薬で炎症と痛みを抑えます。消毒やうがい、適切なブラッシングなどで清潔にすること心掛けます。症状が落ち着いたら抜歯をお薦めします。一度炎症を起こして痛みを起こした親知らずは繰り返すことが多いからです。埋まっている歯の抜歯は切開が必要になったり、腫れたりと傷の完治までしばらくかかると思った方がいいでしょう。
 

歯茎の痛みの原因⑥歯ブラシによる傷

そもそも歯ブラシによる傷とは

歯ブラシのやり方は意外に難しく、粘膜である歯茎に傷をつけてしまうことも少なくありません。例えば、歯ブラシを最近新しくした、サイズが大きすぎる、毛が硬すぎる、ブラッシングの力が強すぎる、毛先が開いてしまったブラシを使っている、歯周病や歯肉炎などで歯茎が弱っているといった時、体調が悪い時などに傷がつくことが多いようです。自分のお口の状態にあった歯ブラシ選びや磨き方を定期的にチェックすることが大切です。

歯ブラシによる傷が原因で歯茎が痛む時、どのようなことが起こっているのか

口の中は体の内部で、歯茎は皮膚ではなく粘膜です。そのため簡単に擦り傷ができてしまうことがあります。特に替えたばかりの新しい歯ブラシや合っていないサイズ・硬さの歯ブラシを使った時、強くブラッシングし過ぎた時などによく見られます。また、歯周病や歯肉炎などの炎症で赤く腫れた歯茎を硬めの歯ブラシで強く磨くとたちまち傷だらけになります。中には傷があるから磨き方が足りないと勘違いしてもっとごしごし磨いてしまい悪化してしまう人や、口内炎になる人もいますので注意してくださいね。

歯ブラシによる傷の治療方法

治療法は、傷の部位を安静にして刺激しないことが一番です。こういった傷には口内炎の薬も効果的です。また、痛いからとまったく磨かずにいると汚れが溜まり炎症の原因にもなりますので、うがい薬などで清潔にするようにします。歯ブラシの大きさや硬さ、そして磨き方など定期的に歯科医院で検診を受けて指導を受けることも大切です。
 

歯茎の痛みの原因⑦カンジダ菌

そもそもカンジダ菌とは

口の中にはとてもたくさんの細菌がいて通常はバランスを保っていますが、その中のひとつカンジダ・アルビカンスという菌は時に暴走を始めることがあります。真菌というカビの仲間であるカンジダは、抵抗力が落ちた時やステロイドを服用している時、抗生剤を長く飲んでいる時などに爆発的に増えて、歯茎に苔のように張り付きながら広がりその下にある歯茎に炎症を起こしヒリヒリとした痛みを感じるようになります。

カンジダ菌が原因で歯茎が痛む時、どのようなことが起こっているのか

カンジダ菌による口の中の炎症は、口腔カンジダ症といいます。カンジダ・アルビカンスというこの菌は、真菌というカビの仲間で水虫の原因である白癬菌と親戚です。カンジダは常に口の中にいる常在菌で健康な時にはおとなしくしていますが、病気などで抵抗力が落ちた時や抗生剤、ステロイド剤などを長く飲んでいると口の中の細菌のバランスが崩れて増殖を始めます。これは日和見感染ともよばれ、歯茎や舌、上顎などの粘膜表面に白く苔のようなものが広がります。放っておくとこの苔状のものはさらに広がり、粘膜の深いところまで入り込んでいきます。食事の際に痛みを感じることがあり、ガーゼなどで剥がすとその下にある粘膜は赤く炎症を起こしています。より痛みの強いものや腫れを伴うケースもあり、原因や体の状態によって症状の出方は異なります。

カンジダ菌の治療方法

治療法は、抗真菌剤と呼ばれるカビに対して効果のある薬を使います。抗生物質は効きません。抗真菌剤には、うがい薬や塗り薬、シロップ、口腔錠(口の中で溶かす薬)がありますが、それ以外に内服薬を処方したり点滴を行うこともあります。また、症状によっては外科的に切除することもあります。

歯茎の痛みの原因⑧やけど

そもそも歯茎のやけどとは

火傷は、口の中で起こる外傷の中でも比較的頻度の高いものです。熱いものによって歯茎の表面はただれ、白くめくれたようになり強い痛みを感じます。酷い場合には、水疱ができたり腫れることもあります。上顎によく見られますが、特に上顎が総義歯の人は要注意です。食べ物だけではなく、薬品などが原因で化学的に火傷のような状態になることもあります。

やけどが原因で歯茎が痛む時、どのようなことが起こっているのか

口の中の火傷は、熱いものを食べたり飲んだりした時に、歯茎の表面がただれて白く剥けたようになります。ヒリヒリと強い痛みを感じ、水疱ができたり腫れることもあります。通常は上顎に多く、特に総義歯の人は注意が必要です。プラスチックのような素材が上顎全体を覆う総義歯は、温度を感じにくいため熱いものを飲んだり食べたりした時に気づかないまま飲み込んでしまい、喉の奥まで火傷してしまうことがあるのです。また、温度ではなく化学反応によって火傷と同じ状態になることがあります。例えば歯科医院で使うホワイトニング剤は高い濃度の過酸化水素水というものからできています。これが歯茎に付いてしまうと化学的に火傷を負った状態になります。そこで治療の際は歯茎に付かないよう細心の注意を払いコーティングして行います。

やけどの治療方法

火傷の治療法で最も有効なのは、その部位を安静にしておくことです。できるだけ刺激しないよう食事も刺激物は避けた方がいいでしょう。また、細菌が繁殖しないよううがい薬などでうがいをして清潔に保つのもいいですね。口内炎の薬も効果的です。

歯茎の痛みの原因⑧異物

そもそも異物とは

異物といってもさまざまですが、常に食べたり飲んだり話したりと外部から物が入ってくる口の中で時には痛みを伴う不慮の事態が起こることがあります。その代表格は魚などの骨です。歯と歯茎の間に魚の骨が刺さって取れなくなったり鶏の骨が刺さったケースもありました。子供がおもちゃなど意外なものを口に入れて取れなくなることもあります。このような症例は食片圧入とは区別され「異物除去」として扱われています。

異物が原因で歯茎が痛む時、どのようなことが起こっているのか

最も良く見られるのが、歯と歯茎の隙間に魚の骨が刺さったケースです。魚の骨は細くて小さく半透明なのでなかなか見えません。自分で取ろうとして歯茎の中に押し込んでしまうこともあります。針で刺すような痛みがその部分に限定されるので場所の特定はしやすいのですが、いずれ取れるだろうと放置しておくと細菌が繁殖して炎症を起こすこともあります。魚に限らず異物が歯茎を刺激して痛みを感じる他の例として、子供が誤って口に入れた物が取れなくなり歯茎が炎症を起こすことがあります。最近あった例ですが、1歳の子供が枕で遊んでいて、枕の中のプラスチック製のパイプが前歯にがっちりはまり歯茎に食い込んで取れなくなったと駆け込んできた急患がありました。ちなみに異物除去については点数が算定され、食片圧入は算定されませんので保険上区別されています。

歯茎に異物混入時の治療方法

治療法としては、まず入っている異物をピンセットなどで慎重に取り除きます。取り除いた後の歯茎には傷がありますので、消毒をしてうがい薬などを処方します。場合によっては口内炎の薬も効果があります。傷の部分に触れても痛みを感じなくなるまでは、あまり刺激しないよう安静にしておくといいでしょう。
 

以上が歯茎の痛みに関する8つの原因と対処法です。今回は歯科医師、歯科衛生士協力のもと歯茎の痛みに関する記事をまとめることができました。歯茎に違和感を感じた際は、まずは応急処置を試してから、それでも治らない場合に歯医者さんに相談してみてくださいね!

 

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