インプラントは成功率が高い治療ですが、抜け落ちてしまう場合もあります。抜けてしまった時は、まず主治医に相談することが大切です。抜けた原因によっては無償で再治療が受けられることがあります。しかし、すぐに相談できればいいですが、中々そうもいかないのが現状ですよね。
そこで、今回はインプラントが外れた場合の対処法と考えられる原因についてお伝えいたします。
インプラントが外れるケースは大きく分けてこの3つ
- 歯にあたる部分(上部構造)が外れてしまう
- 埋め込まれたインプラントの土台の箇所で外れてしまう
- 埋め込まれているインプラントごと外れる
このそれぞれのケースについてまずは対処法を見ていきましょう。
インプラントの歯にあたる部分(上部構造)が外れてしまった場合
捨てたり、自分でつけたりせずに保管して歯科医院へ。
歯は固定しているワケではなく、常に動いています。ですので、歯の噛み合わせも日々変化します。噛み合わせの変化にともないインプラントの上部構造のみに負荷がかかり、ポロッと外れることもあります。その場合は外れた上部構造に問題がなければ再度付け直すことが多いです。
自分で無理に戻したり、接着剤でつけることはしてはいけません
インプラントの土台の部分で外れてしまった場合
まずは保管し、歯科医院へ
インプラントの土台部分も噛み合わせの影響で外れることがあります。こうした場合も出来る限り、ご自身がインプラント手術をした歯科医院で診察を受けて下さい。
別の歯科医院だとインプラントメーカーの違いなどで対応できない場合があります。また、この場合も自分でつけることは避けて下さい。
埋まっているインプラントごと取れてしまった場合
極力早く歯科医院へ
インプラントが埋まっているものごと取れてしまった場合は「インプラント周囲炎」という病気を発病している可能性が高いです。適度なメンテナンス不足、喫煙習慣などが原因でインプラント周囲炎になります。
埋まっているインプラントごと取れてしまった場合は、感染の危険性などもあるので放置せずに手術を行なった歯科医院に連絡し、早めに診察を受けて下さい。
インプラントが外れてしまった方へのアドバイス
インプラントはこのようにして外れてしまうことも考えられます。その際に大切なことが「保証内容」を確認することです。適切なメンテナンスをしていたにも関わらず、インプラントが外れてしまった場合は無料で再治療を行なってくださる歯科医院もあります(※保証内容による)。
インプラントが外れてしまった場合の手順は
- 取れたものを保管
- 歯科医院へ連絡し、早急の受診
- 埋まっているインプラントごと外れた場合は特に注意が必要。
インプラントが外れた場合は自分だけで解決しようと放置せず、まずはご自身が手術を受けた歯科医医院に相談しましょう。