歯に悪い=虫歯になりやすいおやつにスナック菓子があります。ではスナック菓子とはどういうお菓子のことをいうのでしょう。辞書でみると、気軽に食べられるお菓子の総称とあります。その代表は、ポテトチップやポップコーンなどで、大人から子供までよく食べられているものばかりです。
しかし、このスナック菓子は虫歯になりやすいといわれています。スナック菓子って甘いお菓子ではなく塩味のものが多いのにどうして?と思う人もいるはずですので、本日はスナック菓子と虫歯の関係をまとめました。
スナック菓子で虫歯になるのは何故?
スナック菓子を食べたことのある人はお分かりだと思いますが、食べた後歯の溝や隙間にべたっとくっついて残りませんか?まるで粘土を押し込んだようになかなか取れず、歯ブラシでもきれいには取れないこともあるほどの粘着力です。実は、この「くっつきやすさ」が問題なのです。
虫歯になる食べ物があるのではなく、口の中に残りやすい食べ物が虫歯を招く
虫歯になる食べ物や食べ方のナンバーワンの原因が「長時間口の中に残っていること」です。例えばキャンディーはその典型で、なが~いこと口の中でなめていますよね。これは虫歯菌にとっては至福の時間なのです。長時間口の中に虫歯菌の餌となるものが残っている状態を自ら作っていることになります。
スナック菓子も歯にへばりつきやすい
スナック菓子も歯にへばりついてなかなか剥がれ落ちてくれません。そのため虫歯菌がそれを餌に活発に酸を出し歯を溶かしてしまうのです。また、スナック菓子のもうひとつの問題は、あまり噛まなくても食べられることにあります。歯ごたえのある食べ物はよく噛まなければいけないのでその刺激によって唾液の分泌を促します。唾液には口の中を洗い流す働きがあるためよく噛むことは虫歯予防にとても有効です。
ところが、スナック菓子は噛まなくても飲み込めてしまいます。またただでさえ唾液があまり出ないのに、さらに悪いことにスナック菓子そのものが乾燥しているために唾液を吸収して口の中はぱさぱさになりやすいのです。
一方でスナック菓子は虫歯になりにくいという報告も
ただ、これとまったく逆に「甘くないので虫歯にはなりにくい」という報告もあります。よく調べてみると、これは食べる時間や量に関係しているようです。スナック菓子は含まれている糖分が少ないので、だらだらと食べないことや、たくさん食べ過ぎないことを守れば虫歯になりにくいおやつともいえるようです。
スナック菓子と虫歯 まとめ
よくチョコレートばっかり食べると虫歯になるよ!という話を聞きますね。虫歯の治療にきた子供さんに「ほぅら!チョコばっかり食べるからよ」と言うお母さんも中にはいらっしゃいます。でも結局一番のポイントは食べ方にあるということを忘れずに。私もチョコやポテトチップ大好きですから(笑)。