今回は、インプラントの費用や相場についてリサーチを行いましたので皆様にお伝えいたします。申し遅れましたが、私、当サイトどくらぼ編集部にて編集長をしております、内田と申します。偶然の出会いから、この歯科業界にかかわり今まで多くの歯医者さんや歯科にまつわる情報に出会ってきました。その中で常に疑問に思っていた点が、
「インプラントの費用がかなり曖昧」
という疑問です。
この「インプラント」保険適応ではないゆえ、費用にかなりのバラつきがあります。そして、インターネットで「インプラント 費用」と検索しても同じような内容の情報ばかり。これは、私が立ち上がり、インプラントの相場や費用を皆様にわかりやすくお伝えしようと考えたので今回の記事を書くことになりました。
内容は歯科医師や歯科衛生士さんの監修も入っておりますので、安心してお読みください。それでは、インプラントの費用を丸裸にしていきたいと思います。
インプラントの費用、相場は約32万円!
インプラントの費用を調べれば調べるほど費用に差がありますよね。7万円ポッキリでインプラント!といった広告もいたるところで見かけます。実際に、日本のインプラントの相場を調査している機関がありましたので、その内容をまとめてお伝えします。日本インプラントセンターさんの調査によると、2011年度のインプラント治療の平均価格は32万5,000円。
参照URL:http://www.japan-implant.org/cost/index.html
インプラントの費用で32万円は高い金額ではない。
インプラントの費用はご存知のように、「自由診療」つまり保険の効かない治療になります。となると、医院ごとに自由に金額を設定できるということになるので医院ごとにバラつきが生まれるのです。
中には、「インプラント 費用」などで検索すると7万円代のインプラントが出てきますよね。
ちなみに、少し話が脱線しますが、「インプラント 費用」と検索し、出てきた広告はリスティング広告と言って、医院がYahooやGoogleに費用を払って広告を出しています。今ですと、「インプラント 費用」で検索したユーザーが広告を一回クリックするごとに、907円の広告料を支払っていることになります。
CPC(コスト パー クリック。1クリックあたりにかかる費用という意味です。)
「インプラント7万円」などで広告を出し、実際に調べると総額で30万を超えてきます。
検査を入念に行い、インプラントの材質にこだわりを持ち、人工歯の材質、治療法、麻酔などあらゆるところにこだわりを持つとどうしても、30万円ほどになってしまうのが現状です。医療において、最重要視されることは「安全」です。ですので安易に激安に飛びつかないようにしてください。
インプラント7万円と宣伝しているのに、実際には数十万円って詐欺!?
インプラント7万円と宣伝している医院をクリックしてよく調べると、「インプラント体」が7万円代であることがあります。日本のメーカー(日本のメーカーはインプラントについては世界から臨床データやシェア数で遅れをとっている。)や無名のメーカーのインプラント体を使用しているので価格を抑えることができるのです。
今、「インプラント体」という言葉を使いましたので、この「インプラント体」について解説をし、インプラントの費用について深堀りしていきましょう。
インプラント費用の構成。インプラントは複数構成でできている
インプラント費用について、学ぶ第一歩は「インプラントは1つじゃない」という考えを頭にいれておくことです。実は、インプラントというものは、「上部構造・スクリュー・アバットメント・インプラント体」という4つの構造から構成されており、それぞれにオプション費用がかかります。
簡単に言うと、基本料金の他にグレードをアップすればオプション追加費用がかかりますよ。ということですね。ハワイ旅行は89,800円ですが、海の見える部屋だと追加料金がかかりますよ。あなた、美しいサンセットみたくないのですかと。そういうことですね。では、上部構造・スクリュー・アバットメント・インプラント体それぞれのオプション費用について見ていきましょう。
インプラント体(フィクスチャー)は18万円程度かかるのが相場
インプラント体(フィクスチャー)と呼ばれる、骨に埋まっている人工歯根部分についてです。このインプラント体、世界のいたるところで作られています。世界では数百種類、日本でも数十種類のものが出回っています。材質も、純チタンのもの、チタン合金、人工サファイヤのものなどさまざま。表面加工も、滑らかなものもあれば、骨とくっつきやすいようにざらざらにしたものもあり、手法や程度も製品によって違います。
インプラント体はスマホで考えるとわかりやすい。
インプラント体の様々な種類はスマホの考え方と近いです。スマホと一言で言っても、その種類は複数あります。アップルがあり、LGがあり、サムスンがあり、SONYがあり・・・といったところです。
インプラント界のi-phoneにあたるものがノーベルバイオケア社の「ブローネマルクシステムインプラント」です。この場合、インプラント体だけでも18万円はかかるとされています。このようなトップブランドのパーツと互換性のある、安価な後発インプラントシステムもあり、歴史は浅いものの、トップブランドの欠点を補っていたり、日本人の顎骨の形に合うよう改良されているものも中にはあります。しかし、中にはコピーした粗悪なインプラント体もあるので、注意が必要です。
マイナーメーカーのインプラント体を使うことのリスク
インプラントの費用を抑えるために、マイナーメーカーを使用するのも案としてありかもしれませんが、下記の2つのリスクを伴います。
- 互換性がない
- 保証がない
マイナーメーカーのインプラントは、専用ネジを使用していることが多く他社のものが使えないことがあります。そうなるとインプラントに何か不具合が起こった際に、対応できないことがあるのです。マイナーなスマホを購入し、破損があった場合に修理できるところが限られるイメージに近いです。
また、「保証がない」についてですが、マイナーメーカーは大手に比べるといつなくなるかわからないということもあります。インプラントに不具合があった時に、もうその会社は倒産しており、対応することができないということも考えられます。
多少なりとも金額がかかってしまっても、信頼できる互換性のあるインプラントを選ぶことをオススメ致します。
アバットメントの相場は3~5万円。審美やオーダーメイドにこだわるとさらに上がる。
アバットメントは、インプラント体と上にかぶせる人工歯をつなぐ役割をする大切な部分です。正常でない力がかかった時に折れたり緩んだりするように作られており、インプラント体と骨を守る安全装置のような役割も果たしています。既成品、オーダーメイド、材質もさまざまあります。
中には、アバットメントをチタンや合金ではなく写真のようにジルコニアなどを使用し、白くすることで、光があたっても中の金属の色が目立たせず、歯の色を自然な白さにする方法もありますが、その分追加の費用がかかります。
また、完全オーダーメイドでアバットメントを作成することで更に費用があがることもあります。
上部構造の差ってどのような差?
上部構造というのは、インプラントの上につける見える部分、つまり人工歯の部分のことです。見た目やかみ合わせの状況や要望に応じ、
ジルコニアセラミック(10~20万円)
オールセラミック(7~17万円)
ハイブリッドセラミック(4~12万円)
メタルボンド(5~15万円)
ゴールド(4~15万円)
パラジウム合金(3~5万円)
など選択肢は非常に多くあります。どの材質を選ぶかによって価格は大きく変わってきます。一般的に、より自然の色に近く、丈夫なものだと費用がかさみます。これは、見た目の美しさだけで選ぶのではなく、機能や耐久性などを加味して選ぶのが正しい選び方です。見た目は勿論大切ですが、あなたの生活のパターンや癖などもあるので上部構造はしっかりと歯科医師と相談し決めていきましょう。
スクリューの有無による差
歯茎に埋めるインプラント体と上の上部構造部分(人工歯)をつなぐ際に、セメントで止める方法とスクリューで止める方法があります。スクリューで止める方法は、問題が生じた時にかぶせものを壊すことなく取り外して修正できるため理想的ですが、セメントで止める方法に比べてコストがかかります。(プラス3万円程度)
セメントでの装着は、セメントの取り残しなどが原因となり、インプラント周囲炎にかかりやすいとも指摘されています。
インプラントは10年先、20年先のことも考えて装着を行うことが大切です。しかし、現状の経済的な状況などもあると思いますので、それぞれのメリット・デメリットをしっかりと考慮し選ぶのが得策です。安易に金額の安さだけで飛びつくのは大変危険です。
このように、インプラント1つをとっても実は複雑に色々な構造が絡み合っているのです。インプラント7万円ポッキリとは中々いかないものなのですね。
インプラント7万円!などの広告を実際にクリックして感じたこと。
インプラント7万円!などの広告をクリックし金額の中身を実際に拝見すると、全ての医院がインプラント体(日本のメーカ、その他メーカー)が7万円、アバットメント・スクリューなし、上部構造(上部構造については全てが曖昧な記載)7~8万円の合計14万円~15万円という構造になっていました。
この他に、オプションなどで費用が追加され30万円近く(場合によってはもっと高いことも)になるというカラクリでした。
「患者様本位の値段設計」「わかりやすい価格帯」「年間症例〇〇件」「〇〇NO.1」「永久保証」「〇〇無料」「成功率〇〇%」などの単語が多いなという印象を受けました。
私が伝えたいことは、「値段のわかりやすさ」「広告のインパクト」「魅力あるキャッチコピー」「年間症例数」「成功率」などは実際の医療技術とは関係がないということです。患者さんを惹きつける力と実際の医療技術には相関関係はないです。
次に、インプラントの価格を知る上でのある程度の基準について、お伝えいたします。
インプラントの費用が高くなってしまう条件。
インプラントの費用が高くなる要素として、
- 治療部位
- メーカー
- 地域
- 口腔内の状態
- 麻酔方法
などが出てきます
前歯は高い。
前歯のインプラントは支える骨が薄いことが多く、その分高度な技術が要求されることがあります。また、前歯は目立つ場所の為、奥歯に比べるとより審美性が求められ、その分費用がかかります。
上顎は高い
上顎か下顎かによっても費用に差があり、一般に上顎のほうが下顎よりも高額になります。これは、上顎骨のほうが海綿骨が多く、骨の密度が薄いため、インプラントの結合が難しく、時間もかかるためです。また、上顎洞や鼻孔、切歯孔などがあるため、インプラントの埋入位置や長さが制限され、難易度が高くなるためです。
老舗インプラントメーカーは高い。
前述になりますが、メーカーによっても費用が異なります。信頼できる歴史あるメーカーは保証体制、臨床データなどの点で安心面が違います。費用をとるか、安心・安全をとるかは人類の一生のテーマかもしれませんね。
都心は高い
これに関しては実際の調査結果があります。例えば、西日本と東日本では平均に多少の誤差が。2011年の調査では、一本当たりの平均が東日本では32万8000円、西日本では32万3000円となっており、最安値と最高値にもそれぞれ一万円の違いがみられました。また一般的に首都圏は地方に比べ若干高値の傾向があるようです。
これは、もう完全に土地代ですね。都心の方が家賃や土地にかかる費用がかかるため、費用を多く取らざるを得ない。そういった値段もインプラントには含まれています。
歯周病・虫歯などを抱えている人は高い
口腔内の状態も費用に大きくかかわってきます。虫歯や歯周病がある場合、まずそれらの治療を行なう必要があり、一般的には別料金となります。また、インプラント治療後のメインテナンスも基本的には自由診療となります。
顎の骨が足りていないと高い
インプラントを埋入するためには、顎の骨に一定の厚さと幅が必要ですが、十分な量の骨がない場合、骨移植、あるいは骨造成といわれる高度な処置を行なって、必要な量の骨を作る必要があります。患部の状況や、個別の医院により、価格の設定はさまざまですが、一応のめやすを挙げると次のようになります。
骨の高さや幅が不足している場合に用いるGBR(骨再生誘導法)という手法
1か所あたり3万円から10万円
骨の幅が不足している場合に用いるスプリットクレストという手法
1か所あたり3万円から10万円
骨が広範囲で薄く、GBRなどが難しい場合に用いるボーングラフト(自分の骨を移植する)という手法
5万円から30万円
上顎の奥歯の骨が広範囲に薄い場合に、必要なところに自分の骨や人工の骨補填剤を足して厚みを付ける、サイナスリフトという手法
片側につき5万円から35万円
サイナスリフトを行なうほど薄くない、あるいは範囲が広くない場合、インプラント埋入のためにあけた穴から自分の骨や人工の骨補填剤を押し入れる、ソケットリフトという手法
1か所あたり3万円から5万円
痛みを感じない麻酔は高い
一般の歯科治療に用いられる局所麻酔をインプラント手術の際にも用います。とはいえ、局所麻酔では痛みは感じなくできても、緊張や不安を取り除くことができません。
手術への緊張や不安を取り除くために、鼻から笑気ガスを吸って頭をぼんやりさせる、笑気鎮静法(笑気麻酔、笑気ガス鎮静法とも言います)という手法を用いる場合は、一般に30分当たり3000円から5000円の追加料金が必要です。
また、手術に対して非常に強い不安があったり、全身疾患が関係している場合には、点滴で鎮静剤を投与する静脈内鎮静法(セデーション)という手法を用います。一般に一時間当たり8000円から3万円が費用の相場とされています。
これらの要素が絡み合うことで、インプラント相場の約32万円に追加で費用がかかってきます。特に顎の骨の状態などは、手術が追加されることがありますので金額が大きく変わってくることもあります。では、最後にその他のインプラントの金額まわりのことをお伝えし、この記事を終了いたします。
まずは、インプラントの価格を少しでも抑える方法から。
インプラントの価格を少しでも安くしたい!
ここまででお分かりのように、インプラントはどうしても金額がかかります。ですので、少しでもその金額を抑えたいというのが人間の心理ですよね。その為の方法もありますので、ご紹介いたします。
インプラントの医療費控除を使って、安くする
インプラント治療は、美容目的ではなく口腔機能回復目的の医療行為ですから、治療費や交通費は医療費控除の対象になります。年間10万円以上支払った場合は、所得税の一部が返還されますので、領収書や明細書などをしっかり保管しておきます。確定申告の際、医療費控除に関する事項を掲載した確定申告書とともに、医療費の支出を証明する領収書などを所轄税務署に提出してください。給与所得のある場合は源泉徴収票の原本の添付も必要です。
国税庁のサイト https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1128.htm
わかりやすい解説のサイト http://allabout.co.jp/gm/gc/442271/
保険適応になり、大幅に費用が安くなるインプラントも中には存在する。
平成24年4月から歯科インプラント治療が保険適用になり、一定基準を満たした施設のみが歯科インプラント治療を健康保険診療として適応できるようになりました。
その基準では、歯科医師の数や当直体制についての基準に加え、ベッド数20床以上の入院施設を持つ病院であることが求められています。また、腫瘍、顎骨骨髄炎、外傷等により広範囲な顎骨欠損または歯槽骨欠損症例が適応となり、一般的によくある「歯根破折や歯周病など」で抜歯になった場合などは適応されません。
特別な状況で歯を失った人が、大きな病院で受ける場合に適用される可能性があると覚えておきましょう。
ローンや分割払いを使用して、一度に出て行く現金を抑える
各信販会社や銀行のデンタルローンが利用できる場合があります。デンタルローンは、高額な歯科治療費に対応できるように利用限度額が高く、一般的なクレジットカードと比べて金利が低いうえ、現金での毎月分割払いに比べて医療費控除による節税効果が期待できるという特徴があります。デンタルローンを取り扱っている歯科医院では、歯科医院を窓口として手続きでき便利です。取り扱いのない歯科医院もありますが、クレジットカード払い可の医院であれば個人的にクレジットカードのローンを設定することもできます。また、医院独自の現金分割払いを設定していることもありますので、確認してみましょう。
生命保険の特約でインプラントが入っているものもあるので有効活用する。
生命保険のなかで高度先進医療の特約などに入っていると、インプラント治療が条件つきで費用保障を受けられることがあります。この条件というのは、通常の入れ歯ではうまく咀嚼して食べることができず、インプラントによる固定が必須の状況のときのみ、なおかつ厚生労働省に定められた、いわゆる先進医療に認定された医療機関でインプラント治療をする場合のみという条件です。さらに先端技術についての専門的な要件を満たしている必要もあり、現実にはかなり厳しく条件が絞られてきます。
また、歯科医療特約を付けられる保険もわずかながらあるようですが、どちらにしても、契約時、また治療開始前に、事前に保険会社に問い合わせ、詳細な適用条件と適用除外条件を確認する必要があります。決して保険によるカバーを見込んで治療をはじめないようにしましょう。
ちなみに、最近エース損害保険から「歯の保険」が出たということです。年間20万円までの歯科自由診療がカバーされるとのこと。この分野が引き続き発展することを願いたいものです。
実はブリッジ・入れ歯など他の治療と比べると、インプラントは高くはない?
インプラントはしっかりとメンテナンスを受けていれば、トップブランドのインプラントのメーカー保証は、10年あります。
つまり、適切なメンテナンスをしていれば、最低でも10年以上はもつと考えて良いでしょう。実際、インプラントの10年残存率は9割を超えています。中には、亡くなるまでの40年問題なく使えたという実績も。
インプラントが10年持つ前提で考えると1日あたり92円。
インプラント一本当たりの値段を、全国平均に照らして仮に33万円とし、インプラントの寿命を控えめに10年と仮定した場合、1か月あたりの出費は2750円となります。1日92円です。お手入れや健康状態に問題なく、もし20年もてばさらにその半分です。
入れ歯、ブリッジの寿命は短い。
義歯やブリッジにするのにもそれなりに費用がかかりますし、義歯の寿命は4~5年、ブリッジは7~8年とされています。どちらも同じくきちんとメンテナンスできている前提です。そのうえ、義歯やブリッジの場合は、残りの歯を削ったり、負担をかけたりすることが避けられません。義歯ですと、噛めない、痛い、見た目が悪いといった悩みにも付きまとわれます。インプラントの場合、初期投資はまとまった金額となるものの、逆に残りの歯の負担を減らして長持ちさせることにもつながるうえ、義歯などとは比べ物にならないほどしっかりと噛め、見た目も美しいため、結局一番オトクな選択肢といえるのかもしれません。
激安・格安インプラントに飛びついてはいけない。
10万円を切るような激安インプラントには、思いがけない落とし穴が潜んでいることもあります。たとえば、トップブランドのインプラント体は純チタンでできていますが、鉄やアルミなど異種の金属が混じっている激安ブランドのインプラント体を使用している場合があります。身体に入れるものですから、将来どんな影響が出てくるかわからないことを考慮に入れて決定する必要があります。
更に悪質なインプラントを使用している場合もあります。
倒産寸前のメーカーから安く仕入れたものを使っている場合があり、修理が必要な時に器具がないという状況になりかねません。また、中国などで作られている安いコピー品を使用している場合もあり、安全性については考察するまでもありません。
安いからという理由だけでインプラントに飛びつくは大変危険です。
インプラントの費用についての総まとめ
- インプラントの相場は32万円
- インプラント7万円と宣伝していても、総額では30万円近くになることも
- インプラントは複数の部品から構成されており、それぞれに値段が異なる
- 治療の部位、地域性、口腔内の状態、麻酔法などでさらに費用がかかることも
- インプラントの費用を安くする方法も中にはある。
- 激安、格安の言葉に飛びついてはいけない。
どこの歯医者さんでインプラントをしてもらうかを決めるにあたり、技術と経験のあるドクターを選びたいと思うのは当然です。手術に携わるドクター本人と納得いくまでカウンセリングと説明を行なうことが大切です。決断を急がせようとしたり、やたらと値引きをしたり、インプラントの良い面についてだけ話す場合は要注意です。また、はじめからインプラントありきの姿勢で治療を進めるところではなく、できるだけ自分の歯を生かすこと、かみ合わせや全身状態、かけられる費用と時間などの要素を総合的に考慮し、入れ歯やブリッジなど従来の治療のメリットとデメリットもしっかりと話し合ったうえで、今のあなたにとって何がベストか、という視点で治療方針を定めてくれるドクターを選ぶのが安心です。
以上になります。大変長くなりましたが、私が感じたインプラントの費用についての意見と、費用についてのまとめになります。皆様のお役に立つ情報であれば幸いです。