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インプラントの寿命を知れば、本質が見えてくる!平均寿命、延命のコツ、保証のポイントを教えます!

2014年12月19日 10時56分
インプラントの寿命は10年20年?何度もやりなおすってホント??実は、インプラントの寿命と一言で言っても様々な解釈があり情報が錯綜しています。そうしたインプラントの寿命や、延命のコツをわかりやすくまとめました。

インプラントの寿命を知れば、本質が見えてくる!平均寿命、延命のコツ、保証のポイントを教えます!

インプラントの寿命って気になりますよね。高いお金を払ったのに、すぐに寿命を迎えたらもう最悪。ただ、安心して下さい。インプラントの10年生存率は96%、5年生存率は98%以上と発表されています。
※インプラントを発明したブローネマルクインプラントのデータより。

また、1965年に世界で初めてインプラント手術を受けたヨスタ・ラーソンさんは、34歳で手術を受け、亡くなるまでの41年間そのインプラントを使い続けることができたといいます。これらのことから、一般的にはインプラントの寿命は適切な治療と毎日のケアで10年以上は使い続けられるだろうと言われています。

しかし、「適切な治療と毎日のケア」というものがインプラントの肝になります。だからこそ、本日はインプラントの寿命について徹底的に解説していきたいと思います。

今回の記事で得られる情報

  • インプラントの寿命って一言で言うとどんなコト?
  • 寿命を長くする人と短くする人の差は一体なに?
  • アナタのインプラントは寿命が近い??寿命のサインはこれ!
  • もしも、インプラントが寿命を迎えてしまったらその後はどうすればいい!?

以上4つを軸に解説していきます。インプラントを検討している方には新たな判断基準として、既に治療を行なった方には少しでも寿命を長持ちさせるコツとして、分かりやすく解説していきますので最後まで何卒、お付き合い下さい。それではまずインプラントの寿命について考えていきましょう。

①インプラントの寿命が来るってどういうこと?

インプラント 寿命
インプラントの寿命を分類すると下記の2つのパターンに分けることができます。

  • 1から装着し直す、再治療が必要な時
  • 部品交換が必要となる時

一般的にこの2つのいずれかを迎えた時に「インプラントの寿命」と考える方が多いです。

この2つの中でも状況によって、作り変えになる場合や部分的な修理になる場合があります。では、この再治療や部品交換が必要になってしまうのはどのような状況が起こった時が考えられるのでしょうか。1つずつ見ていきましょう。

再治療が必要になる代表「インプラント周囲炎」は歯茎の寿命

インプラントが寿命を迎え、再治療が必要になる代表格は、メンテナンス不足から引き起こされるインプラント周囲炎です。インプラント周囲炎を一言で言うと

  • インプラントの歯周病

だとお考え下さい。

インプラント周囲炎は歯茎と骨の寿命

インプラント周囲炎は、寿命というよりはケア不足による細菌感染を原因とする歯茎と骨の寿命です。インプラント周辺にプラークなどが付着したままになるとインプラントの周囲が細菌に感染し、歯茎や骨を溶かしていきインプラントが取れてしまうことがあります。インプラントを摘出せずに治療が可能な場合もありますが、進行していると摘出しなければいけません。

インプラント装着後の定期メンテナンスは非常に大切

通常の歯周病と似たような症状ですが、歯周病よりも進行しやすく、自覚症状が少ないため、インプラントが使えなくなって手遅れになってしまうことがあります。自然に治ることはないため、無理に残しておくと周囲の骨がなくなってしまう場合があるので装着後も定期的なメンテナンスは欠かせません。

インプラント周囲炎は寿命を迎える代表的な感染症ですが、これはインプラント自体に問題があるというよりも、インプラントを支える周りの組織の問題と言えます。では次に周りの問題ではなく、インプラント自体の問題による寿命を見ていきましょう。

インプラント自体に問題があり、部品交換をしなくていけない時はどんな時?

インプラント自体に問題があり、部品交換をしなくてはいけない時も寿命を迎えたと言えます。問題が起こりやすい部分は4種類あります。

  1. 上部構造とインプラント体を連結させる部分
  2. 被せ物との接着に使用したセメントの流出
  3. 被せ物自体の破損
  4. インプラント体の破損

上部構造とインプラント体を連結させる部分の問題

インプラント 寿命アバットメントと言われる上部構造(被せ物)とインプラント体を連結させる部分が破損してしまった際に部品交換が必要になります。そして、格安メーカーなどはこの辺りの構造がしっかりしていなかったり、そもそも部品自体が既に販売されていない等の問題が考えられます。

被せ物との接着に使用したセメントの流出

インプラント体と上部構造をセメントで接着している場合、セメントが流れ出ると上部構造が取れてしまいます。この場合は、セメントを付け直すことで再使用は可能です。

被せ物自体の破損

歯ぎしりや噛み合わせが良くないことで上部構造に負担がかかってしまい、破損する場合があります。また、硬い食べ物を噛むことで欠けてしまうこともあります。この場合はインプラント自体に問題がなければ上部構造を修正・作り直すことで再び使うことができます。

インプラント体の破損

ごくまれに、骨と結合しているインプラント体そのものが折れることがあります。この場合はインプラントを摘出しないといけない可能性が高いです。

以上のように、インプラントの寿命には、大きく分けて

  • 歯茎の寿命(インプラント周囲炎など)
  • インプラント自体(インプラント体・アバットメント・上部構造)の寿命

の2つがあります。

では、そのような寿命を迎えてしまった場合、保証はあるのでしょうか。現在検討中の方は万が一のことも考え、保障のポイントを抑えておきましょう。

②インプラントに保証はあるの?

インプラント 寿命インプラントの寿命のことを考慮し、保証を設けている歯医者さんも多く存在します。保証期間として多いのは5~10年が一般的です。中には3年保証という歯科医院もあります。

医院によってインプラントの保証がバラバラですので、保証を確認する際のチェックポイントをお伝えいたします。

インプラント保証のチェックポイントまとめ

  • 再治療の際に保証されない費用はあるのか(全費用を保証するわけではない可能性もあります)
  • 無償で保証してくれるのか、有償での保証か
  • 自分が選択したインプラントでも保証内か(医院が勧めるインプラント以外の場合は保証対象外なんてことも)
  • 保証の期間はいつからか(インプラントは骨に定着するまで数ヶ月かかるので期間のチェックが大切です)
  • 保証は何度対応してくるのか(2度目の保証は全額実費なんてことも)
  • 保証に特別な条件はあるのか(3ヶ月に一度のメンテナンスを必須とするなどのものもあります)
  • 保証にならない条件はどういう時か(禁煙していない等は保証外になることも)

以上のような、保証内容もしっかりと確認して治療に望みましょう。変にインプラントの値段が安い場合こうした保証を行なっていない、もしくは条件が厳しすぎるなどがあるので注意が必要です。インプラントの寿命を長くさせるには、保証内容をしっかりと調査することも大切です。

ここまで、

  • インプラントの寿命の詳細
  • 保証について

の2点をお伝えいたしましたので、一旦まとめます。読み飛ばす方はまとめを読んで頂ければ内容の大筋がわかるようになっておりますのでご活用下さい。

インプラントの寿命が来るってどういうこと?のまとめ

  • インプラントの寿命は2つある。歯茎の寿命と、インプラント自体の寿命
  • 寿命を想定し、保証をしっかりとチェックしておくことが大切。

インプラントの寿命といっても、歯茎の寿命とインプラント自体(インプラント体、アバットメント、上部構造)の寿命が存在します。そして、万が一を想定し保証についてもしっかりとチェックしておくことが大切です。

治療を検討中の方はここまでの内容である程度インプラントの寿命について歯科医師と話せるだけの知識が身についていますのでご安心下さい。以下はもう少し詳細にインプラントの寿命ついて掘り下げていきます。ポイントは3つです。

  • インプラントの寿命を少しでも長持ちさせる方法
  • インプラントの寿命のサイン
  • 寿命が来た場合どうすればいいのか

では、まず「インプラントの寿命を長くする人と短くしてしまう人の差」を見ていきましょう。

③インプラントの寿命を半永久的にする人の8つの法則

インプラント 寿命インプラントの寿命を少しでも長持ちさせる人と、短命に終わらせてしまう人には決定的な差があります。寿命を半永久的にするも、すぐに寿命を終わらせてしまうもアナタにかかっていると言えます。それでは、インプラントを長持ちさせるコツお教えいたします。

インプラントの寿命が長い人の8つの特徴

①日々のプラークコントロールをしっかりと行なっている

インプラントはチタンとセラミックで作られているので、虫歯になることはありません。しかし、インプラントの周囲には歯茎があります。根元にプラークがたまり、悪化していくとインプラント周囲炎(歯周病のようなもの)を引き起こします。正しい歯磨きの方法を知り、毎日歯磨きをする習慣をつけましょう。

②定期健診に通っている

点検、メンテナンス、噛み合わせのチェックを定期的に行うことで周囲炎や破損を防ぎます。虫歯や歯周病のチェックだけでなく、インプラントを支える顎の骨の状態も確認することができます。メンテナンスが不十分な場合は保証が受けられなくなってしまいます。歯科医院によっても異なりますが、最初は3ヶ月に1回、術後1年以上経過すると1年に3回程度の間隔で健診を受けます。

定期検診の費用は自由診療になるため、医院によって異なりますが3,000円~10,000円が相場です。

③噛み合わせ調整を行なっている

インプラントの上部構造を守るためには、噛み合わせの調整が不可欠です。歯に大きな負担をかけないように調整が必須です。噛み合わせを良くすることでインプラントを長く維持し、他の歯にとっても健康な状態を保つことができます。

④歯ぎしり対策を行う

インプラントは天然歯に比べると、クッションとなる歯根膜(しこんまく)というものが存在しないため、歯ぎしりからの負担を直接受けてしまいます。受けた負担がインプラント体やアバットメントの破損へ繋がる恐れがあります。歯ぎしりは今や日本人の現代病とも言われています。パソコンやスマホをいじりながら無意識に歯を噛み締めてしまい、歯に負荷を与えてしまっている人が急増しています。歯ぎしりを回避するにはマウスピースなどが有効です。

⑤糖尿病回避の食生活に気を遣っている

糖尿病は免疫力の低下によりインプラント周囲炎を引き起こす場合があります。そのために血糖値を正常に保つことも大切です。重度な糖尿病の場合は治療自体が受けられない場合もあります。

⑥骨粗しょう症回避の生活に気を遣っている

骨が弱くなってしまうと周囲の歯も弱くなり、歯周病を引き起こす原因となります。また骨粗しょう症の場合、インプラントと骨が結合する期間を延長したり、手術も通常とは異なる方法で行う場合があります。

また、挿入後、将来的に骨粗しょう症に使用するビスフォスフォネート剤を導入されそうな場合は不具合が生じる可能性がありますので、「インプラント」を行なっている旨を医師にお伝え下さい。

⑦正しいインプラント手術を受けている

インプラント手術はメリットだけでなく、デメリットもあります。そのデメリットについても説明してくれる医院を選ぶことが大切です。埋め込んだインプラントの位置や噛み合わせが不適切であったり、衛生管理不足により感染を引き起こすこともあるので信頼できる医院を見つけましょう。

インプラント手術で失敗しない方法について詳しくは「インプラントの失敗を時系列で6つに整理すると、長所と短所が見えてくる。」を参考にしてください。

⑧異変に気づいたらすぐに歯科医院へ相談している

異変を放っておくと周囲の歯にも悪影響を与えたり、使えなくなる場合があります。他の歯が無くなってしまうとインプラントにも噛み合わせの負担がかかり、寿命を短くしてしまいます。特にインプラント周囲炎は自然には治らないので異変に気づいたらすぐに歯科医院へ相談しましょう。

以上がインプラントの寿命を半永久的にしている方のポイントです。もう一度おさらいいたします。

  1. 日々のプラークコントロールを怠らない
  2. 定期検診を行なっている
  3. 噛み合わせ調整を行なっている
  4. 歯ぎしりの対策を行なっている
  5. 糖尿病を回避している
  6. 骨粗しょう症を回避している
  7. 正しい手術を受けている
  8. 異変に敏感である

この8つのポイントがインプラントの寿命を半永久的にするか、短命で終わらせるかを左右します。反対に言えばこの8つのポイントを守れそうもない方にはインプラントは向かないといえるかもしれません。このポイントの中でも特に1番目の「日々のプラークコントロール(セルフケア)は重要」です。では、このインプラントの寿命を左右するセルフケアのポイントを見ていきましょう。

④インプラントの寿命が長い人はセルフケアを怠らない。

インプラント 寿命
インプラントの寿命を長く保っている方の共通点は自宅でのセルフケアを欠かさないことです。これだけで寿命が10年以上変わってくることもあります。口の中を清潔に保つことで長く保たせる事が可能です。そしてセルフケアにはハッキリとしたポイントが存在しますので、抑えていきましょう。

インプラント時のセルフケアのポイント

  • 歯ブラシは三本の指で優しく
  • 振動は細かく
  • 毛先を使う
  • 歯磨き粉は少量。米粒大で
  • 毛の硬さは普通以下で
  • ワンタフトブラシを積極的に使う
  • 歯間ブラシは傷つけるので、使うなら専用のものを
  • デンタルフロス初心者はワックスタイプを
  • 磨きにくい場合はスーパーフロスなどを使用すると良い。

歯ブラシは親指、人差し指、中指の三本で持ち、毛先を使って細かく振動させます。米粒大の歯磨き粉をつけ、毛の硬さは「ふつう」、もしくは「やわらかめ」を選びます。ワンタフトブラシは歯並びの悪い人、奥歯が磨きにくい人、えづきやすい人に便利です。歯間ブラシはインプラント専用のものがあるので、それを使用しましょう。

歯の狭い隙間の汚れを落とすために、デンタルフロスが重要です。蝋でコーティングされたワックスタイプと何もコーティングされていないものがあります。ワックスタイプは初めて使用する人でも使いやすくなっています。使用法に慣れてくるとアンワックスタイプの方が多くの汚れを取ることができます。また、デンタルフロスとは異なる、スーパーフロスは歯ブラシや歯間ブラシで落としきれないプラークを歯と歯の間に通し、中央のナイロンで落としていきます。

ここまでセルフケアを行えば、インプラントの寿命はかなり伸びます。わからないことなどは、定期検診の際に積極的に聞くようにするとセルフケアに非常に詳しくなります。

ここまで

  • インプラントの寿命の考え方と保証について
  • 寿命を伸ばす方法
  • セルフケアのポイント

を中心にお伝えしてきました。こうしたセルフケアを欠かさなければ、インプラントは半永久的に保つと言えます。しかし、一方で中々セルフケアが行き届かないこともありますよね。そうしたセルフケアが行き届いていない時はSOSの信号が送られてきます。そうしたSOSを見逃すとインプラントの寿命を一気に縮めてしまうことになります。どういったサインに気をつけるべきなのか1つずつ見ていきましょう。

⑤このSOSはインプラントが寿命を迎えているサイン?

インプラント 寿命

痛みが出たり、グラグラと動いたりする

インプラント周囲炎によって細菌が繁殖し、周囲の骨がなくなっている場合は痛みが生じたり、ぐらつくことがあります。そして、最悪の場合除去する必要があります。また、以前の歯に化膿があり、細菌が残っていた場合や骨の量が少なく骨密度が低かった場合、骨が硬すぎた場合には早い段階でグラグラと動き始めたり、痛みが出ることがあります。異変を感じた際は早めに歯科医院に相談してください。

歯茎が下がっている

歯茎が下がってくる一番の原因は歯周病です。プラークがたまり、歯茎が炎症を起こしはじめます。またインプラント治療は天然の歯とは違い、血液が行き届きづらいため歯茎が下がってしまうことがあります。進行すると歯周病によってインプラント周辺の骨が溶けてしまったり、インプラントのネジが見えてくる場合もあります。定期検診やセルフケアで予防することができますので、歯磨きの方法を見直しましょう。そして、噛み合わせも歯茎が下がる要因のひとつであり、適切なケアがされていない場合があります。噛み合わせの確認は歯科医院で健診を受けることをお勧めします。

歯茎が腫れる

インプラントの周りの骨が歯周病で下がってくると歯茎が腫れたり、膿が出たりすることがあります。歯茎の中の汚れを取り除くことによって延命させられる場合もありますが、支えている骨がなくなっているケースもあります。こうしたことを避けるために、治療の前には歯肉再生手術や移植手術を勧められるケースも多くあります。骨や歯肉が不足している場合は骨や歯肉の再生をしてから治療を受ける必要があるのです。

インプラントのSOSサインをもう一度おさらいすると、

  • 痛みが出る
  • グラグラ揺れる
  • 歯茎が下がる(ネジが見えてくる)
  • 歯茎が腫れる

これらの場合は早急に歯科医院に相談してください。トラブルは、早めの対処が原則です。では、最後になりますが、残念ながらインプラントが寿命を迎えてしまった場合の対処法や流れをお教えし、まとめたいと思います。

⑥インプラントの寿命がきたらどうすればいいの?

インプラント 寿命インプラントの寿命を迎えた場合2つの選択肢があります。

  1. 再度手術を行う
  2. 入れ歯・ブリッジなどの治療を行う

この2つです。

しかし、全ての状況で1のような再手術が出来る訳ではありません。今まで使用していたインプラントを取り除き、再手術できるかどうかの判断は骨量で決まります。骨量が少ない場合も骨造成手術により再手術ができる場合はありますが、難度は高くなってしまい、治療期間も通常より長くなってしまいます。

また、最初の手術が成功しなかった場合は数か月後に判明するため、インプラントの種類や大きさを変えて埋め込み直す必要があります。そして保証期間内であれば無償で再手術が受けられますが、保証後の再手術は自分で支払う必要があります。インプラントの手術がうまく行かなかった場合も含めやはり保証は大切です。また、寿命を少しでも伸ばすために事前の準備・打ち合わせ・検査は非常に大切です。

以上、非常に長くなりましたが「インプラントの寿命」に関してお伝えいたしました。ここまで寿命に関して詳しくなっていれば、インプラントについてかなりの知識を持ったと言えます。インプラントは、まず自分で知識を身に付けなければ見えないこともたくさんあります。医師のいいなりになって万が一の際に保証がなく、泣く泣く費用を多く払うなんてあってはいけません。そうしたことを避けるために、最後に今回の内容をまとめ終えたいと思います。

インプラントの寿命総まとめ

インプラントの寿命を迎える状況は、大きく下記の2つに分けられます。

  • 1から再治療が必要な時
  • 部品交換をしないといけない時

アバットメントや被せ物の破損、被せ物との接着に使用したセメントの流出は部品交換で対処できますが、周囲炎によりインプラント脱落などの問題が生じた場合は再治療が必要となります。またインプラントは歯周病が進行しやすいため、発見が遅いと摘出の可能性もあります。

インプラントの寿命を長くするために8つのことに気をつける事が大切です。

  1. 日々のプラークコントロールをしっかりと行う
  2. 定期健診に通う
  3. 噛み合わせ調整を行う
  4. 歯ぎしり対策を行う
  5. 糖尿病回避の食生活に気を遣う
  6. 骨粗しょう症回避の生活に気を遣う
  7. 正しい手術を受ける
  8. 異変に気づいたらすぐに歯科医院へ相談

正しい歯磨きの方法を学び、歯間ブラシ・デンタルフロス・スーパーフロスを上手に活用しましょう。

こんな症状はインプラントの寿命のサインかもしれないので注意が必要です

  • 痛みが出たり、グラグラと動いたりする
  • 歯茎が下がっている
  • 歯茎が腫れる

まず治療を行う前には保証期間、保障内容を必ず確認するようにしましょう。インプラント体、アバットメント被せ物の費用だけでなく、治療費や麻酔費用もかかるので保証をしっかりと確認してください。そして、なにより大切なのは手術後のメンテナンス、セルフケアです。インプラントはアフターケアの必要がなくて、長く使えるという勘違いで決めてしまうと短い寿命になってしまう場合もあります。正しい知識を身につけて健康な歯を手に入れましょう。

インプラントの寿命をしっかりと知り、セルフケアを行えば本物の歯と同様に噛むことができます。ここまで、読んだアナタはインプラントについてかなりの知識を得ましたので自信をもって下さい。信頼できる医師と出会えることを願っています。それでは、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。アナタのインプラントが良い物になることを願っています。

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