アイスにケーキにクッキー、チョコレート、今日のおやつは何にしようかな。そして甘辛い煮物に、おいしい甘食のパン。おいしい食べ物にたくさん含まれているのが、お砂糖それも白砂糖。
お菓子を食べ始めると、止 まらない。そんな経験皆さんもあるのではないでしょうか。コーラのペットボトル1本に含まれる糖分は角砂糖20個分ほどだといわれています。私たちの日常 生活は、意識しているだけでも相当の砂糖を消費していることになります。そしてその多くが白砂糖。しかし実は白砂糖には、恐るべき健康に対する害があるの です。
白砂糖とはいったい何??
白砂糖はそもそもどうやって作られるのか
砂糖の原料は、サトウキビ、ビートです。しかしこれらはそもそもは、白いものではないのです。その精製過程で、様々な薬剤を使用して製造されるのです。つまり白砂糖は自然界には存在しないものになっているのです。精製される中で、大切なミネラル、ビタミン等を全て取り去ってしまい、残ったものが白砂糖なのです。
白砂糖の健康被害。疲れやすさとだるさ
白砂糖は、弱アルカリ性である人間の体を酸化する原因になります。大量に白砂糖が体内に入ると中和しようと体内のミネラル分が消費されます。そのときに多く消費されるのがカルシウムなのです。
白砂糖摂取による、カルシウム不足が骨折や虫歯の原因になるのです。また酸性の食品が体内に入り、体が酸化されることで老化にも繋がります。その他にも白砂糖の摂取は抵抗力の低下につながります。これはビタミンB1が不足がちになるからです。ビタミンB1が少なくなると、うつや疲労、めまい、貧血や頭痛といった様々な症状の原因となります。
白砂糖による精神的な被害——キレやすくなり思考力減退
白砂糖を取りすぎると、ショ糖を分解し、代謝するためにビタミンBグループを消費していきます。ビタミンBグループが欠乏状態になると疲れやすくなったり、肩がこったりしてしまいます。また脳細胞が正常な反応をできなくなってしまうとも言われています。
また白砂糖は、血中に取り込まれるのがとても 早く血糖値が急激に上昇します。そのためインスリンが大量に放出され低血糖を起こします。低血糖が続くと今度は血糖を上昇させようとして、アドレナリンが放出されます。アドレナリンは神経伝達物質で大量に出されると興奮状態となり、思考力の減退につながり短気になりやすくイライラが続くこととなります。
白砂糖の持つ恐ろしい中毒性
白砂糖は別名、白い麻薬とも呼ばれています。それはまずは化学物質であるということで、天然の物質ではないことから言われています。そしてその中毒性もかなり高く、麻薬と同じくらい、常習性があります。
白砂糖の中毒性には理由があります。甘いものを食べるとアルファー波やエンドルフィンといった脳内モルヒネが排出され、脳の快感中枢が刺激され幸せな気分になれます。脳はそれを記憶し、何度も欲するので中毒症状を起こすのです。また砂糖をとることによって大量のアドレナリンが出て興奮状態になり、その後血糖値が下がるとその状態がさめ、その上げ下げの激しさからシュガーブルーといわれる鬱状態にもなると言われています。体はその状態の急変についていけずに、心と体のバランスを崩してしまうのです。
代用品で白砂糖を回避してみては??
白砂糖の代用品は
白砂糖を急にやめようとしても甘いものはなかなかすぐには絶てないものですよね。そこで精製されていない糖類を代わりにとっていくことがおすすめです。まずは、蜂蜜です。ビタミンB1、B6をはじめとしてミネラルも多く含まれていて日常生活に取り入れるにはぴったりです。
次にメープルシロップです。蜂蜜の37倍のカルシウムが含まれているといわれていて、さらにはポリフェノールもたっぷりと美容の味方です。またてんさい糖もミネラルの宝庫ともよばれていて、料理に使うとコクや照りをだしてくれるのでおすすめです。
白砂糖をやめてよかったこと
最後に、白砂糖を断絶することを実践した人たちが実感した効果をお伝えします。
- イライラしたり、かっとなることが少なくなり気持ちが明るくなった。
- やる気と集中力が出てはつらつと色々なことに取り組めるようになった。
- 肌のトーンが明る くなり、美肌になった。
- 視力があがった、視界が広くクリアになった。
- 冷え性が治って、生理痛も軽くなった。
- 昼間眠たくならなくなった。体重が減った、身体が軽くなった。
- 花粉症が治った
- 肩こりが軽くなった。
身体の不調として一般的に言われていることや生活習慣や長い間の辛さとしてあきらめていたことが、白砂糖を断つことで解消できそうですね。
いかがだったでしょうか。すぐに全ての砂糖をやめるということは難しいとは思いますが現在自分 が抱えている身体の不調と照らし合わせて、当てはまることが多い方はそれを少しでも改善するために、砂糖を徐々にでいいから減らしていく、またなるべく取 らないように心がけるなどの対策をとってみるとよさそうですね。
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