歯医者さんで行うホームホワイトニングのジェルにもいくつか種類があります。ですので本日は、日本の歯医者さんで多く取り扱われている商品をご紹介致します。
歯医者さんで主に使われているホームホワイトニングジェル4つ
ナイトホワイトACP
アメリカを中心に多く出回っているホームホワイトニングジェルです。日本では過酸化尿素(歯を白くしていく成分)が10%以下のものしか認められてはいませんが、ナイトホワイトは10%16%22%の濃度の商品があり、個人輸入を行っている歯科医院やネットでは購入することも可能です。
海外では寝てる間に使用するが、日本人は使い方に注意。
ナイトホワイトと言う商品名の通り、夜、寝ている間にマウスピースにナイトホワイトジェルを入れて装着するというのがメーカー側からの正式な使用方法ではありますが、あくまで、欧米人向けの使用方法であり、日本人は欧米人に比べ、エナメル質(歯の一番外側の層)が薄いため、起きている間に2時間程度の使用が推奨されています。
ACPでホワイトニング時の歯の痛みを和らげる
ACPとはリン酸カルシウムという成分のことで、簡単に言うと歯の表面を強くコートするような成分です。この成分を配合することにより、強いホワイトニング成分を配合しながらも、知覚過敏(歯がしみる)症状などを起こしづらくしています。
ナイトホワイトは比較的、白くなるのが早く、効果を得やすい商品です。しかし、国産のメーカー商品に比べると、やはりホームホワイトニングジェルの成分の配合が欧米人の歯に合わせたものであるため、日本人の歯では効果が強すぎて、ACPを配合していても、やはり知覚過敏が起きてしまうことはあるようです。
費用はやや割高な印象
費用は、他の3種類に比べやや高いことが多いですが、海外から輸入されている為、歯科医院での仕入れ値は為替に左右されます。患者販売価格は、ホームホワイトニング10日分ほどどの量を5000円~7000円で販売している歯科医院が多いようです。
オパールエッセンスホワイトニングジェル
アメリカを中心に販売されているホワイトニングジェルです。オパールエッセンスにも10%15%20%35%と過酸化尿素の濃度の異なるジェルが販売されています。(日本での認可は10%まで)オパールエッセンスには、過酸化尿素とともに知覚過敏を抑制する成分として、硝酸カリウムとフッ素が配合されています。硝酸カリウムは、知覚過敏用の歯磨き粉などにも含まれている成分で、フッ素は、歯の表面を強化するような作用があります。
装着時間、費用ともに手を出しやすいホームホワイトニングジェル
オパールエッセンスは、歯科医院では2時間~4時間ほどの装着を推奨する歯科医院が多いようです。費用はナイトホワイトに比べるとやや安く、ジェルのシリンジの容量が少ないものや、1回使いきりの量のものも販売されている為、必要な分だけ購入したり、出先にホワイトニングジェルをもって行きたい場合などに便利です。オパールエッセンス、輸入商品の為、歯科医院での仕入れ値は為替に左右されます。患者販売価格は14日分で5000円程度で販売している歯科医院が多いです。
ティオンのホームホワイトニングジェル
こちらは日本のGCという会社から販売されているホームホワイトニングのジェルです。GCは一般の方は聞きなれない会社だと思いますが、歯科業界ではかなり大手の歯科材料メーカーですので安心感があります。
日本人に適したホームホワイトニングジェル
日本人の歯にあわせて作られた商品で、自然な白さが手に入れられるといわれています。過酸化尿素の濃度は10%で、強いものを使いたい方には少し物足りないかもしれません。海外製品に比べるとジェルがややゆるめで、少ない量でも歯面に良く伸びます。価格は他のものとほぼ変わりませんが、国内メーカの為為替による変動はありません。ジェルは14日分で5000円程度で販売している歯科医院が多いです。
松風 ハイライトシェードアップ
松風も昔から日本にある歯科材料メーカーで、ホームホワイトニングのジェルも販売しています。こちらも日本のメーカーなので過酸化尿素は10%までの配合です。
(大変申し訳ないのですが、私はこの商品を取り扱ったことがありません。知人にも使用したことのある人がいませんでした。松風はホワイトニングをあまり大々的に売り込んでいないので、使用している歯科医院が少ないようです。松風は歯科技工の材料などを得意としているようです。)
以上の4つがホームホワイトニングのジェルの代表的なものです。自分の要望や体質にあったものを選び美しい歯を手に入れて下さいね!
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