口呼吸が癖の人は要注意!虫歯や歯周病、アレルギーの原因に。
普段の呼吸は鼻から吸ってますか?口から吸ってますか?そんなこと、意識したことないなんていう声も聞こえそうですが、呼吸はとても大事なことなのです。
中国の医学(中医学)の気功など、気の流れをスムーズにすることも体を快調に保つ上で非常に重要なこととされています。
鼻呼吸と口呼吸どちらがいいの?
“鼻呼吸”と“口呼吸”どちらがいいかといえば、もちろん“鼻呼吸”です。
人間は本来鼻から息を吸うようにできています。口から直接呼吸すると、空気中のほこりやウィルスも一緒に取り入れてしまいます。のどから気管支、肺にウィルスがダイレクトに侵入してしまうのです!
風邪などが原因で鼻づまりになります。それをきっかけに、口呼吸してしまうと、風邪が悪化するばかりでなくアレルギー症状をひきおこしたり、口呼吸状態が長引くと口腔内にばい菌が入り、虫歯をひきおこす危険性もあるのです。
人に見られたくない鼻毛の存在価値
ふだんは恥ずかしい鼻毛ですが、実はお役目は重大!貴重な存在だったのです。
鼻で呼吸すれば、鼻毛が大活躍してくれて、ほこり・ばい菌をキャッチし肺などの気管支内に悪いものが直接侵入しないようにプロテクトしてくれます。
タバコを吸っている人など、すぐに鼻毛がのびてしまったり、ひとよりたくさん鼻毛が生えていたりします。また空気の悪い場所で四六時中作業をしている人なども鼻毛がたくさん生えてしまいます。その理由は、悪いものを吸っているから。鼻毛は“悪い空気から守るため“という自己防衛力なのかもしれません。
そもそも口呼吸はいつから身についたのでしょうか?
生まれたばかりの赤ちゃんは、鼻で呼吸しています。ひとは鼻づまりなどが原因で酸素が不十分なときに口を利用します。長期間、鼻づまりが続くと口をあけたまま生活したり、口呼吸がくせになってしまいますが、すべて生活の上で身についたことなのです。
”口呼吸くせ“セルフチェック
- いつも口が無意識に開いてしまう
- 口・のどがよく乾く
- よくいびきをかく
- よく鼻がつまる
- 口臭がきつい
- 寝起きにのどがカラカラにかわいている
- 口の中のネバネバが気になる
- 口を閉じると苦しい
- よく風邪をひく
- 虫歯になりやすい
- 前歯が出ている
5つ以上思い当たることがあれば、要注意!口呼吸は良いことがありません。今すぐ鼻呼吸を意識しましょう!
口呼吸と歯の汚れ
ワイン・コーヒー・カレーなどの色の濃いものを食べるとステインが付着して歯の色が黒っぽくなります。すぐに歯磨きすればそれを防げますが、口呼吸している場合、付着したまま乾いてしまい、とれにくくなるのです。家具でも何でも同じですね、汚したらすぐに拭きとらないと乾いて一層とれにくくなります。歯も同じです。
また乾燥で唾液の自浄洗浄力が弱まり、ますます汚れステインも付着しやすくなります。
口呼吸は歯周病の原因にも
口呼吸で乾燥した口腔内は、プラークが溜まりやすくなり歯周病の原因にもなります。また、睡眠時無呼吸症になりやすいともいわれているようです。口呼吸によって、舌が奥にあるため寝ているときも口呼吸し睡眠時無呼吸症をおこしやすくなるようです。
鼻呼吸にするにはどうしたらよいでしょうか?
- なるべく毎日鼻で呼吸することを意識する。
- 鼻が詰まっている場合は耳鼻科へ、ぜんそくなど呼吸器の病気を悪化させないようにする。
- 歯科医師に相談して就寝中のマウスピースをつくる。
普段から意識して鼻呼吸をすることはが重要です。口呼吸は百害あって一利なし。いつも口をぽかーんとあけた表情は異性にもてません。健康でしあわせな毎日をおくるためにも、気を付けたいことですね。
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