ホワイトニングで「痛みが起こる」と心配になったことはありませんか?誰でもホワイトニングをすると痛みが出てしまうのでしょうか??歯科医院でやるホワイトニング、自宅でやるホワイトニングで痛みに差があるの??などなど、ホワイトニングの痛みに関する悩みは尽きませんよね。
そこで、今回はホワイトニングの痛みに関する情報を徹底的にお伝え致します!ホワイトニングと痛みの関係性を正しく知って、輝く白い歯を手に入れましょう!
ホワイトニングで歯が痛むって本当なの??
ホワイトニングを行うと、歯が痛むという疑問についてですが、ここでは歯科医院で行う「ホワイトニング」前提で使用している薬剤も「過酸化尿素」「過酸化水素」前提でお伝え致します!
まず、歯科で行われているホワイトニングには主に3種類あります。
■オフィスホワイトニング
歯医者に通院して行うホワイトニングです。歯科医院で専用の機材を使い歯茎を保護しながら、ホワイトニング作用の強い「過酸化水素」(もしくは「過酸化水素」)が配合された専用の薬剤を歯面に塗布します。その後、紫外線や、赤外線、レーザーなどを照射し、薬剤の作用を高め、歯にホワイトニング剤を浸透させていきます。1回でも効果を実感できますが、色むらをなくす為にも2回以上の来院を進めている歯科医院が多いです。
■ホームホワイトニング
歯科医院で、専用のマウスピースを作り、ホワイトニング作用のある「過酸化尿素」が配合された専用の薬剤をマウスピースの中に入れて、歯に装着し、徐々にホワイトニング剤を歯に浸透させ、ホワイトニングしていきます。こちらは1日1回2時間~4時間のマウスピー数の装着を10日~14日ほど続けていきます。
■デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをあわせたものです。歯科医院でオフィスホワイトニングを受け、次の来院まで数日間自宅でホームホワイトニングを行います。それを1~2セット繰り返すことにより、より早く、より白くホワイトニングをすることができます。
どのホワイトニングでも、知覚過敏の危険性がある
上記に3つのホワイトニングの方法をお話しましたが、どのホワイトニングの方法にも共通して「知覚過敏」という副作用が起こる可能性があります。「知覚過敏」とは、聞いたことがある方も多いかもしれませんが、虫歯ではないのに歯がしみる症状のことです。
ホワイトニングによる、歯の痛みの原因のほとんどが知覚過敏
「ホワイトニングで歯が痛む」と言われるのは、この「知覚過敏」の症状であることがほとんどです。「知覚過敏」で歯がしみる症状は、重症になると何もしなくても歯がしみたり、痛く感じることがあります。
歯科医院でのホワイトニングで、「知覚過敏」の副作用がでやすい順
デュアルホワイトニング>オフィスホワイトニング>ホームホワイトニング
に、なります。これは、歯がどの程度の速さで白くなっていくかに反比例しています。つまり、歯を急いで白くしようとすればするほど、「知覚過敏」のリスクはあがります。
ホワイトニングで歯が痛むワケ
ホワイトニングの仕組み
そもそも、歯科で行われるホワイトニングと言うのは、歯の一番外側の層「エナメル質」にホワイトニング剤の成分である「過酸化水素」を浸透させ「エナメル質」を白く濁らせ、「エナメル質」の内側にある「象牙質」と言う層の色を見えないようにしているのです。「象牙質」は、人により異なりますが、その中に含まれるたんぱく質の量によって色が変化しています。たんぱく質の量が多いと、黄色くなり、加齢とともに「象牙質」のたんぱく質の量は増えていきます。
浸透しすぎた薬剤が象牙質に浸透して、痛む
ホワイトニングを急げば急ぐほど、強い薬剤を使用し、その浸透を高めることが必要になります。そうすると、どうしても浸透しすぎてしまった分が、歯の「エナメル質」を通り越し「象牙質」にまで浸透します。実は「エナメル質」には、痛みを伝える機能がありません。しかし、「象牙質」には、神経につながる細い管がたくさん通っている為、刺激を与えると、その刺激を神経にまで伝えてしまいます。そのため、ホワイトニング剤が象牙質まで浸透してしまうと、「知覚過敏」という、歯がしみたり痛む症状が出てきてしまうのです。
約半数の方がホワイトニングで歯の痛みを感じる
歯科で行われるホワイトニングではどの方法でも「知覚過敏」による歯の痛みが起きる可能性があります。ホームホワイトニングでは、痛みが出ることは少ないですが、オフィスホワイトニングでは半数程度の方が、「知覚過敏」の症状を訴えます。
ホワイトニングの痛みを防ぐ工夫を行っている医院も増えている
最近のホワイトニング剤では、この「知覚過敏」が起きにくいように、歯の質を強化したり、「知覚過敏」に効果のある薬効成分を含んだものが多くなっています。内容はメーカーによって異なるのですが、最近はどのメーカーも「知覚過敏」対策はしていることが多いです。
ホワイトニングで「歯が痛む」のを防ぐ方法として
- ホワイトニング期間中は「知覚過敏抑制」タイプの歯磨き粉を使う。
- 処置中にしみる症状が出た場合はすぐに使用を中断する。
- ゆっくりと歯を白くしていく。(ホームホワイトニングにする)
- 歯に刺激になるものを避ける(極端に冷たいもの、熱いもの)
- 体調の良いときに行う。(知覚過敏は体調やホルモンバランスにも左右される為)
以上のことに注意すれば、たいていの場合は、歯が痛くなるのは避けられると思います。
ですが、元から知覚過敏のある方は、ほとんどの場合でホワイトニングにより、その症状が悪化しますので、歯科医師とよく相談の上、ホワイトニングをされることをお勧めします。
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以上になります。今回の記事はアナタのお役に立つものでしたか?どくらぼは、毎日アナタのお役に立つ歯科情報をお届けしています。また今度も是非遊びに来て下さい!長い文章を最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。