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本日のテーマはこちらです。
知覚過敏の痛みと、それ以外の痛み(虫歯等)の違い
知覚過敏と虫歯は、キーンっとする痛みが非常に似ているため、勘違いされる方も多いです。中には、虫歯だと思って通院した所以上はなく、知覚過敏だと診断されたという方もいらっしゃいます。
今回は、そのような知覚過敏と虫歯の違いに迫っていきます
知覚過敏と虫歯の違いは、どこにある!?
そもそも知覚過敏とは!?
知覚過敏と虫歯の痛みの違いは似ているので、わかりにくいのですが、知覚過敏かどうかを判断する場合、まず歯の状態がどうなっているのかを目で確認します。 虫歯なら穴が空いていたり、歯が黒くなっていたりしますが、知覚過敏はそうではありません。一見、どこも悪くないようなことが多いです。ただ、歯と歯茎の境目がくさび状に削れていることがあります。
これをくさび状欠損というのですが、誤った歯磨きをされる方に見受けられます。これは長い間、強い力で歯磨きをしたことによって歯が削れた状態なのです。歯が削れているということは、固いエナメル質が削れているということですから、その分エナメル質が薄くなってしまったか、その下の象牙質が出てしまった状態になっているのです。
象牙質はエナメル質と比べると柔らかい組織で、しかも象牙細管と呼ばれている細い管がたくさん通っています。それでエナメル質が薄くなればなるほど、象牙質が表面にでてきて、その奥にある神経に刺激を与えてしまうのです。
この他にも、咬みあわせによって歯と歯茎の境目が欠けることもあります。こういった原因から、歯ブラシが当たるとキーンとした痛みが走ったり、また冷たいもので、痛みが起こったりします。これが知覚過敏なのです。
虫歯の痛みの特徴は、歯を叩くと響くような痛みがある
お口の状態は目で見るだけでなく、レントゲン写真をとることで、知覚過敏であるかどうかを確認します。虫歯ですと、ほとんどがレントゲンで確認できます。虫歯の部分が黒く写るからです。ですから虫歯でないと判断されたら、知覚過敏の可能性がでてきます。
虫歯の痛みは、冷たいものがしみる、甘いものがしみる、そして進行すると熱いものがしみるようになります。そして痛みもなかなか治まらない場合があります。そして歯を叩いてみると、響くような痛みを感じます。
知覚過敏の痛みはすぐに治まることが多く、歯を叩いても痛まない
知覚過敏も同様に冷たいものや、風が当たった時、歯ブラシが当たった時などに痛みが出ます。この痛みは人によりさまざまですが、すぐに治まることが多いです。また歯を叩いても痛みは感じません。 知覚過敏で、がまんできるくらいの痛みでしたら、なかなか歯医者さんへ行こうとは思わないのですが、放っておくと虫歯になる恐れもありますし、神経そのものが傷んでしまうこともあります。
まとめ:知覚過敏と虫歯の違いは「痛みが長引くか」「叩くと痛いか」
知覚過敏も虫歯も「痛い」とか「しみる」というのは何かがおかしいという事ですし、そのまま放っておくと、症状が悪化する恐れもあり、治療にも時間がかかることも考えられます。
また自己判断で知覚過敏だと思っていたら、虫歯だったり、その反対もありますので、早い段階で歯医者さんへ行って診察してもらうのが一番の解決方法なのです。歯のSOSサインを逃さずに、機会をみてしっかりと歯医者さんに診てもらうことをオススメ致します。
以上になります。今回の記事はアナタのお役に立つものでしたか?どくらぼは、毎日アナタのお役に立つ歯科情報をお届けしています。また今度も是非遊びに来て下さい!長い文章を最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。