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歯周病治療に、レーザー治療が効果的!?
あなたは歯周病治療に、レーザーを使った方法があることをご存知でしょうか? また、治療の際のメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?本日は、歯周病とレーザー治療をテーマにして、詳細をお届け致します!
歯周病とレーザー治療、2つの大きな繋がり
歯周病治療に、レーザーがどのように使われる??
歯周病治療でのレーザー治療の目的は、歯周組織(歯の周りの歯ぐきや骨)の再生を促す事にあります。歯周病の主な治療方法は、歯周ポケット内のクリーニングや歯石除去になりますが、歯周病が重度の場合には、歯ぐきを切開して、歯周病菌に感染した歯周組織を取り除く必要があります。この治療の変わりになるのがレーザー治療です。
レーザー治療では、歯と歯ぐきの間にレーザーを照射し、歯ぐきを切開せずに、歯周病菌を除去する事が出来ます。切開をする必要が無いので、痛みも少なく、もちろん縫合する必要もありません。術後の不快感や腫れも少なく、回復が早いと言われています。レーザーを照射した部位は、周囲の血液もすぐに固まるので、感染の危険性も少ないようです。
レーザーだと歯茎を切開せずに歯周病菌の除去ができる
レーザー治療はかなりの効果があるもの!?
効果があるかどうかですが、効果はあります。ただ、効果の程度については、個人差があるので一概には言えません。 歯周病治療は、歯科医院での施術以外にも、歯の清掃習慣や生活習慣など、患者さんが努力しなくてはならない点が多くあります。ですからレーザー治療は、いくつかある必要な治療項目のひとつ…と考えていただくのが良いでしょう。レーザー治療を行ったからといって、それだけで歯周病が治るわけではありません。
レーザーを行ったから必ず治るのではない。患者側の努力が不可欠です。
レーザー治療のメリット・デメリットが聞きたい!
レーザー治療のメリットはあります。前述のとおり、歯ぐきを切開・縫合する必要がなく、痛みが少ない治療法だという事です。またレーザーを用いる事で、切開手術では除去しきれない細かな部分の歯周病細菌も除去できると言われています。ですから、歯周病の状態によっては、通常の治療よりもレーザー治療の方が、効果を期待できる場合もあるでしょう。
デメリットは、治療費が高額になる点です。レーザー治療は、通常保険診療が効きません。保険外診療の場合、値段はそれぞれの歯科医院が決めて良い事になっていますので、値段は医院によってまちまちです。施術部位や範囲にもよりますが、20,000円〜70,000円程度になります。しかし、今後、レーザー治療でも保険が適用されるケースも出てくるようです。場合によっては、保険診療の金額で済む場合も出てくるかもしれませんので、歯周病治療が気になる場合には、一度かかりつけ歯科医に相談してみると良いと思います。
もう1点、デメリットでは無いですが、歯周病レーザー治療の経験が少ない歯科医院もまだまだ多いです。レーザー治療は安全な治療方法ではありますが、安心して施術を受けられるよう、施術前には詳しい説明をしっかり行ってくれる歯科医院を選びましょう。
レーザー治療は効果が期待できるが、費用がかかる。また、行っている医院自体がまだ少ない
歯周病治療とレーザーまとめ
- 歯茎の奥の歯周病菌を切開せずに除去できる
- 痛みが少なく、治りが早い
- 費用がかかり、導入している歯科医院が少ない
レーザー治療は、まだまだこれからの発展が見込める新しい治療法です。メリット・デメリット両方をしっかりと抑え、自分にあった治療法を検討してみてください。アナタにとって最適の治療法がみつかることを願っています。
以上になります。今回の記事はアナタのお役に立つものでしたか?どくらぼは、毎日アナタのお役に立つ歯科情報をお届けしています。また今度も是非遊びに来て下さい!長い文章を最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!