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虫歯の初期症状と見分け方と治療方法
虫歯の初期とは、そもそもどのような状態??
どういった治療を行い、自分で治す方法はある??
子供の初期の虫歯を見分けたいんだけど、方法ある??
など、「虫歯の初期」について、徹底的に網羅していきます! わかりやすく、見やすいライティングを心がけていきますので、是非お読み下さい。
虫歯の初期とは、どういった状態!?
虫歯の初期とは、歯が溶け始めている、その瞬間のこと
まず、一般に言う“虫歯”とは、菌に歯の組織を攻撃され溶けてしまったような状態のことです。 つまり、“初期の虫歯”(C0と呼んだりします。虫歯を英語でDental Caries:デンタルカリエスと呼ぶので、その“C”です)というのは、まだ溶け始めてまもない状態です。歯磨きをした後に鏡で確認すると、歯のきわ・つけねが白くなっていたり、噛み合わせがわずかに黒っぽくなっているように思えるかもしれません。この状態は、多くの場合初期の虫歯を見分けるポイントとして使われます。
虫歯の初期状態は、すぐに歯医者で削らないといけない!?
虫歯の初期状態は、すぐに歯医者さんで削らなければいけないのでしょうか? いいえ、必ずしもそうではありません。なぜなら、本当に初期の段階でわずかに白くなっているだけなら削らずに進行を抑えた方が効果的な場合があるからです。
しかし、歯と歯の間や、噛み合わせの虫歯は初期のように見えるだけで、実は内側で虫歯がかなり進んでいたという場合もあるので、気付いたときはできるだけ早く歯医者さんで確認してもらうようにしましょう。
実際に、歯医者さんに行くとどんな治療をする??経過観察?
初期の虫歯で歯医者さんに行った場合、まだ削る必要がなく、表面がわずかに白濁しているとか、ほんの少し溶けているという場合には、歯磨き指導と歯のお掃除で様子を見ることが多く、削ることはないため、痛みはありません。
虫歯かな〜と心配していたのに、歯のお掃除だけで何回も通うことになるのはなんだか意味がないような気がするかもしれません。しかし、ここで、しっかり菌を撃退して、これ以上虫歯が進まないような環境づくりをすることで、白濁や黒くなっている色は取れなくても、状態が良くなる可能性が高いです。
少しでも削らないといけない場合、虫歯の初期治療費や治療方法、痛みなどを教えます
せっかくの自分の歯ですから、削らずに残しておきたいですよね。ただ、もし少しでも削らなければいけないという時には、虫歯治療の費用がかかります。
【虫歯初期での治療の通院回数】
「最短一回」 虫歯の初期段階では、まだ神経に達しておらず、表面だけの処理になるので、短くて1度の通院ですみます。何度も通って型を取って・・というのはほとんどの場合神経に届いている歯に行ないます。
【治療費】
「保険適応:数千円以下」 「自由診療(保険適応ではない診療):数千円~数万円」 値段も治療内容によってそれぞれなので、一概に言うことはできませんが、保険の適応内で削ってその場で詰めて、という方法なら数千円の範囲内におさまることが多いでしょう。削らなくても、数回お掃除に通って治療を受けた場合は、数千円×通った回数になることもあります。
【痛みの有無】
「痛みはないと考えて良い。状態によっては、しみることも。」 歯医者さんで虫歯治療をする、と聞くと、「痛い」というイメージが先行しがちですが、初期の虫歯であれば、まだまだ神経に達していないので削っても痛みがない場合がほとんどです。でも、「少ししみるかな?」と思える程度でも、麻酔をお願いすれば痛みがない状態で、安心して治療を受けることができます。
その他の虫歯の初期治療・予防に関するまとめ
ネットやニュースで「削らずに虫歯の初期状態を治す」方法があると聞いたのですがどういう方法ですか??
虫歯の初期状態を削らないで治す方法があるということですが、実はまだまだ一般の歯医者さんでは承認されていませんし、器具が揃っていないところがほとんどです。
“オゾン”等の薬剤を使用して削らずに殺菌して治す方法が話題になっているようですが、歯科業界ではほとんど使用されていません。この方法は日本ではまだ医療機器としての認可が下りていないため、自費治療という取り扱いになります。つまり、歯医者さんが設定した料金になるので、自分で安く安全な治療をしてくれる歯医者さんを探すことになります。自費の治療で有名なのはインプラントかもしれません。虫歯治療でも最先端の治療を試してみたい!と思われる方は、そのような治療を行なっている歯医者さんを探してチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
例年虫歯などに関する新たな治療法のニュースが流れて、話題になっては消えていくことが多いです。### 虫歯を予防する方法は具体的にどんなものがある?
虫歯だからと言って、簡単には削りたくない!と思われる方がほとんどでしょう。虫歯には段階があり、わずかに白濁している程度の軽度の虫歯なら、削らずに様子を見ることがあります。ただ、放っておくことしかできないわけではなく、虫歯が進むのを防ぐことができます。
【まずは歯磨きがなによりも大切】 白濁している時は、歯が「もうあと少しで歯が溶けてしまいますよ〜」とアピールしています。ですから、まずは、飲食後に必ず歯磨きをしてあげることが大切です。
近年では食後30分たってからがベストなタイミングだと進める歯医者さんも増えてきています歯の表面に虫歯菌がいない状態を保つと、歯の再石灰化(唾液の力で歯が強くなること)が起こり、またもとの強さを取り戻します。
【フッ素・MIペーストも虫歯に効果的】
さらに、フッ素を塗ったり、MIペーストなど歯を強くさせる効果を持つものを歯の表面に塗布することも虫歯の進行予防に役立ちます。
【虫歯のリスクを判定することができる唾液検査(サリバテスト)】
専用のガムを噛み、唾液の量や細菌の数などを検査し、自分にあった方法で虫歯や歯周病を予防する方法もあります。
虫歯になりかけている歯を、何も改善もせずにそのまま放っておくと、ほぼ確実に虫歯が進んでいくと考えておいてください。“まだ削らずに予防できる虫歯”はありますが、 “放っておいて良い虫歯”はないのです。
虫歯治療・予防のまとめ
虫歯予防の方法はいくつか紹介しましたが、少しまとめておきましょう。自宅でできる虫歯予防には、こまめな歯磨き、フロスや歯間ブラシを使うことなどがあげられます。虫歯予防用のキシリトールガムを噛むこともできます。 さらに、お子さんは、定期的に歯医者さんでフッ素塗布を行なうことや、虫歯になりやすそうな噛み合わせ部分には、シーラントという蓋をしてしまうことができます。
大人でも子供でも虫歯の予防のために必要なことは、食べるもの飲むものに気をつけることです。いくら良い予防を歯医者さんでしてもらっていたり、自宅でフロスをしていても、一日 に何度も甘い炭酸飲料やチョコレートなどのお菓子を口にしていると、虫歯になる確率は高まります。特に虫歯になりそうな時は、そういった甘いお菓子や飲み 物を避けることが必要です。どうしてもという場合は、飲食後すぐに口をよくゆすいで軽く歯磨きをしましょう。
では、次の章は自分で見つける虫歯初期をお教え致します。
自分で防ぐ!虫歯初期の見分け方
大人と子供で、虫歯の状態や色は異なる!?
虫歯の初期状態を見分ける方法ですが、実は大人の歯と子供の歯で虫歯の状態や色は異なります。進む速度やできやすい場所も異なるので、お子さんの年齢によっても気をつける場所を分けてあげましょう。 また、虫歯の状態の見分け方の方法をお教えすることは出来ますが、どうしても限界はあります。素人目からみて虫歯ではないと判断しても、実は歯の中で虫歯が進行している場合もあります。大切なことは、家族でしっかりと虫歯予防を普段から行うことを忘れずにしてください。
子供の虫歯初期は、どんな特徴があるの!?
まず、子供の虫歯は大人の虫歯よりも早いスピードで進む傾向にあります。 ですから、乳児期から小学校を卒業するまでは、毎日お口の中を点検してあげるのが理想です。 また、子供の虫歯は、歯と歯の間によくできやすいということを覚えておきましょう。奥歯の噛み合わせばかり見てしまいがちですが、子供がゴシゴシ磨いた時に、磨き残しになりやすいのは歯と歯の間なのです。
虫歯と言えば「黒」は、大きな間違い!?
虫歯の見分け方ですが、実は、黒ではなく白が多いという点を覚えておきましょう。普通の歯の白さよりも、透明感のない白さで、よく見ると模様のように浮き出ています。
歯と歯の間の虫歯は子供さんだけの歯磨きでは防ぎにくいため、ご両親でフロスを毎日通してあげることが虫歯予防になります。さらに、私が歯医者さんでオススメしていたのは、かんたんなデンタルミラーを使うことです。デンタルミラーは、歯ブラシの柄の部分の先にブラシではなく小さな鏡が付いているものです。最近は薬局でも売っていますね。
地域の歯医者さんでも、頼むとプラスチックの物を安価で売ってくれる場合があります。特に小学校の検診などで、使い捨てのデンタルミラーを大量に購入している歯医者さんでは、薬局よりもはるかに安く提供してくれるので、一度聞いてみても良いかもしれません。少し明るい場所でお子さんのお口を照らしながら、ミラーで歯の裏やほっぺたに隠されている歯と歯の間の白濁を見つけてあげるようにしましょう。
自宅のケアだけでは虫歯を見つけることは非常に困難!定期的に歯医者さんで検診を受けることで早い内に虫歯を発見することも可能です。
大人の虫歯は、進行が遅く、黒い!
大人の虫歯は、子供よりも進行が遅く、見た目は黒くなるのが特徴です。大人の方は、噛み合わせと歯と歯の間が最も虫歯のできやすい箇所になります。 この場合もこまめに歯磨きとフロスを通すことや、定期的に歯医者さんで検診を受けることが要になります。
これは、大人でも子供でも言えることですが、食事だけでなく飲み物が虫歯のできやすさに大きく関わるということを覚えておきましょう。せっかく歯磨きをしてよくフロスを通した後でも、甘い炭酸飲料を一口でも飲んでしまうと、またあっという間に虫歯ができやすい環境が出来上がってしまうのです。
虫歯初期のまとめ
- 虫歯の初期は歯が溶け始めている状態
- 治療は削ることは少なく、経過観察もしくはクリーニングが多い
- 子供の虫歯初期は、歯と歯の間が白く濁ってくることが多い
- 大人は黒くなることが多い
- 大切なことは、定期的に(3~6ヶ月に一度)歯医者さんに行く習慣をつけること
虫歯は最初の痛くない段階で歯医者さんに行くのが一番早く簡単に終わるということも知っておいて頂きたい点です。神経を抜かないとどうしようもないくらい痛みがひどくなってから歯医者さんに来ると、消毒で何回も通わなければなりませんし、治療費も高くなります。何事も早め早めが肝心ですね。
虫歯初期症状のまとめは以上になります。 今回の記事はアナタのお役に立つものでしたか?どくらぼは、毎日アナタのお役に立つ歯科情報をお届けしています。また今度も是非遊びに来て下さい!長い文章を最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
最後に東京のオススメの歯医者さんをご紹介致します。
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