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赤ちゃんの歯が生えないのですが、これって大丈夫??
本日は大切な赤ちゃんの歯が中々生えなくて心配をされているアナタにお送りする内容になっております。小児歯科を専門としている歯科衛生士さんが優しく丁寧に解説してくれましたので、是非お読み下さい。
赤ちゃんの歯が中々生えない。これって病気ですか??
まずは、結論です。
「歯が生えてくるタイミングにはかなり差があるので大抵の場合は大丈夫!」
しかし、中には元々歯が無くて歯が生えてこないということもあります。この場合は歯並びに大きく影響することがあるので、歯医者さんでの検診が大切になります。
それでは、一つづつ解説していきます。
赤ちゃんにはそれぞれ、歯の生えるタイミングがある
周りの赤ちゃんにはしっかりと歯が生えてきているのに、自分の子どもだけ生えてこなくて不安という方もおられるかもしれません。
しかし、“赤ちゃん”つまり2歳前までは歯の生えるタイミングにかなり差があります。歯が生えるのが遅いから何かの病気とか成長が遅いというわけではありません。
さらに、最初はしっかり歯を使って食べるものなんて与えないですよね。歯茎でも食べられるような柔らかいものを食べて“咀嚼”の練習をしています。歯が生えていなくても離乳食はちゃんと食べられるので、危険なこともありません。身長や体重が子どもそれぞれの成長のペースに合わせて大きくなっていくように、歯が生えるペースも赤ちゃんのペースで生えていくので安心をしてくださいね。
ただ、一方でまったく歯が生えてこない場合は、少し心配したほうがいいかもしれません。次の章で解説していきます。
いくらたっても赤ちゃんの歯が生えてこない場合は、元々歯がないことも
いくらたっても全く歯が生える気配がないという場合は、もともと歯のもととなる卵のようなものがないこともあります。その場合も慌てずに、歯医者さんでレントゲン写真を撮ることで確認することができます。
万が一、歯がもともとなくて生えてこない場合は、歯並びが非常に悪くなってしまう可能性があります。歯がある場所とない場所とが出てきてしまい、傾いたり噛み合わせが悪くなったりしてしまうことがあるのです。そういった場合は、歯医者さんで早めに矯正しながら成長に合わせて歯並びを整え、歯がない部分はダミーの歯を入れてカバーすることができます。
ただ、元々歯がないというケースはほとんどないため、安心してくださいね。
ママが心配しすぎだとお子さんも歯医者さんが嫌いになってしまうことも・・・
子どもの歯が一部生えなかったからと言って、必ず大人の歯も生えないというわけではありません。しかも、歯が生えるのが遅いからと言って、歯がもともとないというケースはほとんどありません。多くは、生えるタイミングが少し遅めというだけで、なんの問題もなく乳歯がきちんと生え揃います。
歯があるかないかは気になるかもしれませんが、怖がる赤ちゃんを無理やりレントゲン室に入れて写真を撮ると、歯医者さんを嫌がるようになるかもしれません。それよりは、ある程度観察で様子を見て、じっくり待ってあげる方が赤ちゃんにとっても親にとっても負担が少ないと言えます。最終的に生えてこなかった時に歯医者さんで治療を受ければ良いので、とにかく長い目で赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。
赤ちゃんの歯には、小さな発見がたくさんあります
赤ちゃんがお口に指をよく入れる、またいろいろなものを噛んだり「ぶ〜」と音を出す場合には歯が生えようとして、歯茎がむずかゆいと感じていることが多いようです。
中々気が付かないかもしれませんが、小さなことでも確実にお子さんが大きくなっていく“しるし”があります。些細な事から、お子さんの歯が生えるしるしを探してみると、歯が生えるのが思っていたよりも遅くても安心できるかもしれませんね。
以上になります。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。