歯の痛みを薬で抑えたい!
歯の痛み、本当につらいですね。どうしてあんなに痛いんでしょう。
虫歯になると、虫歯菌に健康な細胞が破壊され傷ついてしまいます。そうすると体は「ここの細胞が傷ついてますよ!」「早く何とかしないと大変ですよ!」というアラームを脳に送り、対策をとるよう促します。その時送られた情報を脳は痛みとして認識するのです。
この仕組みに着目し、「痛い」と脳が認識するのを何らかの方法で阻害するのが痛み止めです。
歯医者さんで処方される痛み止め薬の種類
歯医者さんで処方される薬は
カロナール…解熱鎮痛剤ロキソニン、ボルタレン、ポンタール…消炎鎮痛剤
がよくみられます。
解熱鎮痛剤とは、脳に直接作用して痛みを感じにくくするお薬で、同時に脳の中枢に作用して熱を下げる働きをもっています。子供が熱を出したときに出される解熱剤がカロナールですよね。また、消炎鎮痛剤は、炎症や傷みの原因となる物質が作られないようにするお薬です。
妊娠中や授乳中の方、あるいは血液サラサラのお薬を飲んでいる方は、できるだけ痛み止めの服用を避けるか安全性の高い解熱鎮痛剤のカロナールを処方しています。
でも、歯医者さんに行く時間がないときは市販のお薬で抑えるしかありません。次に市販の薬をご紹介致します。
ドラッグ・ストアなどで買える歯の痛み止め薬
まず、歯にハッキリとした虫歯の穴が開いて痛むとき、虫歯に直接入れて使うお薬が市販されています。新今治水や正露丸などが有名で、中でも新今治水にはフェノールカンフルという成分が含まれています。これは、歯医者さんではCCという名で使われている成分で、痛みを抑える効果があります。正露丸にはクレオソートという成分が含まれていて、強い殺菌効果と鎮痛作用を持っています。
でも気を付けてください。
クレオソートは一時的にごく少量使うのは構いませんが、長時間入れたままにしていたりたくさん詰め込み過ぎて痛みが倍増することもありますよ。
ちなみに市販の痛み止めにもとても良いものがたくさんあります。
痛みが強いときは、ロキソニンSがオススメです。歯医者さんで出されるものと同様によく効きます。胃の弱い人にはイブプロフェン系(イブクイックなど)、さほど強い痛みでなければ副作用が少ないといわれているバファリンがよいでしょう。
ただし、こういった痛み止めはあくまでもその場しのぎにしかなりません。また、痛みの原因によっては効果がみられないこともありますから、まずはできるだけ早く歯医者さんを予約しましょうね。