痛くない虫歯治療というものは存在するのでしょうか??
こんにちは!どくらぼ編集部です! 本日は歯医者さんの痛みが苦手、でも虫歯が痛い・・・ と不安になり「痛くない虫歯治療」などというフレーズで検索してきたアナタのためにお送りする内容になっています。
アナタを安心させる内容になっていますので、どうぞお読み下さい。
痛くない虫歯治療を行う歯医者さんが増えてきた
虫歯にかかる可能性は、歯が生えてきた赤ちゃんの頃から始まります。口の中に歯があるうちは、虫歯にならないように絶えず注意していかなければなりません。 しかし、気をつけていてもいつの間にか虫歯ができていた、という事はよくあります。できてしまった虫歯は治さないかぎり進行し続けますが、痛い治療はできれば避けたいものです。最近では、痛くない虫歯治療をする歯医者さんも多くなってきました。
実際にどんな痛くない虫歯治療の方法があるの?
通常、虫歯を削る時は、キーンという機械音の器具で歯を削られますが、それ以外にレーザーで虫歯治療をする事ができるのです。レーザーというと、DVDやCD機器などを思い浮かべますが、歯科用の歯を削るレーザーは虫歯の部分だけを削る事ができるようになっています。
レーザーにも様々な種類があってそれぞれ用途が違うのですが、エルビウムヤグレーザーは歯の悪い部分だけを削る事ができる安全性の高いレーザーです。副作用がなく、妊婦や高血圧症の方、ペースメーカーを入れている方にも使用ができます。虫歯の部分だけを削る事ができるので健康な部分は残せますし、虫歯菌を取り除けるので再発しにくくなります。ほとんど無痛で麻酔もなく削れますし、いやな音や振動もないので特に子供や歯科恐怖症の方には有効な治療方法です。
保険が効きますので費用も数百円ですみます。しかし、小さくて浅い虫歯にしか使う事ができず(深い虫歯は難しいです)機械で削るより時間がかかりますし、使っている歯医者さんは限られてくるというデメリットもあります。
- レーザーは初期の虫歯には使える
- 導入している医院が少ない
スウェーデンで開発された痛くない虫歯治療のカリソルブ
薬を使う方法もあります。スウェーデンで開発されたカリソルブという薬なのですが、次亜塩素酸ナトリウムとアミノ酸で作られた薬を虫歯に塗って、専用の器具で掻き取る方法です。掻き取る時に痛みがほとんどなく、麻酔なしで虫歯の部分だけを取る事ができるので子供や麻酔が使えない方、嫌な音や振動もしないので歯科恐怖症の方などに有効な方法です。しかし、こちらも小さくて浅い虫歯にしか使えず、また虫歯を取り除くのに時間がかかる事がデメリットです。費用も自費となり一万円〜と高くなります。
- 小さく、浅い初期の虫歯にしか使えない
- 時間がかかる
- 費用が高い
- 導入している医院が少ない
エアーアブレーションという痛くない虫歯治療
エアーアブレーションという特殊な機械もあります。細かい酸化アルミナ粒子(歯磨き粉に入っている成分)を虫歯に吹きつけて取り除いていく方法です。痛みがなく、削り取る部分が比較的少量で済むため、健康な部分を多く残せます。音もスースーといった感じなので嫌な音がしません。やはり歯科恐怖症の方に有効な方法です。自費ではないため費用は特にかかりません。しかし、こちらも小さくて浅い虫歯にしか使えません。
- 削る歯を少なく出来る
- 保険対応
- 小さくて浅い虫歯のみ
- 導入している医院が少ない
痛くない虫歯の治療を受けるためには、痛くない麻酔を受けるという考え方も
痛くない虫歯治療は機械だけでなく、痛くない麻酔の仕方もあります。 例えば、麻酔の注射を打つ前に歯ぐきの表面に塗る麻酔を付けておく、麻酔液を暖める、電動の麻酔器を使ってゆっくり麻酔を入れていくなどです。
笑気というガスを吸って気分を和らげながら治療する方法もあります。安全性の高いガスなので、子供から大人まで使う事ができ、歯科恐怖症の方にも有効です。費用も保険適用で1000円ほどです。
一番の痛くない虫歯治療は虫歯にならないこと、早い段階で歯医者さんに診てもらうこと
このように痛くない虫歯治療の方法はいくつかありますが、小さく浅い虫歯に限る事が多いです。大きくなってしまった虫歯にはレーザーやカリソルブ、エアーアブレーションなどの器械は使えない事が多いのです。痛みが出ない初期虫歯のうちに治療すれば治療中も痛みが少なく、また通う回数も少なくて済みますし費用も抑える事ができます。虫歯かな?と思ったら、放っておかずに早いうちに歯医者さんで診てもらう方が、痛くない虫歯治療の最善の方法となります。
以上になります。普段からの予防と定期的な検診で健康で美しい歯を保ってくださいね!最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!