こんにちは!どくらぼ編集部でございます! 本日は、「虫歯を放置することで膿が出る」といったことを聞き、心配になり 「虫歯 放置 膿」などで検索をしたアナタにお送りする内容になっております。
虫歯を長年担当している歯科衛生士さんの監修の下、以下お送り致しますのでご安心してお読み下さい。
虫歯を放置すると膿は出てくるの??
今すぐに答えが欲しいというスマホでこの記事を閲覧している方向けの答えはこちらです
膿は出ます。歯の根元あたりの歯茎から白っぽいものが。この時は神経がやられてしまっているので、痛みがなくとも早急に歯医者さんに行く必要があります。以下はもっと情報が欲しい方向けに書いていきますので、ここでページを閉じて頂いても問題はありません。結論が変わりませんのでご安心下さい。
虫歯を放置したことによる膿は、歯にどんな影響を及ぼす??
まず、おさらいになりますが、虫歯を放置すると膿が出てきます。しかし、直接歯から膿が出てくるわけではありません。だいたい、歯の根元にあたる部分の歯茎から白っぽくどろっとした膿が出て来るのです。虫歯を放置したことで膿が出てきているということは、虫歯が歯の神経まで達してしまっているので、痛みが治まっていても必ず歯医者さんに行きましょう。
歯は表面は固くしっかりしているように見えますが、歯の内側には血管や神経がたくさん通っています。虫歯を放っておくということは、歯の神経に虫歯菌が侵入するのを許すということです。病院で「あなたの体の神経にまで菌が侵入しました」と言われたら、大パニックですよね。でも、それが歯になると、「じゃあ神経抜けばいいや〜」と軽い気持ちで済ましてしまう方は多いかもしれません。しかし実際には菌が神経に侵入して、さらに顎の骨や全身に影響があるということは覚えておきたいです
歯の神経に虫歯菌が入ると、神経はどうなる??
歯の神経に虫歯菌が入ると、神経は死に腐っていきます。すると歯の根っこの部分に膿が溜まっていきます。膿は出口を探して歯茎に出口を開けていきます。すると、歯茎から膿が出て来るのが私たちにも見えるというわけです。
この時点でかなり虫歯は進行しています。歯は顎の骨に埋まっているような状態なので、その骨に膿をどんどんと溜めていき菌は増殖を続ける可能性があります。菌はどんどん侵入を続けていきますので、最悪の場合、体の中に菌が入り込んで血管に血栓を作ったり脳などに炎症を起こしてしまう可能性も否定できません。
そのように、全身に影響が出て最悪の場合脳の炎症などで死に至った例もあります。膿が出てき始めたぐらいならまだそこまでの心配をする必要はありませんが、いち早く歯医者さんに行くことをオススメします。
また、虫歯菌が歯を浸食して歯が大きく欠けたように見えたり、もろくなって歯の色も茶色っぽい腐ったような色になります。それでも放置をし続けると最終的には顎の骨に菌が入りこみ、顔が大きく腫れることがあります。この場合は、とにかくすぐに病院に行って治療してもらいましょう。
膿が出てきた時の緊急の対処法
膿が出てきて不安なのに休日で病院が空いていない、もしくは仕事などで病院に行くことがどうしてもできない場合はどう対処すれば良いでしょうか?痛みがある場合は氷などで冷やし、膿はできるだけ飲み込まずに清潔なガーゼなどを当てて膿を拭き取るようにします。この場合、膿が出ている部分を何度もこすったりしないようにしましょう。そして、飲酒や長風呂、過度な運動などを避けることで、痛みが出にくくなります。もし痛みがないという場合でも、神経が死んでいるだけでばい菌はさらに体に侵入して来るかもしれませんので、できるだけ早く歯医者さんに行きましょう。
最後にまとめ
①歯茎から膿のようなものが出たら、放置せずすぐに歯医者へ ②放置してしまうと顎の骨や全身に菌が行くこともある ③痛くないから安心ではない。痛くないのは神経が死んでいるから ④応急処置は冷やすこと、そして運動などを避けること
以上になります。 お近くの歯医者さんやかかりつけの歯医者さんに行って見てもらって下さい。
最後に1つポイントです。 歯の神経は非常に細かい作業になりますので、治療にマイクロスコープという顕微鏡のようなものを導入している歯医者さんがオススメで再発のリスクなどを避けることができます