親知らずの抜歯の痛みを完全レポートすることに挑戦!
こんにちは!どくらぼ編集部です!実は、先日どくらぼ編集部の社員が親知らずを抜いてきたため、その様子を完全レポートし、本日お送り致します。これから親知らずを抜くぞ!というアナタの力になれば、幸いです。
では、社員の声をそのままに、レポート致します。
親知らずの抜歯の痛みは抜く前から不安でいっぱいだった
皆さん、初めまして。どくらぼ編集部の木村です。
今回抜いたのは、右下の親知らずです。もうずいぶん前から生えていたのですが、斜めに生えて歯ぐきが半分かぶっていたことから、何度も腫れたりひいたりを繰り返していました。そのたびにかかりつけの歯科医院で消毒処置を受け、「いつかは抜かないといけないですよ」と言われていたのですが、何となく怖いのでいつも先延ばしに・・・。
今回、日頃の疲れも重なって、強い痛みと腫れがでてきたので、意を決して抜くことにしました。炎症を抑える薬を処方されたので飲み、紹介状をもらって数日後、口腔外科を受診しました。
いざ・・親知らずの抜歯へ
抜歯を行いに行ったのは都内の大学病院の口腔外科です。難易度の高い抜歯などで紹介状をもった患者が集まっているようでした。親知らずの抜歯の痛みへの恐怖感が正直ありました。
・親知らず抜歯の手順①問診、口の中のチェック、レントゲン撮影
最初に担当の先生とこれまでの経緯を話し、口の中の診察とレントゲン撮影を行いました。口の中をみると、炎症が治まっているので、すぐに抜いてもよいとのこと。チちょうど診察も一人分空いていたので、当日そのまま抜いてもらうことにしました。
・親知らず抜歯の手順②お口の消毒・麻酔
口回りと粘膜の消毒を行い、歯ぐきに麻酔の注射をうってもらいました。麻酔自体は最初にチクっとするだけで、痛みはほとんどなかったです。この痛みの無さは、とても意外でした。注射に内心ビクビクしていただけに、ちょっと安心感がありました。しばらくすると、右下のあご付近がしびれが。
準備段階はここまで、いよいよ抜歯、その瞬間が近づいてきます。
親知らずの抜歯の痛み完全レポート。いざ、抜歯へ
親知らずの抜歯の痛み、いよいよと佳境です。抜歯にさしかかります。
・親知らず抜歯の手順③歯茎を切開
親知らずが歯ぐきで半分かぶっているので、メスで歯ぐきを切開するとのことでした。これには、正直手から汗が吹き出てしまいました。しかし、麻酔は効いていたので大丈夫かなという安心感もありました。実際切開するのは一瞬で、かつ麻酔が効いているので、切られた事も全然わからなかった程でした。
・親知らず抜歯の手順④歯を分割
親知らずが斜めに生えているので、分割が必要とのこと。タービンという歯を削る器具で、親知らずの頭の部分を分割されました。水を吸ってもらいながらチュイーンと歯が分割されていきます。痛みはないのですが、不安感がどうしても出て来てしまい、ドキドキし始めました・・(汗)
・親知らず抜歯の手順⑤抜歯
歯を分割してからすぐ、1つめの歯のかけらが取り出されました。残りは器具を骨と歯との間にひっかけて、先生がグイっと押していると出てきました。この間は痛みはないのですが、グイグイと顎に力がかかり、とにかく口を開けているのがちょっと大変でした。時間も一番長かった気がします。ちょうど自分の顎がテコの原理の支点の役割をしている状況です。グイグイっとくるだけにかなり不安があります。しかし、痛みはありませんでした。
・親知らず抜歯の手順⑥縫合、止血処置
抜歯が終わると、歯ぐきを切っているので3針ほど縫って、ガーゼをかんだまま20分ほど待ち、抜歯終了です。1週間後に、抜糸処置をかかりつけ歯科医院で行ってくださいとのことでした。(大学病院は自宅から遠いので)これで、止血や麻酔を待つ時間などを含めてトータルで1時間半くらいでした。率直な感想としては、ところどころ不安はあるものの、あまり痛みはないなというものでした。
親知らずの抜歯後に受けた注意事項
抜歯後、次のことに気をつけるようにドクターから説明を受けました。
- 当日強いうがいは避けること
- 当日は飲酒や激しい運動、長湯は避けること
- 処方された薬を指示通りに飲むこと
- もし血がでてくれば、ガーゼで圧迫すること
①は歯磨きの時に抜歯した部分を触ることや強いうがいは抜歯した部分の血の塊がとれてしまうためNG
②は運動や飲酒などは血行がよくなり、血の塊がとれるからNG
③は痛み止めや、炎症を抑えるクスリをしっかりと飲みうがい薬でうがいをすること
④は血が出てきた際は、ガーゼで圧迫すれば大丈夫。止まらなければ受診。
これらの注意はしっかりと守るようにしました。
親知らずの抜歯の痛み。~実際に抜歯後はどうだったのか~
抜歯後から1週間程度、痛み止めや炎症を抑える薬を飲みました。
当日から2〜3日は、痛み止めが切れる時間になるとジクジクと痛みだしましたね。でも、薬を飲むとスッっと痛みがひいたのでそれほど大変でもなかったです。腫れはおたふく風邪のようになるのかと思っていましたが、思ったより腫れませんでした。抜くときに骨をほとんど削らずにすんだので、比較的腫れが少なかったようです。
今となっては抜いて1ヶ月経ちますが、抜いた後の穴はまだ完全に塞がっていませんが、ほぼ問題なく食べたり歯磨きをしたりできています。半年たてば、ほぼ完全に穴が塞がるようです。
親知らずの抜歯の痛み、総まとめ
皆様、私の体験談に最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございます。
今回、ワタクシが体験した親知らずの抜歯は、斜めに生えているものの、わりと素直に抜けてくれたようで比較的楽にすみました。根が曲がっていたり、完全に横を向いていたりすると、もっと難易度が上がるようです。また、腫れたり治まったりと炎症を繰り返していると、骨と歯が固まってきて、さらに抜きにくくなると口腔外科の先生に教えてもらいました。抜くのが怖いのはわかりますが、抜かなければいけない歯は、後延ばしにするよりも、さっさと抜いた方が楽に抜けるそうです。
難易度の高い親知らずの抜歯は、外科手術が得意な歯科医院か、紹介状をもらって病院の口腔外科で行った方が良いようです。この体験談が参考になれば幸いです。
最後までありがとうございます。どくらぼ編集部、木村がお送り致しました