フリーワード

詳細条件

詳細条件を選ぶ

診療内容

サービス内容

歯医者 新着記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

歯周病専門医が名医とは限らない。プロに聞く正しい選び方。

2014年03月24日 11時33分
歯周病専門医という肩書きに惑わされていませんか?このページでは歯周病専門医にフォーカスし歯周病治療を行う上での良い歯医者・悪い歯医者の見極め方をお教え致します。

歯周病専門医が名医とは限らない。良い先生の選び方

皆さん、こんにちは!どくらぼ編集部でございます! 本日は【歯周病専門医】について触れていきたいと思います。

まずは、歯周病専門医というものを簡単にご紹介し、そこから歯周病治療を行ってもらう良い歯医者、悪い歯医者の選び方をお教え致します。それでは、どうぞ御覧ください。

歯周病専門医って??

A.日本歯周病学会が歯科医師に対して発行している資格ことを言います。この資格には、3段階あり「認定医」「歯周病専門医」「指導医」の3つがあります。

「認定医」 歯周病学会の定めた研修施設で3年間研修をし、基礎的な歯周治療の知識と技術を得た上で日本歯周病学会の認定医試験に合格した日本歯周病学会の会員のこと。

「歯周病専門医」 上記の“認定医取得後”歯周病学会の定める研修施設で2年間の研修を行い、専門的な歯周治療の知識と技術を身につけた上で、専門医試験に合格した日本歯周病学会員のこと。

「指導医」 上記の2つを有し、専門医取得後に7年間学会および地域での中心的な研修を行い、指導医試験に合格した歯周病専門医のことです。

しかし、忘れてはいけないことがあります。

「歯周病専門医、指導医」は肩書きにすぎない

日本歯周病学会は非常に大きな日本の組織ですし、専門医・指導医になられる方は「歯周病」に関してプロフェッショナルの方が非常に多いと思います。幾つもの症例を持ち、学会で発表し、学会での実績のある方が多いです。

しかし、「歯周病」に関する学会は日本に複数ありますし、学会に貢献したことと、アナタの歯周病を治す為に心の底から親身になってくれることはまったく別の 話です。ですから、「歯周病専門医・歯周病指導医」という肩書きだけで良い歯医者・悪い歯医者を決めることは間違えています。

では、歯周病治療の良い歯医者・悪い歯医者とはどのように選んでいけばいいのでしょうか??

「悪い歯医者」に主なフォーカスを置き、歯周病治療の歯医者の選び方について次の章でお伝え致します。

「歯周病専門医」を掲げていても、こんな先生がいたら気をつけて

歯周病治療においてわるい歯医者のポイントは主に3つ。

「すぐに歯を抜こうとする歯医者」

「ホームケアの方法を教えない歯医者」

「自費治療ばかり勧める歯医者」

この3つです。

まずは、絶対に良くない歯医者さんは「すぐに歯を抜こうとする歯医者」です。「歯周病専門医」の看板を掲げていたら、まずは安心でこんなことはないかと思いますが、万が一看板を掲げていてもちょっと疑問に思ったら抜歯はするべきではありません。

歯周病の治療で、抜歯は最後の最後の手段

歯周病の治療は、歯科医師・患者共に、時間のかかる根気のいる治療です。そして、中期〜末期の場合は、回復の可能性が極めて低い場合もあります。それゆえに、簡単に治療をして、保険の点数を稼ごうという歯医者さんも居ます。歯を失うという事を、簡単に考える人も居ますが、歯は身体の1部です。歯を失ってしまうと、身体のバランスが乱れたり、味覚を感じにくくなったり、噛む力が弱くなったりと、様々は弊害が出てきます。患者さんの事を一番に考えている歯医者さんは、すぐに歯を抜こうとはしません。

しかし、一方でどうしても抜かなければならない場合もあります。歯周病が末期で、回復が明らかに見込め無い場合、他の歯にまで影響を及ぼす可能性が強い場合です。その場合も、歯周病専門医や歯周病の指導医だとしても、きちんと説明の無い歯医者さんは、良くないですね。 

歯周病治療の主な処置場所は、アナタの自宅です

次に、「ホームケアの方法を教えない」歯科医院もオススメしません。歯周病治療で大切な事は、歯科医院での治療と、患者さんのホームケア(家での清掃習慣など)の双方からアプローチをする事です。虫歯と違って、患者さんの努力が無いと治らない病気なのです。ですから、歯科医師が一方的に処置をするだけで、 ホームケアの方法を教えない歯科医院は、歯周病を本気で治そうと思っていない可能性があります。また、ホームケアの方法は、歯科衛生士の方が専門的な場合もありますので、歯科医師が歯科衛生士に患者さんの指導を任せている事もあります。 

説明もなく自費ばかり進めて来る歯医者は問題外

最後に「自費治療ばかり勧める歯医者」です。歯周病専門医・歯周病指導医といえど、自費ばかりむやみやたらに 薦めてくる歯医者さんには注意して下さい。歯周病治療は、時間と根気のいる治療です。患者さん自身も「とにかく早く治したい」はずです。そんな患者さんの 弱みにつけこんで、自費治療ばかり勧める歯医者さんはオススメしません。

ずばり、歯医者にとってみたら、保険診療よりも、自費治療の方が儲かります。保険治療では決められた診療報酬しか得られないのに対し、自費治療は歯科医院ごと自由に金額を設定できるので、利益分が多くなる事が多いのです。自費治療は、最新の治療を選択出来たり、最善の治療計画を立てる事も出来るので、より良い治療をする為には、適している場合があります。自費治療と保険治療、両方の説明をしっかりとしてくれる歯医者さんを選ぶのが良いでしょう。

歯周病専門医という肩書きがあるから「良い歯医者」なのではない

よい歯医者さんとは、歯周病専門医・歯周病指導医という肩書きが素晴らしいのではなく患者さんの事を一番に考 え、より良い治療方法を提案し、親身になって治療を進めてくれる歯医者さんではないでしょうか。治療技術については、素人が見ただけではわかりませんし、 悪い歯医者さんかどうかの判断もできません。単純に痛かったから、悪い歯医者さんという訳でも無いと思います。どうしても痛みを伴ってしまう治療もあります。

もちろん、日本歯周病学会さんが認定している歯周病専門医・指導医は素晴らしい先生が多いことは間違いないです。しかし、盲目的に肩書きを信じこむことは非常に危険だということも知っておいていただきたいです。アナタにとっての「良い歯医者」とは肩書きだけではなく、アナタのことを考え、最良の治療方法を親身に考え、納得のいく治療方法を説明してくれる歯医者さんのことです。アナタにとって良い先生が見つかることを願っています。

以上でございます!最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

この記事を気に入ったらいいね!しよう

どくらぼの記事を毎日お届けします!

レポートのカテゴリ一覧

歯科専門ライターによる、歯に関する情報がいっぱい

最も見られているレポート

歯医者の達人

歯医者さんが本当に薦めたい治療は、保険が効かない。

歯医者さんが本当に薦めたい
治療は、保険が効かない

日本人だけが知らない予防歯科の正しい考え方

日本人だけが知らない
予防歯科の正しい考え方

歯科技術の進化がとまらない

歯科技術の進化が
とまらない

悪い歯医者に騙されてはいけない

悪い歯医者に
騙されてはいけない

緊急QA

  • 噛むと痛い
  • 歯が浮く
  • 歯がしみる
  • 親知らずが痛い
  • 歯が欠けた
  • 歯が抜けた
  • 口内炎を治したい
  • すぐに口臭を抑えたい
  • 歯がグラグラする
  • 詰め物、差し歯がとれた
  • 歯並びを治したい
  • 歯茎から血が出る
  • 歯を綺麗にする
  • 舌が痛い
  • 顎が痛い
  • 唇の様子がおかしい