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歯周病治療の流れと費用を知りたい方が知っておくべき7つのこと

2014年03月17日 12時15分
歯周病治療の流れと費用がこの記事を読めば、わかります!デンタルブログメディアどくらぼでは全国の歯科医師・歯科衛生士が歯にまつわる記事を投稿しているメディアです!

歯周病治療の流れと費用は、このさえ読めば完全網羅できる

皆さん、こんにちは!どくらぼ編集部でございます。

本日は【歯周病治療の流れ】について費用とともに解説致します!

歯周病は気になるものの、実際にどんな治療をどういう風に行うのか疑問がたくさんありますよね。今日は歯周病を専門としている歯科衛生士の方から伺った歯周病治療の流れと費用をお教え致します!

保険診療内で行う一般的な流れと金額を解説致しますが、金額や流れは個人の症状により変化がありますのであくまで目安だとお考え下さい

歯周病治療の流れ【問診と検査】が最初のキーワード

治療の流れ①問診・歯周病の検査(保険診療で1,000円程度)

まずは、レントゲンを撮影し歯を支える骨の状態の診察を行います。そして、歯周ポケットという歯茎と歯の間の溝の深さを調べます。この時に使用する道具はブローブと言い、歯と歯茎の溝が2mm以内だったら正常だと言うことが出来ます。

この検査は爪楊枝で歯茎をチクチクするような感触があります。

治療の流れ②回復不可能な歯の抜歯(1本あたり保険診療で3,000円〜4,000円程度)

歯周病がお口の中全体にわたって進行している場合には、最悪の場合抜歯を視野に入れて治療を行なわなければいけません。歯周病が末期まで進行し、回復不可能な歯が残っていると、回復可能な歯にまで悪い影響を及ぼす事があります。もちろん該当する歯が無い場合は無理に抜歯しませんので、この流れは飛ばします。

抜歯をしないに越したことはないので、まずはどうにかして抜歯をしないで歯周病治療をすることが可能な方法を探すことが大切です。

治療の流れ③プラークコントロール指導(保険診療で1,000円程度)

歯周病治療には、大きな柱が2つあります。1つは「歯科医院で行う治療」、もう1つは「自宅でできる治療」です。

1つ目の「歯科医院で行う治療」は歯石を機械や手作業で丁寧に除去し、クリーニングを行うことで、これは専門的な知識や道具が必要なため、歯科医院でしか行うことができない治療です。

もう1つの「自宅でできる治療」は口腔清掃の徹底、つまり「歯磨き」です。

なんだそんなことか、毎日やっているよ。と思われるかもしれませんがほとんどの日本人がしっかりとした歯磨きを行えていないのが今の日本の現状です。歯科医院での治療、自宅での治療、このどちらかが欠けても改善は見込めません。必ずプラークコントロール(清掃方法の指導)が必要不可欠です。これが無い歯科医院は、あまり信用できないと言っても良いでしょう。

治療の流れ④歯石の除去(保険診療で1回1,000〜1,500円程度)

専用の器械を使って、口の中全体に渡って歯石を除去します。主に目に見えるところの歯石を除去していきます。歯石の量によって、この行程にかかる回数が変わりますが、平均して2回程度です。歯石が歯を覆うくらいに大量に付着していると、歯の表面が外からの刺激に敏感になっており、痛みを伴う事があります。どうしても辛い時には、時間と回数はかかりますが、器械を使わず、手ですこしずつ除去していく方法もあります。

治療の流れ⑤ルートプレーニング(保険診療で1歯につき200円程度)

通常の歯石除去では取りきれない、歯周ポケット深くの歯石を除去したり、細菌に感染した組織を除去します。非常に時間のかかる処置で、一度にたくさんの歯の処置をする事が出来ません。ルートプレーニングが必要な歯が多ければ多いほど、時間もお金もかかります。1歯だけを行う状態の事は極めて少なく、たいてい5本以上は行います。

治療の流れ⑥歯周外科治療・歯周組織再生治療(保険診療で1回5,000円〜10.000円程度)

歯ぐきを切開して、感染した組織を取り除く処置をする方法、特殊な薬剤を用いる方法です。ただし、薬剤の種類などによっては、保険が適用されませんので、自費治療になります。

歯周病治療、これにて終了・・・。じゃない!?

最後は治療後の定期的なメインテナンス(保険診療で1回2,000円程度)

ここが、とても重要です。「歯周病には『完治』という言葉が無い」と言う歯科医師も多くいます。歯周病は目にみえない所で進行します。一度歯周病を経験していれば、お口の中は歯周病菌が繁殖しやすい状態になっています。一通りの治療が済んでも、半年〜1年に1回は定期的にメインテナンスを受けると良いですね。

最適な歯周病治療の流れを受けることができない日本の医療制度

以上が一般的な流れです。お口の中の状態は、その人その人によって異なりますので、流れに沿わない方も居るでしょう。保険診療内と保険診療外、どちらでも基本の流れは変わりません。しかし、保険診療では、保険のシステムに合わせ、治療の流れを進めなくてはなりません。

例えば、次の治療まで間を開けない方が、その人にとって最善でも、保険のシステム上、治療は来月に持ち越される事もあるのです。最善の方法で治療を進めるのには、保険診療外の方が適している場合もあります。保険診療外では保険上のルールは関係ありませんので、「歯周病の進行が少し心配だから、今月もう1回余分に歯ぐきの中を掃除しよう!」などという選択が可能になる…という事ですね。

金額について

保険診療外ですと、全て自費になりますので、高額になります。治療の流れに記載した目安の保険診療での金額の3倍〜4倍だと考えておくと良いでしょう。

歯周病治療の流れの中で一番大切なことは歯周病にならないこと

ここまで実際に私共も書いていて、「歯周病になりたくないな」と強く感じました。日々のちょっとした歯のケアを怠ったこと、半年に一度歯科に行くことを怠るだけでこんなに大変なことが起こるなんて想像すらできませんでした。毎日の歯磨き、そして半年に一回以上の定期的な歯科検診を是非習慣として取り入れて下さい!

以上でございます。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。どくらぼ編集部、内田がお送り致しました。それでは、またお会い致しましょう!

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