皆さんこんにちはどくらぼ編集部でございます。
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フィリピンの子供達の今今回は視点をフィリピンに飛ばしてご紹介致します。
フィリピンにいる現地ライターからの投稿でございます。
ここから先、少し衝撃的な画像がありますので、ご注意下さい
フィリピンの子供達の歯が、今こんなことになっている
こんにちは。フィリピンに移住して3年目になる2児の母です。
発展途上国という事で最初から戸惑いの毎日だったのですが、一番驚いたのは子供たちの笑顔。愛想がいい子が多く、にこにこと笑いかけてくれます。
「しかし、大きな明るい笑顔の中に歯が見えない」
乳歯が抜けているだけではなく、その周りの歯が黒い。一つ一つの歯が周囲から黒くなって虫歯で細くなっているのです。 こんな歯の状態の子供たちを見るのは初めてでした。しかも一人ではなく貧困層の子供たちの多くがこんな状態です。
フィリピンの子供達の歯の現状
就業中の子供の約96%が4本以上虫歯に悩まされていて、その内の30%は歯痛いで学校を休むほどだそうです。それもそのはず。フィリピンは砂糖消費量と清涼飲料水の消費量の両方で世界的に上位を占めているのです
・甘いモノが好き
どこの国の子供たちも同じですが、フィリピンの子供たちも例外ではなく甘いものが大好きです。フィリピンの家庭のおやつはお芋やお米に砂糖をまぶして蒸したり焼いたり。健康にもそれほど影響はなさそうなおやつが多いです。しかしその時の砂糖の量は尋常ではありません。フィリピンのお菓子はとにかく甘い。
フィリピン料理にもたっぷり砂糖が使われます。特に子供が大好きなフィリピンナポリタンは「料理なの?おやつなの?」と思ってしまう程の甘さなのです。大人の私には甘すぎて食べられませんでした
・やっぱり炭酸飲料
アメリカに占領されてから、フィリピンは急激にアメリカ化が進み炭酸飲料も例外ではありません。フィリピン製のコーラが出回っていて、露店でとても安く手に入ります。ほとんど水と変わらない値段なので、小さい子供が親に手を引かれてコーラやファンタを飲みながら歩く姿を良く目にします。暑い国なので冷たい清涼飲料水はおいしく感じますよね。ここフィリピンで気軽に売っている飲み物はチョコレートミルク、コーラ、果汁10%以下のジュースです。子供たちが飲み物を欲しいと思ったら、水以外は全て砂糖が入っていることになります。
こちらの写真はフィリピンの「サリサリストアー」子供達が気軽にお菓子をたくさん買うことの出来るお店が色々なところにあります。
フィリピンのこんなところにも子供の歯を蝕む原因が
スーパーで驚いたのは、ソーセージやハムに砂糖が入っている事。
砂糖なしのソーセージやハムは特別なお店でしか見られません。素材の悪さを隠すためや柔らかさを出すために砂糖は必要なのかもしれませんね。正直フィリピン料理で大人も子供も砂糖が入っていない料理や飲み物を口にする機会の方が少ないぐらいなのです。
砂糖は歯に良くないとは言いますが、フィリピンに来て顕著に感じました。食事は肉ばかりで野菜をほとんど取らず、甘いおやつを頻繁に食べてしまう事が子供の虫歯の原因である事は間違いなさそうです。
それは大人たちも例外ではありません。女性男性に関わらず歯がない大人が非常に多いのに驚きました。子供の笑顔を守るためにも、経済の発展と共に食育と歯科衛生環境の徹底を望みたいものです。
フィリピンの子供達の生活から今の日本の歯科医療が見えてくる
いかがだったでしょうか? あなたは良く耳にする国「フィリピン」の歯科の現状を今までご存知だったでしょうか?
フィリピンに比べ、日本の私達の歯科環境というものは非常に充実しています。 しかし、私達はそれに油断をし大切な歯をないがしろに扱ってはいないでしょうか?
経済的にも、医療制度的にも発展をしている日本人は自分のカラダを自分自身で守ることに対し、非常に鈍感になってしまったのかもしれません。
自分のカラダを守るのは自分しかいません。歯も同じです。
自分の歯を守るのは自分しかいません。
海外の歯科の現状を知り、自分の歯の認識を考えてみてはいかがでしょうか?