「温めVS冷やし」歯痛に効くのはどっち!?
こんにちは、ライターのオヒョイです!皆さんは、夜中に突然ズキズキと歯が痛み出したらどのような対応をしますか? 病院が開院するまでの時間をどうにか乗り切りたい時、患部を冷やす?温める??
どちらも良いような悪いような、迷いますよね。今回は、歯痛の時には冷やしたほうが良いのか、または温めたほうがよいのか最終結論を出したいと思います!突然の痛みにそなえて、是非参考にしてみてください。
歯痛には冷やす?温める?
はじめに
虫歯の進行は大きく分類すると、初期・中期・後期・末期の4段階に分かれています。ズキズキと夜も眠れない歯の痛みを感じるのは、一般的に後期からです。
この後期は、歯を覆っているエナメル質の下にある象牙質や歯髄(歯の神経)まで虫歯が達した状態です。歯髄まで細菌が感染してしまうと歯髄炎を引き起こします。この歯髄炎は、脈を打つようにズキズキと強い痛みを発し、何も手に付かない状態になってしまいます。
では、この痛みを少しでも抑えたい場合の対処をみていきましょう。
ズキズキ痛むのは、虫歯の後期!!歯痛には冷やしが効果的なんです!!
ズキズキと継続的な痛みに、患部を冷やすという行為は大変有効です。夜も眠れない継続的な痛みは歯髄炎の場合が多いです。歯髄炎とは虫歯菌により、歯髄に炎症が起きた状態です。
歯髄に炎症が起こり、歯の内部の圧が上昇すると圧の逃げ口が無いので、強い痛みを感じます。そこで患部を冷やすことにより、歯髄の炎症が抑えられ内部の圧力も低下し痛みが和らぎます。
ズキズキには、冷やしが効く
一番良い方法としては、冷たい水でタオルをぬらし、痛いほうの頬全体を冷やします。患部だけ冷やすよりも、全体を冷やしたほうが効果的です。また、それでも痛むときは氷を口に入れるとかなり効果があます。しかし、冷やし過ぎると血行不良や循環障害を起こす可能性もありますので、冷やし過ぎは気をつけてください。
冷やし過ぎは逆効果!
歯痛の時に温めるのは危険
ズキズキと継続的な痛みに、患部を温めるという行為はオススメできません。 患部を温めることにより、歯髄の血流が良くなるので炎症による歯の内部の圧が上昇してしまいます。 圧力が上昇すると、痛みも増すので患部の温めは避けましょう。お風呂やお酒も血流が良くなり、歯の神経が圧迫され痛みが増すので控えたほうがよいでしょう。
おわりに
いかがでしたか?夜中の歯痛、私も経験しましたがあれほど苦しいものは無いですよね。一人うずくまって、耐えしのぐ辛さは経験した人にしか分かりません。今回の情報で、少しでも痛みが和らぐことを願っています。
今回は、ズキズキと夜も眠れない痛み(歯髄による痛み)に対する対処方法をお伝えしました。冷やすほうが良いのは、かなり虫歯の進行が進んだ歯の場合です。
初期虫歯や知覚過敏、歯肉の痛みの場合は、冷やす行為が逆効果の事もありますので気をつけてください。応急処置後は必ず専門医の診察を受けましょう。